ダンジョンにジェダイがいるのは間違っているだろうか   作:ふくよかな体型

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前回のあらすじ

・【黄昏の館】に到着

・副団長リヴェリア登場

・神ロキ衝撃の過去を聞いて疲れる

・アーク勧誘され入団を決意する

・アーク、ロキと共に団長室に向かう

初めて戦闘シーン書くぞぉ、期待しないで下さい。


第3話 首脳陣・勇者(フレイバー)との手合わせ

 ファミリアに入らんかと言う勧誘に乗った私は、神ロキと共にロキ・ファミリアの団長室に向かっている。  

 

 廊下を歩いている所だか、ロキに聞きたいことがあり呼び掛ける。

 

「ロキ様ちょっといいですか?」

 

「ええよ~、それとな、そんな様なんてつけなくていいで」

 

 ロキが此方に振り返り話を聞いてくれるのと同時に敬称を付けなくていいと言われた。

 

「ここのファミリアって首脳陣の方って何人いるんですか?」 

 

「ウチのファミリアはな、最古参の3人がおるんやそいつらが首脳陣をしておるんや、さっき会ったリヴェリアもその内の1人やで」

 

 ロキがファミリアの首脳陣の事を話してくれた。

 

 話しに夢中になっていたのか団長室に直ぐ着いた。

 

 、ロキの自室がある階から1つ下だったため降りてすぐだった。 

 

「邪魔すんでぇ~」

 

 ロキが団長室の扉をノックをせずに開けそのまま部屋の中に入ってたので、自分もついて中に入ると、中は執務の為の立派な机と椅子があり応接用のソファとテーブルとかも置いてあった。椅子に座り執務をしてた団長と思われる黄金色の頭髪に碧眼の幼い少年のような外見をした人から苦言を言われてるのが聞こえた。

 

「ロキ……普通はノックをしてから扉を開けるよね?」

 

「いやぁ、すまんすまん今度から気を付けるわ」

 

「全く……」

 

 ロキが注意を受けても全く反省しない様子に少年が呆れていたが、私に気づいたのか、こちらを見て

 

「所で、君は誰だい?」

 

「私はロキさんの勧誘で、ここのファミリアに入団する事になりましたので団長にご挨拶をと思いまして来ました」

 

「へぇ、ロキからの勧誘ね……」

 

 少年は私が、ロキから勧誘で来たということに、一瞬思案したが、すぐに挨拶をしてきた。

 

「すまない、自己紹介がまだだったね僕の名はフィン、フィン・ディムナだよ。 種族は小人族(パルゥム)で、二つ名は【勇者(ブレイバー)】ロキ・ファミリアの団長をしている者だよ」

 

「自分はアーク・ウィンドウと言います。 種族はヒューマンです。 アークで構いません」

 

「そうか、じゃあアーク僕の事もフィンでいいよ」

 

「分かりました。 フィンさん」

 

 お互いに自己紹介をしていると神ロキがすまなさそうに

 

「あ~、せっかく親交を深めてる所を邪魔したくなかったけど、フィン今からここにリヴェリアとガレスを呼んできてくれへん?」

 

「リヴェリアとガレスを? 分かった今連れてくるよ」

 

 フィンさんはすぐに立ち上がり部屋から出ていった。

 

 出ていった後、ロキと私は対面するようにソファに座り呼びに行ってる間にロキに提案をした。

 

「ロキさん、ここに入団するに当たって首脳陣の3人には私の前世の事を話した方がいいでしょうか?」

 

「そうやなぁ、流石にこれは話した方がええな3人にはウチも一緒に話すで」

 

 ロキと話しをしていると扉が開きフィンさんを先頭に先ほどホールの方で会ったリヴェリアさんと、口まわりに髭を生やし、小柄ながらも屈強な肉体をしたドワーフの人が入ってきた。

 

「ロキ連れてきたよ」

 

「フィンに呼ばれてきたのだが、アークもいたのか」

 

「話しは聞いとったが、まだ小さい子供じゃないか」

 

 フィンさんは2人を連れてくると空いてるソファに座り、リヴェリアさんは此方を見たので、軽く会釈をして最後のドワーフの人に挨拶をするために立ち上がり近づいた。

 

「初めまして私の名前はアーク・ウィンドウと言います。 アークと呼んでください」

 

