拙い文ですが温かい目で読んであげてください
とある小さな島の船着き場で一人の幼い男の子が友人たちに見送られていた
「…ホントに行っちゃうんだな、ジェラール」
「うん。ごめん、武蔵、長門、大和…。もう一緒にサッカーできない。」
ジェラールと呼ばれた少年は泣きながら友人たちに謝っていた。
「しょうがないよ。それに、きっとまた会えるよ。約束しただろ、ジジイになるまでサッカー続けるって…。」
そっと手を握る武蔵
「なんなら、毎年お金貯めて会いに行くよ。えっと…「ふあんす」だっけ?長門知ってるよ。こんっな長いパンの所。昨日テレビで見たもん。テレビの人は飛行機でひとっ飛びで行ってたよ。」
両手を手を広げ、励ますように笑う長門
「「ぐあんす」に行っでも、元気でねッ…。おでがみ、毎日がぐがらッ!」
泣きすぎて呂律が滅茶苦茶な大和
「泣くなよぉ、最後は笑って「さよなら」って言うって…やく、そ…くじただろ」
大和につられて武蔵が、3人につられて長門までもが泣きわめいてしまう。
ギャン泣き状態の子供たちを見て周りの大人たちがオロオロする中、4人を優しく抱き寄せる少女がいた。
「ほらほら、みんな落ち着きなさい。クリストフさんが困っちゃうでしょ。それに、武蔵と大和は男の子なんだから、泣いてばかりじゃ強くなれないぞ~。」
「泣いてないもん!汗だもん!…榛姉は寂しくないの?」
「ううん。すっごく寂しい。でもね、それ以上に信じているわ。「きっとまた会える」ってね。
みんな、こんなにも仲良しなんだからまた一緒にサッカーできるよ!
だから、今は少しだけ我慢しよ?」
ジェラールが3人に向って小指を突き出す
「指切り、しよ。約束、「またみんなでサッカーしよう」」
「「「…うん!」」」
海の向こうにだって、思いは届く。
強く願えば、希望は叶う。
だから、サッカーさえ続けていればまたアイツに会える。
そう、信じていた。
信じて、いたのに…。
空の向こうには、思いはきっと届かない。
どんなに強く願っても、自然の理は覆せない。
サッカーを続けて、またアイツ(ジェラール)と出会えたとしても…。
そこにアイツ(大和)がいないなら、何の意味もないじゃないか…。
もう、分からない。俺は
友達のアイツらと一緒にやるからサッカーが好きだったのか?
それとも、サッカーが好きなアイツらだから友達だったのか?
榛姉、アンタならこんなにもみっともなく悩むことは無かったんだろう。
アンタはいつも答えを持っていて、それを俺たちに示してくれた。
みっともない弟に、何か言いたい事があるなら、そっちで大和の奴が何か言ってるなら…化けてもいいから聞かせに来てくれよ…。
ご一読いただきありがとうございます。
今回は本作の主人公、獅子王(ししおう)武蔵(むさし)君の回想と独白のような形で書かせて頂きました。
イナズマイレブンの2次創作とありますが、その実態は「イナズマイレブンの世界観を使った何か」です。
なので我らが教祖、円堂守は多分出ません。豪炎寺や鬼道も出す予定は今のところありません。吹雪は…似たような設定の子が来るかもしれません。
そして実は…、今後の展開はあまり考えておりません。
何か新しい趣味を作りたくて、片手間にちょろっとやるくらいのテンションで作ってみました。
なので、不定期の投稿になると思います。