愛と呪いは紙一重   作:ランハナカマキリ

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生徒会は買い物に行く①

「わーーい!!生徒会みんなでお買い物だぁ〜!!」

 

(・・・どうしてこうなった。)

 

休日の某大型ショッピングモールにて、生徒会全員が集結していた。どうしてこうなったのかは2日前の放課後に遡る。

 

 

2日前

 

「交流会?野球かサッカーでもやればいいのでは?」

 

「あ、良いですね!!スポーツでお互いの距離間を縮めましょう!!!」

 

「いや、そういうやつじゃないんだ。」

 

(やばいィィ!!このままでは俺の運動音痴が四宮だけでなく向こうの学校にも知れ渡ってしまう!!もしそうなれば・・・)

 

『あら会長、運動音痴だったのですね・・・お可愛いこと。』

 

(ダメだぁぁぁぁぁぁ!!!絶対言われる・・・何としても止めなくては!!)

 

「えぇ〜」

 

「冗談ですよ。確かフランスにある姉妹校との交流会ですよね?ポロでもやりますか。」

 

ポロとは馬に乗って行う団体球技の一種。世界で最も古い歴史をもつ競技の一つである。ちなみにあの有名なポロシャツはポロの選手が着ていたシャツだ。覚えておこう。

 

「あれはイギリス発祥のスポーツだろう・・・」

 

「イギリスもフランスも同じものでは?ヨーロッパ欧州の国々だし。大差ないでしょう。」

 

「いいえ?イギリスとフランスは大きく違いが見られるものですよ。公用語や文化にはかなりの相違点が見られます。」

 

「俺は英語とフランス語だったら、英語を選びますけどね〜大体の映画は英語が基本じゃないですか。」

 

「・・・家入は何か恨みでもあるのか?」

 

「イギリス及びフランス軍に喧嘩売られました。まぁその後叩きのめしましたけど。」

 

「あはは!面白い冗談ですね〜あっ、何ならコスプレ大会なんてどうでしょう!!」

 

「「「「コスプレ?」」」」

 

「はい!!日本はコスプレ大国、なのでコスプレして迎え入れましょう!!!」

 

「流石に醜態晒すのは・・・」

 

「え〜そもそもコスプレって言っても最近じゃそこまでガチじゃないのも多いですよ?ナース服とか婦警さんのコスプレとかは普通に仕事で来ている物ですし〜」

 

「何故看護服や警察衣装と言わなかったのかは見逃すが、俺達なら学ランやブレザーでもコスプレになるだろ。」

 

「はぁーこれだから会長は〜そういうと思って助っ人も呼んどきましたよ!!!」

 

バンッと大きな音で扉を開ける藤原、そして入ってくる助っ人・・・黎人には見覚えのある人物だった。

 

「3年の子安つばめです!!おっ、黎人くんおひさ〜」

 

「どうも、つばめ先輩。」

 

「えっ!?家入くんつばめ先輩と知り合いなんですか!!?」

 

「うん!映画の趣味が偶然同じでね!!」

 

「えぇ、この人ホラー映画苦手なのにホラー映画好きって面白くないですか?」

 

事実である。つばめは黎人が勧めたホラー映画6本のうち6本を途中でリタイアしたのだ。ちなみに黎人は特級呪霊に睨まれるよりはマシ、と言って笑いながら観ている。

 

「も〜怖いから好きなんだよ。ジョーズは怖いけどキャビアはスキヤキみたいな。」

 

(キャビアはスキヤキ・・・キャビアはチョウザメの卵、スキヤキは好きととっていいかな。そしてジョーズは歴史に名を残すサメ映画。"サメ映画は怖いけどチョウザメのキャビアは好き"って理解で多分OK。)

 

「まぁ分かりますーーーなんだよ石上?」

 

「お前ぇ〜あの日誓い合った友情は嘘だったのかぁ〜?」

 

石上、完全に友人だと思っていた人物が実はリア充だったことに怨霊と化していた。

 

「はっ、ばか言うな。もし仮にそうだとしても、友情と恋情は別物だよ、優?」

 

「うわーーーお前ホストになったら直ぐに天下取れそうだな・・・」

 

「ふふっ、悪くはないな。」

 

 

 

白銀ら生徒会メンバーがコスプレに興じていた頃、黎人は頭の思考を巡らせていた。誰に衣装借りるか、実際彼の周りにはコスプレに近い格好をした人が多い。京都の加茂憲紀や庵歌姫、究極メカ丸、こっちじゃ虎杖の兄の壊相、パンダ、そして・・・

 

「・・・知り合いにセンターマンの格好してる芸人がいるんだけど、衣装借りたい人いる?」

 

「センターマンとは?」

 

「左半身はタイツ、右半身は全裸の変態的格好です。ちなみにその人は現時点で何度も警察のお世話になってます。」

 

「「「「却下!!!」」」」

 

というわけでコスプレ用の小道具とパーティー会場で必要となる物を買いに出かけることになった。

 

 

 

ーーーオマケーーー

 

「そういや家入、さっきの話は冗談なんだよな?」

 

「・・・冗談ですよ、半分。」

 

「いやそれでも気になるが!?」

 

 

 

 

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