「ほぉ、なかなか礼儀正しい子じゃないか、儂の名はガレス・ランドロックで二つ名は【重傑(エルガルム)】 見ての通りドワーフだ、こいつらとは腐れ縁で、ファミリアの立ち上げの時から一緒だ、ガレスでいいよろしくなアーク」

 

「はい、よろしくお願いいたします」

 

 私とガレスさんは握手をして、皆がソファに座るとロキが本題を切り出した。

 

「実はなぁ、このアークをウチのにファミリアに入れる事にしたんや」

 

 ロキが話すとリヴェリアさんとガレスさんは、非常に驚きロキに詰め寄った。

 

「アークの事を誘拐してないと言ったが、まさかファミリアに入れようとするなんてどう言うことだ」

 

「そうじゃまだこの子は小さいではないか」

 

 ロキは詰め寄られてあたふたしているので代わりに説明をした。

 

「広場に座っているとロキから話しかけられてここに来て、ロキの部屋で話し合いをして、ロキファミリアに入る事になりました」

 

 説明をしたからなのか2人は落ち着きを取り戻してソファに座った。

 

 その時フィンさんが、ロキに質問をした。

 

「ロキ、さっきアークの事を勧誘したと言ったよね何か彼には事情があるのかい?」

 

 フィンさんの問いに、私とロキはお互いを見て頷きロキが真面目な表情をしたのを見たのか、3人は此方を見たので私から話し始めた。

 

「実は私は…………」

 

 ロキに言った事をそのまま3人に話した。

 

 最初は、嘘だと思ったらしくフィンさん達はロキに何度も確認を取ったが全てが本当だと分かると物凄く疲れた様子だった。

 

 暫くして、落ち着いた3人だが

 

「なるほどね……前世の記憶を持ち、ジェダイとかそう言う未知な物は他の神々に取って格好の獲物だからか、確かにそういった事情だと入団した方か良さそうだ」

 

「そういうことか、外交官として、何度も王族と会って挨拶をしているから癖になっていたのか…………」

 

「まさかこういった事があるとはのぉ」

 

 呆然としてた。 まぁ普通はないことだからな……  

 

 するとフィンさんからあることを聞かれた。

 

「君の事はアークさんと呼んだ方がいいかな?」

 

「そうじゃのう、リヴェリアならともかく実質的に儂とフィン以上の年上だからのぉ」

 

 フィンさんからさん付けで呼んだ方が言いかと言われガレスさんも同調していた。

 

 まぁ確かに前世とか含めるとフィンさんとガレスさんを越える年を取っているからそう考えたみたいだけど私は気にしていないからフィンさんに、

 

「いえ、私の事は先ほどまでの様に呼び捨てで構いません」

 

 私がそう言うと、フィンさんとガレスさんは

 

「じゃあ僕の事もフィンと呼び捨てでいいよ」

 

「わしも呼び捨てでかまわんぞ」

 

「分かりました。 フィン、ガレス」

 

 フィンとガレスと話しているとリヴェリアさんから

 

「前の世界では、マスターと呼ばれる師匠が何人もいたのだな、その中の1人に作法とか学んだのか?」

 

「ええ、マスターの内の1人が貴族出身だったので、礼儀作法とか色々と」

 

 その1人と言うのがかの有名なドゥークー伯爵なのだか…… するとフィンから

 

「君はそのジェダイという組織の中でも最強と言われた内の1人だったんだよね?」

 

「ええまぁ回りの皆に言われてましたから」

 

 あの時、マスターヨーダと義父であるマスター・ウィンドウと並ぶ存在と言われてたからなぁと考えていると、

 

 フィンから突然

 

「アーク、君の実力を見てみたい今から手合わせを願いしたい」

 

「手合わせですか?」

 

 驚いた。

 

 突然手合わせをしたいと言われたからだ。

 

 するとリヴェリアさんが

 

「フィン何を言うのだ!! 彼は前世で最強のジェダイと言われていたが、この世界では、体は子供でそれに恩恵(ファルナ)を刻んでいないんだぞ!!」

 

「まぁ確かに普通は恩恵(ファルナ)を刻まれていない人は、恩恵(ファルナ)を刻まれた冒険者には勝てないけどね、でもね…………」

 

 リヴェリアさんが怒ったがフィンさんが、異常に震える指を回りに見せながら

 

