渦動破壊者 〜アーマードジム〜【とりあえず完】 作:PureFighter00
「スコンブよりネオファリアへー」
「こちらネオファリア、感度良好。どしたスコンブ?」
「野良で他フォースと【ゼダンの門】ミッションやってたら升ダイバー出ましたー。現在退避行動中ー」
「 で か し た !」
「Yeah!」
「ホストに連絡、支援アリに設定変更。VB2に向かわせる」
「了解、とりあえず暗礁に避難させます。僕のはガーカスなんで宜しくー」
「エマージェンシーコール。VB2は直ちに宇宙戦装備で出撃せよ。ミッションネーム【ゼダンの門】ルームナンバー4852。支援はオープンの筈だ。ボーナスミッションだぞお前ら!」
「こちらラムネ。VB2揃いました。アーマード1機にフルアーマーはどうしますか?」
「ブルーでいい。ブルー2機で後は任せる。現地にスコンブがいるからリンクしてくれ」
「よっちゃんとフェリクスはブルーバージョン。弾薬はRAP-多弾頭、リンク先はスコンブ。
桃さんはグリーンでディフェンスな!」
「スコンブ君元気ー?」
「なんとかー。盾だけ吹っ飛ばされましたー」
「RAPで先制する。敵位置送れる?」
「岩礁空域なんで早目にパターン開いて空域破壊オナシャス!」
「聞いたかー? 80kmぐらい先だからブレイク-500設定。岩ごと砕いて目隠しにする。打ち切ってからフォローアップで上がってくれ」
「了解! ……だけど、保ちますかね?」
「保ってくれないと俺の見せ場がない(苦笑) まぁ、直撃しなきゃ保つだろ」
「ヒロシ……なんでブレイクデカールなんか……」
「サキさんが頑張ろうって言うからじゃないですかね?」
「なんで? 何でダメなの?」
「諦めない事とか信じ抜く事とか頑張る事、鬱の人に一番ヤバい奴っすー」
「だって、それじゃあ……」
「ミッションクリアできねーっすよねー。クリアそんなに必要です? あ、砲撃来るからデカい岩礁の陰に隠れてねー」
「目標リンク完了。10秒間隔で4! 距離75448! -500でブレイク!」
「やっちゃってー」
「ヤー」
「情け無用Fire!」
「問答無用Fire!」
RAP弾……ロケットアシストプロジェクタイルという実在する砲弾である。「砲」から撃ち出された弾体がロケット推進で加速する。そして宇宙は真空なので、加速時間が長ければ長い程敵着弾時の破壊力が増す。
また、ブルーバージョンフルアーマージムの放つこの弾体はコンサートマスター機能による誘導が可能で、ただ直撃させてもムサイのエンジンぐらいは木っ端微塵に出来るが、インチキして来るチーター対策で目標到達直前に劣化ウラン弾芯を前方30度範囲にばら撒く。
「な、何だこりゃあ!」
フレシェットが周囲の岩塊ごと空間を破壊して行く。チート強化された機体への損傷は軽微だが、無数の弾芯は岩塊を易々と破壊して空間に満たす。
「なんでチーターって装甲とか砲撃力ばっか強化して、センサーや連携強化しないかねー? 桃さん参上! いっけぇ!」
まぁ、そんな事チマチマ考える奴はチーターにならない。
「あ、動き止まった」
「浮遊岩塊増え過ぎて処理落ちしたね……」
「ぅゎはははははは! たぁーのすぃーーっ!!(ガトリングで迫る岩塊ぶっ壊して幸せの絶頂中)」
プラモの性能をチートで高めても、端末の処理速度はブレイクデカールでは上がらない。つまりガンダムベースの業務用端末でも処理落ちするぐらいのオブジェクトを生成すると「プレイヤーは処理落ちでコントロールすら出来ない」(酷い)
「あ、止まった」
「桃さんナイス……安らかに眠れ……」
「動け! 動けよチーター!」
そして時が動き出す(システム側の物理演算が終わった)
ちゅどどどどどーん!
「あーあ、やっぱり……」
圧縮された時間の中で……処理落ち中に着弾した弾が猛烈に爆発する。いくら再生能力やら何やら積んでも、システムの処理能力によるラグや攻撃密度に耐える事など出来るわけもなく……そしてアーマードジムを駆るラムネ氏は無重力空間で見事な失意体前屈をキメるのであった orz
「コンピュータ制御だからね、仕方ないね」
渦さんは悪い大人の顔で呟くのであった。
気をつけて
サーバーはそんなに強くない(戒め)