名前:八重崎 晴翔 (やえざき はると)
愛称:やっくん、ザッキー、晴兄
年齢:19歳
身長:180cm
体重:83㎏
好きな物:ケツとタッパのデカい女
嫌いな物:面倒なこと
8月某日 八重崎家にて
男は受話器を握り、楽しそうに話している。
彼の名は八重崎義人。長門、大和の保護者だ。
「ほー、サンライトビーチか!
いいじゃねぇか!行ってこい!
ん?俺はちょっと無理だな、仕事入れちまってる。
…成程。そういうことなら…ちょっと待ってろ。」
男は電話を保留にすると
「晴翔!!ちょっと来い」
晴翔なる人物を呼び出した。おそらく息子だろう。
「んだよ、親父。
人が心地よく寝てたってのに。」
「お前、明日どこか行く予定あるか?」
「は?いや、別にないけど…。何だよ、急に」
「そりゃいい。お前、明日ちょっと2人に付き合え。」
「…もっと分かりやすく言ってくれねぇかな。
何の話だ?どうしてそうなる?」
義人は晴翔に簡潔にことの経緯を説明する
「嫌だね。盆くらいゆっくりさせてくれ。」
「…お前、ひでぇ兄ちゃんだなぁ」
「言ってろ。」
足早に部屋に戻ろうとするが…
「晴兄、長門といっしょ、いや?」
と長門が晴翔の袖を掴む。
その横で大和が上目遣いで見つめてくる。
「………。なんだよ、俺が悪いみてえじゃねぇか…。
…しょうがねえな、ったく。」
頭を掻きながら、晴翔が折れる。
「親父、ハルに言っといてくれ。
明日、「ガキ共を連れてそっち行く」って」
「ふっ、そういうと思ったぜ…」
(嘘こけクソ親父…)
晴翔の後ろでは長門が大和とハイタッチしている。
「あいつ、悪い女になるなぁ」と義人は思った。
翌日
約束通り2人を連れて獅子王宅に向かって歩く。
「いいか2人とも、10分前行動は鉄則だ。
俺は人を待つのは嫌いだが、人を待たせんのはもっと嫌いだ。
だから常に早めに動いている。
ま、俺の信条なんざどうでもいいが…、「10分前行動」の心構えだけは持っとけ。
将来の為にな。」
「(「しんじょう」ってなんだろう?)分かった!」
「(眠たい)ふぁ〜い」
晴翔が小難しい話をしながら幼い妹と弟を引率する。
晴翔は4年ほど前から全寮制の高専に通っており、実家とは離れて暮らしていた。当初、2人が生まれたことすら知らなかった晴翔は「いつの間にか家族増えとる」と困惑した。
故に、2人とは殆ど話したことがなく、正直どう接すればいいのか分からなかった。
(そろそろ着く頃だな。
集合14分前…。少し早く来すぎちまったかな。まあ家の前で少し待って10分前にインターホンでいいか。)
と考えていると。
獅子王家の前で一台の車が停まっていた。
「みなサン、おはよございマス!
おや、あなたがハルトさんでしょうカ?
ドーモ、クリストフ・マルティネスです!
お二人にはジェラールがお世話なってるマス!」
「(こいつやるなぁ、もう来てやがったか)
どうも、クリストフさん。
俺は晴翔。八重崎晴翔です。
愚妹、愚弟共々お世話になってるようで。」
クリストフは少し、困惑した表情を浮かべ…
「ルナちゃん、「グマイ」、「グテイ」とはなんデスカ?」
「ええっと…」
と、何やらヒソヒソ話している。
それにしても、少し見ないうちに榛名は随分と大きくなっていた。
「よぉ、大きくなったか?「舞姫」さん?」
「その呼び方は止めてください‼︎」
榛名の怒声が朝焼けの空に木霊する。
かなりうるさい。
(地雷踏んじまったかな)
晴翔は少しだけ「発言には気をつけよう」と思った。
今回は八重崎家視点で書いてみました。
今回初登場となった晴翔君は長門、大和とかな〜り歳が離れた兄ちゃんです。その差なんと15歳。2人が可愛くて仕方ない晴翔ですが、「歳の差がありすぎて適切な距離感がよく分からない」ツンデレ兄ちゃんです。てぇてぇですね。
今回は今までと視点が違うので特に読み辛いかも…。ただ、長門と大和は少しややこしい設定があるのでここで少し匂わせしたかったのです。
タグにオリ技やらオリ展開やらチートやら色々入れましたが、それらが本格的に現れるのはこの過去編が終わったあとになります。
それまでもってくれよ、俺の妄想力…!
それではまた、次のお話で