「さっきから彼と戦かうイメージをした途端僕の親指が異常に疼くんだ、今まで自分よりも強いモンスターと戦う時に指は疼くけどもこれ程までに疼くことは無かったんだよ、だから実際にやってみて確かめたいんだよ」

 

 なるほど……自分も今の実力を確かめたいし、丁度いいか

 

「分かりました。 やりましょう」

 

 承諾するとリヴェリアさんが、此方を心配そうに見て

 

「大丈夫なのか?」

 

「はい、大丈夫ですよ」

 

 リヴェリアさんに安心させるように言うと、ほっとした顔をしてた。 

 

 それからここにいる全員で中庭に、向かいそこで、フィンと一対一の手合わせをする事となった。

 

 中庭に向かう途中廊下を歩いていたのだが、他の団員達に見られて、ひそひそと何か言ってた。

 

『あれ? ロキ様とフィンさんとリヴェリアさんとガレスさんだ。それに見慣れない小さい子供も一緒にいる』

 

『もしかして新しく入る子なのかな』

 

『いやいやあんな小さい子供がかい? 無いだろう、それにしても何処に行くんだ?』

 

『ねえこの先って、確か中庭だよね?』

 

『本当だ、まさか本当に入団試験?』

 

 何を言われてるか分からないがかなり見られているな…… 

 

 見られながらも歩いていると中庭に付いたので、私とフィンが向かい合い、ロキとリヴェリアさんが邪魔にならない所に立ちガレスが立会人に立ち、フィンは槍を構え、私はライトセーバーを持ちスイッチを押して緑色の光刃が出る。

 

 フィン達は、少し驚いていた。

 

「話しは聞いてたけどそれが君達ジェダイの武器、ライトセーバーなんだね」

 

「ええ、ジェダイを象徴する武器でもあるため誇りを持っています」

 

 フィンと少し話し、私は一番最初に学んだフォームで、シャイ=チョーの構えを取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今僕は、槍を構えながら先ほど会ったばかりのアークと対峙を向き合っている。

 

 アークがライトセーバーと呼んでいる金属で出来た柄腰に吊り下げていたのを持つと何かを押した途端に柄の先端から緑色に光る刃が出てきた。

 

 話しは聞いてたけど、凄い武器だな…………

 

 彼が構えを取ったので此方も集中をして見た瞬間突然目の前に彼が現れて、驚いていると、振り下ろしてきたので、慌てながらも防ごうと槍を合わせるが光刃が触れた瞬間、鉄で出来てる筈の槍が真っ二つになった。

 

 驚きで硬直してると、いつの間にか背後に回って首筋に先ほどの光刃を、当たる寸前で止めていた。

 

 僕の負けだな…………両手を上げ降参をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フィンが手を上げて降参したので、ライトセーバーをしまうとフィンから

 

「やはり君は強いね負けたよ」

 

「ありがとうございます」

 

 フィンと握手をしているとガレスが

 

恩恵(ファルナ)を刻んとらんのに、フィンに勝ちよったか凄いじゃないかお主」

 

 称賛されたので頭を軽く下げると

 

「フィン、実力も分かったことだしアークを正式に入団させるで~ええな」

 

 ロキがフィンに聞いてきたので

 

「あぁ分かっているよもちろん歓迎するよ」

 

 フィンに入団の許可が降りてほっとしてると

 

「アーク今度は儂と手合わせせんか、ロキから恩恵を刻んだ後でいいぞ」

 

「いいですよ」

 

 ガレスから後で手合わせを申し込まれたので、返答をしてるとリヴェリアさんから

 

「アーク、入団したからにはダンジョンとかの知識を覚えて貰うぞ、ロキに恩恵(ファルナ)を刻んで貰ったら後で私と勉強をするぞ」

 

「よろしくお願いいたします」

 

 ダンジョンについて勉強をすると言われ、頭を下げているとロキに

 

「よ~し、じゃあアークそろそろ恩恵(ファルナ)刻むためにウチの自室に行こうか」

 

 こう言われたので、ロキと一緒に部屋に向かった。




知らないとはいえ台本形式となっていました。

これから気を付けます。

原作前での出来事余り分からない・・・

何とか頑張ります。

戦闘シーンと言う割にはあっさりしてしまいました。

まだまだ勉強が足りない~

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