渦動破壊者 〜アーマードジム〜【とりあえず完】 作:PureFighter00
【初心者講習】
「我がフォースにようこそ。今日は挨拶がわりにフォースの特徴を説明しよう。
一般的なフォースでは、お強いパイロットがお強いから突出し、メンバーがそれぞれ敵を叩く。結果、お強いパイロットがお強いから金貯めてパーツ集めて強くなって、お強い方がお弱い皆に暖かい声をかけて励ますという寸法だが……
我がフォースでは、各人に隊の制服となるガンプラを提供する。フォースとしての正式参戦の時はこれ使うから操作に慣れといてな!」
「それは改造機ですか? 作ってみたいんですが……」
「よーしナイスプラモ魂(スピリッツ)! 手を動かしてなんぼだからな! ウチではZoomによる改造指南なんかもやってる。タミヤのプラ板3種盛りとデザインナイフを買おう!
ミネシマの油目もお勧めだ! ヨドで取り寄せ効くぞ!」
「エアブラシ必要ですか?」
「幹部はみんなスプレー缶だが?」
「タガネは……?」
「気持ちは分かるが機材はそんなに要らん。どんな機材使うかではなく、どんな仕上げするかに注目しよう!
と言うか、操作に慣れないウチから高機動機とか作ると振り回されるぞ!
参加初期は砲兵として戦って貰うから、武器だけ丁寧に作る様にしよう!」
「戦い方って、何か違うんですか?」
「ウチでは若い奴にトドメをキメさせる。砲兵主体なのもその為だ。ウチの機体にはみんな「コンサートマスター」って機能が組み込まれてる」
「何ですかそれ?」
「戦場にいる味方機体が収集した画像データを解析して三次元相対座標を管理するシステムだ。フルアーマーシステムの多目標ロックオン能力を統合して命中率を引き上げる」
「おー(よく分かっていない)」
「目標のスラスター配置からパイロットが次の瞬間回避で飛び出す方向を予測してな、その方向狙える機体に偏差射撃させるんだよ。マーカー出るから引き金だけ引けばいい」
「偏差射撃……?」
「大丈夫だ(にっこり) その内身体で覚えるから(爽やかな笑顔)」
【空戦機動講習】
「さて、諸君も砲兵としてミッション参加して気付き始めてると思うが……空飛んでるMSが砲撃食らって逃げるとする。その方向は?」
「機体前方斜め上であります、サー!」
「何故か分かるかね?」
「機体構造、推力配置の関係でその方向への推力が一番高くなりがちだからです!」
「つまりダッシュが効く方向という事だな。キミならどうする?」
「十分な高さから侵入し、対空攻撃に関しては頭を下げて推力方向を下げて重力加速度を加えます!」
「何故だね?」
「1.被弾面積が減ります。2.推力以上の加速が得られます。3.必中距離まで迅速に移動できます!」
「対空攻撃は恐れんのかね?」
「ケツを見せるな、腹は撃たれるな、目を逸らすは負け犬です!」
「何故弾を恐れない?」
「アーマーが我らの守り、速度は我らの味方、我らがライフルは彼方の敵を必ずや貫き、我らの旗は必ずや戦地に翻るからです!」
「宜しい。では今日から空さんの具体的空戦理論の受講を許可する。頑張ってくれよ!」
【対升特殊作戦群(表)】
「カモやねん(呆)」
「カモっスか」
「アホほど頑丈、その癖でかい。大体チーターは弱いからチートに手を出すのであって、プラモの性能上がっても操縦下手だから的にしかならん」
「はぁ」
「俺らがハエの様にたかってヘイト集めて、砲兵達に集中砲火させるだけの簡単なお仕事。大体チーターって徒党組まないだろ?」
「ソロ傾向は強いっスね」
「それで勝ちたきゃ内閣総辞職ビームでも撃てって話さ。中身が人である以上疲労はする。プラモが強けりゃ勝てるってほど『ゲーム』は単純じゃない」
【裏】
「内調のお友達はなんて?」
「黙秘です」
「特定済みか」
「黙秘だってゆーたでしょ!」
「イカ耳してたし。分かりやすく」
「僕は何も言ってませんからね!」
「でもリアルの職務上、私企業のものとは言え大規模ハッキングは気になるよねぇ?」
「黙秘です!」
「そこで何で耳動かしちゃうのかなぁ。そのアバター向いてなくないか」
「公安の方かなんかですか? どーしてそんな……」
「そいつはどーかな。ワシの事も洗ったんだろ。ご想像にお任せするわー」
(得体が知れないんだよなぁ……)
さて、対チーター編でも用意しますか。