コードギアスー紅の騎士ー   作:飛鳥-asuca-

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TURN 3 協力者

「サカってる所申し訳ないが今後はどうするんだ、ルルーシュ?」

 

 ルルーシュによる一世一代の愛の告白が終わった束の間、C.C.とスザク、ジェレミアが蜃気楼の近く──ルルーシュとカレンの下に来ていた。一部始終を見ていたのだろうか、ジェレミアが騒ぎ出す。

 

「ルルーシュ様、遂に身を固められるとは……!このジェレミア・ゴッドバルド、感激の極み!そして紅月……いや、これからはカレン様とお呼びすべきであろう。本当にお祝い申し上げ」

 

「ま、待った!カレン様はやめなさい。なんか、あんたに言われると気持ちが悪い」

 

「しかし……!」

 

「カレンがそう言ってるんだ、やめてやれ」

 

「ルルーシュ様がそう仰るならば、控えましょう」

 

「本当におめでとう。ルルーシュ、カレン」

 

「スザク、お前まで……」

 

「友人の恋バナは男でも楽しいものさ。さて、この話は一旦これで終わりだ。ルルーシュ、次はどうする?」

 

 ルルーシュは軽く思案した。ブリタニア国外での協力は必須レベル。更にはブリタニア内部にも協力者が必要だと考えているからだ。普通に考えればそんな都合よく協力者など居るはずがない。

 しかし、この場にはラウンズと元純血派がいた。

 

「ジェレミア」

 

「はっ。なんなりと御命令を」

 

「旧純血派を集める事は可能か?」

 

 ジェレミアは唸る。自らがかつて率いた一派、純血派について。

 純血派の次席であったキューエルは既にこの世にいないと聞いているし、よく慕ってくれた副官であったヴィレッタは、黒の騎士団に捕縛されたもののゼロが黒の騎士団を追放された時に逃げおおせたコーネリアについて行ったのを確認した。その他のメンバーも今や何人生き残っているか、今現在どこに所属しているのか定かではない。

 しかし、ジェレミアは主君の期待を裏切る事はできない。そうあってはならない、と彼は考える。

 

「不可能ではありません。例え1人しか集まらなくとも、このジェレミア・ゴッドバルド、その任を果たしてみせます」

 

「助かる。次に、スザク」

 

「僕に何か出来ることがあるのかい?」

 

「キャメロットの連中を引き込めるか?」

 

「うん、多分いけるよ。いい人達だし、何より本質的には技術屋だから」

 

 スザクがそう言うと、連絡を取る為にその場を離れ、5分くらい経った後に戻ってきた

 

「……全て話したのか?」

 

「あぁ、変に隠し事をしても信頼関係が崩れるだけだし、何よりこの件については最早意味を成さないだろう?」

 

「耳が痛い話だな」

 

「どう言うことだい?」

 

「いやな、俺が最初から身分を明かしていれば、自分で育てた組織に裏切られることも無かったんじゃないかと思ってな」

 

 ルルーシュの言葉にカレンが反応する。

 

「そうかもしれないわね。だとしても、自分達の組織を拡大してくれた恩人に対する仕打ちではないと思うけど」  

 

「……」

 

「ルルーシュらしくない、今更後悔したってどうしようもないじゃないか」

 

「……それもそうだな」

 

「おいスザク、あれが迎えか?」

 

 C.C.が指差した方向に遠目にだが戦艦が見えた。

 

「思ってたよりも早い。さすがセシルさんだ」

 

 遠目に見えた戦艦──アヴァロンはルルーシュ達の前に着陸し、中から白衣で眼鏡をかけた飄々たした男(ロイド)が出てきた。

 

「これはこれはルルーシュ皇帝陛下、どうぞ中へ。そっちのサザーランドと黒いKMFも積んで大丈夫ですかな?」

 

「蜃気楼は問題ない。カレン、頼めるか?」

 

「大丈夫よ。すぐ済ませる」

 

「サザーランドの方はどうする、ジェレミア?」

 

「積まなくて結構です。ルルーシュ様、私はこれよりかつての同志を見つける為に別行動を取らせて頂きます」

 

「分かった。成功を祈る」

 

「感謝の極み……!」

 

 

 ルルーシュとスザク、C.C.はアヴァロンへと乗り込み、先に蜃気楼を積み込んだカレンと合流してブリーフィングルームへと向かった。

 

「こちらへどうぞ陛下〜あと今、セシルが既製品の軽食を持ってきてますので」

 

「ロイドさん、それってセシルさんの手料理ではないですよね……?」

 

「当たり前じゃないか……」

 

「?助かる。だが、どうしたものか……」

 

「ラウンズも、何人がこちら側に付いてくれるか……」

 

「ラウンズも問題ですけど、一番はエリアの総督である皇族の賛同数ですね。あ、軽食をお持ちしました。何日も食べていらっしゃらないと伺ったので多めに持ってきましたよ」

 

 そう言ってセシルが運んできた皿には温められたのであろうラザニアが乗っていた。

 

「あぁ、ありがとう」

 

 ルルーシュは感謝こそ述べたものの、それに手を付けようとはせず一人の世界に籠っていた。彼らしいといえばそれまでだが、その様子を本気で心配する人もいるのだ。

 

「ルルーシュ」

 

「どうした、カレうごぁ?!」

 

「少しは食べなさい。貴方ただでさえ体細いんだからちゃんと……」

 

「まt、カレン……!あふい!」

 

 カレンはルルーシュの口の中に熱々のラザニアを突っ込んでいた。その様子を見てC.C.とロイド、スザクは笑い転げ、セシルは困惑した。

 つまるところ、誰もカレンをとめなかったのである

 

「え?あ!ゴメン!ルルーシュ!!口の中、火傷とかしてない…?

 

「かろうじて大丈夫だ…」

 

「プッククク…ルルーシュ、とても滑稽な姿だったぞ?そう、カメラがあればそれに映像を収めたくなる程度にはな」

 

「この場にカメラが無かったことを神に感謝するよ…」

 

スザクもひとしきり笑った後に、不意に話題を変えた。

 

「しかし、ルルーシュがいない中黒の騎士団はどう動くんだろうね?扇?って人がゼロの死亡宣言をしていたけど」

 

「馬鹿が…。ゼロは記号でしかないのだから、変わり種を用意すれば良いものを…」

 

「無理もないさ、扇にとってゼロ=ルルーシュという固定観念が生まれてしまったのだからな」

 

「まぁ、これからは星刻を中心に…」

 

そこでルルーシュの言葉が止まり、カレンを困惑させた

 

「どうしたの、ルルーシュ?」

 

「星刻だ…奴は今中華にいた筈。扇達に先んじて連絡を取れば、協力者になるかもしれない」

「だとすると…カレン、ついてきてくれ」

 

「え?分かったわ」

 

ルルーシュは一人で話を完結させて、カレンを連れて行ってしまった。

 

「行っちゃったねぇ」

 

「そうですねぇ」

 

「ラザニア食べちゃおっか。C.C.、君も食べるだろ?」

 

「ふん、私はピザ専門なんだが…はむ。うむ…美味いな!坊やの分を残す義理はないな!」

 

「ははは…流石に可哀想だから取り分けて置くよ」

 

ルルーシュとカレンが戻ってくるまでの間、4人はラザニアを片手に談笑に耽っていたのであった。

 

 

 




更新が週末になったのは大体ロスストが楽しかった所以です。
ただ、主人公の設定がカレンを食ってる気がするんですよね…そういう意味では同じオリジナル主人公であるロスカラのライは好みのキャラです。
今作品では出ませんが。
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