渦動破壊者 〜アーマードジム〜【とりあえず完】 作:PureFighter00
【まだコタツ前】
「正直さ、今回のハッカー連中対サイバーテロ部隊に欲しくない?」
「ぶっちゃけますとスゲェ欲しい。実は公安当局も動いて身柄特定に動いてます」
「何したら動く予定?」
「被害届受理」
「よし、ここは勝った!」
「という事は?」
「口車で鳥の人……開発は抑えた」
「え? 被害届出させなかったの?」
「陸さんとの芝居の結果だよ。経産省と経団連が動いてるのに「大規模ハックされました」はどうかなーって」
「マジにやってんの!? アホですか!」
「アホはあいつらだよ。GAFAMに食い込むどころか一部降せる超ビッグテックだぞ。日本が半導体の基礎テクでかなり先進してるのは知ってるか?」
「信越シリコーンとかですか」
「あー、ありましたなそんなの」
「そりゃ型取り用のシリコンゴム屋だ。信越化学の方だよ」
「で、それが何か?」
「微細加工技術の全てに関係するが、シリコンウェハーの加工精度上げとかCPUやメモリの高レベル品生産効率が上がる。CPUの動作クロックってどう決まるか知ってるか?」
「え? マザーで設定?」
「実は一々テストして選別した結果で決まる。同じ様に作っても出来不出来があり、不出来な物は低クロック動作品として売るんだ。加工精度の向上は歩留まりを引き上げて高クロック品を増やしちゃう」
「なんか……俺またやらかしちゃいました?系の展開の様な……」
「完全なやらかしだよ。GPDの技術って人間の様に動ける小型機械の動作基盤であり、ちょいと時間かかるが製造に関わる凡ゆる部分で優越取れる謎テクだ」
「えっと……渦さんの方では産機に転用済んでるの?」
「ウチらの方では目が小型化出来てないんだ。一応実験室ベースのテストはしてるが、視線固定ってのがね」
「GPDじゃ目も小型化出来てるか……」
「デュエルシステムとしての作り込みが鋭くなってる。よーやったな感があったんだけど、更に面白い話があってだな……ウチの方のガンプラバトルシステムと、GPDやGBNってどうも同系のプログラムっぽいんだわ」
「なんで?」
「わかんね。機体評価システムの設計思想とか管理者コードが同一だった。これ今の開発も知らんみたいだから、基礎設計した奴退職したか、死んだかして引き継ぎ無く居なくなってんな」
「話を総合すると、渦さんみたいにこっち来た技術者が両方のシステム構築に参加した?」
「他人の空似って可能性も無いではないし、これがパラレルワールド特有の収斂進化みたいなのかもしれない。でもパスはどう見てもランダム文字列だから偶然にしては出来すぎてる」
「違いは無いんですか?」
「ウチのはアリスタユニットの影響だと思うが、思い入れがかなりシステムに影響与える。これを排したシステムがGPDで対戦競技としてテクニック寄りだねぇ」
「むむ、純粋競技化したかったのか。もしそんな奴が居たならば、ですが」
「アリスタ無しでデュエルしてぇぇえ!で転移かね。そう考えると相当の変態ぞ、こいつ」
「普通に工学系の知識あったら億万長者狙える世界なんだがな。なんでガンプラ動かしたり電脳世界ってまた別のパラレルワールド用意したんだか皆目見当がつかん。異星人かよ」
「ジムトラマンマジでありますかね?」
「要素盛りすぎだよぉ……」
木箱の上に据えられたモニターの中の中継ではリク君が光の羽根パタパタさせてました。
「よし、とりあえず覚悟決めて上動かしますか! しくじったら渦さん経産省プロジェクトで拾ってプリーズ」
「軽く流したけどあのパタパタなんね?」
「主人公秘奥義、愛の翼じゃね?」
まぁ、大体合ってる。