愛と呪いは紙一重   作:ランハナカマキリ

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家入黎人/四宮かぐやは対話する

休日、黎人の姿は四宮邸にあった。

 

中庭で椅子に座るかぐやと後ろに控える早坂。そして目の前に座る黎人。ティーカップを手にしながら、かぐやから本題に入った。

 

「・・・で、話とは何ですか?」

 

「昨日お前の兄に雇われた呪詛師が俺を殺しに来た。」

 

あの後、例の呪詛師の口を割らせ、誰が雇い主かを聞き出すことに成功した。雇い主は四宮黄光、かぐやの兄にあたる・・・ハゲだ。

 

「あら・・・それは大変でしたね。」

 

「はっ、絶対に心から思ってないだろ。この恋煩悩ヒス女。」

 

「あらせっかく人が親切にしてあげたのに。この包帯ヤニカス男。」

 

「「 」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

((コイツ、どうしてくれようか。))

 

重苦しい雰囲気の中、早坂が間に入った。

 

「家入様、今の発言は聞き逃せませんよ?」

 

(やっっっっっべぇぇぇぇぇ!!!!!生黎人生黎人生黎人生黎人生家入黎人だぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!)

 

意外!!

早坂愛、心の中では大絶叫しながらうちわを振り回しさながらアイドルオタクのような熱狂を叫んでいた。

この女、かつて家入黎人に間接的に命を救われ、さらに彼のことを調べる過程で彼の限界オタクとなっていた。

 

「早坂、その必要はないわ。」

 

「その通り、そして勘違いするなよ。俺にとっては街中で声かけられたレベルのハプニングだ。」

 

「・・・分かりました。」

(くっーーーーーーカッコよ。)

 

「連中にとってはどうやら俺は目の上のたんこぶらしい、もし仮にお前の派閥に特級術師が入れば相手にとっては大騒ぎだろうしな。ま、四宮なんか興味ねぇけど。」

 

「では、どうしますか?」

 

「簡単だ。これ以上俺の邪魔しないようにアイツらに灸をすえる。それと並行して、呪物の捜索。あともう一つ特級案件があるけどそれは自分で対処する。」

 

「成る程・・・ところで学校で私は貴方と噂になってるんですけど。」

 

事実、火のないところに煙は立たないと言うがその火をつけたバカな命知らずがいるらしい。もうそいつはバカをできないようにしたが、まだ火は燻っているらしい。

 

とりあえず、『俺は四宮家に一切興味がない』ことだけは確定だ。誰が好き好んでこんなドSポンポコリンのポンポコラー女と付き合わないといけないんだよ。

 

「安心しろまな板には興味ねぇーーーあっぶな。」

 

目にも止まらぬ手刀。

俺でなきゃ見逃しちゃうね。

 

ちなみに俺の趣味は『年上のお姉さん』だ。

 

「あら毒虫が。危ないところでしたね・・・で、私がなんてーー「会長貧乳派だってよ。」ーーしゃぁぁ!!」

 

珍しく雄叫びを上げるかぐや。

 

((こっわ・・・))

 

黎人と早坂はリアルな恐怖を抱いた。

 

「もう帰っていい?」

 

「早坂、玄関まで送って?」

 

「はい、かしこまりました。」

(タイミングあったら、サインと写真撮ってもらお。)

 

◾️◻️◾️◻️◾️◻️

 

四宮邸の玄関、サインを書きながら黎人は早坂に話しかける。

 

「お前何処かで会ったか?」

 

「ええ、去年渋谷で。まぁ私が一方的に見知っただけですよ。」

 

あ、死ぬなと思ったのは去年の秋。

かぐや様のお使いを頼まれた私は渋谷郊外の雑貨屋にいた。急に()()()()()が現れて、気づいたら後ろから怪物が迫っていた。

 

 

恐怖に足がすくんで、目をつぶった。

 

 

目を開けたら怪物ごと周辺の建物、車、そして怪物が彼方に見える青黒い光の玉に引き摺り込まれて

 

 

轟音と共に光が溢れ出した。

 

 

辺りを、更地に変えてしまった。

 

まばゆい光と共に貴方が降りてくるのが見えた。

 

あの日私は貴方に助けられた。

 

「お礼が言いたかったんですよ。あの日、私を助けていただきありがとうございました。」

 

「・・・そうか、一応聞いとくけど、それで惚れたとかだったら断るぞ。」

 

「私は貴方に"尊愛"を抱いてるんです。決して恋愛感情を持ってなどいませんよ。ま、いい友達になりそうですよね。私たち。」

 

「はっ、そうだな・・・写真撮る?」

 

「あ、何なら目隠し外してくださいお願いしますお金払うんで。」

 

(こわ・・・限界オタクってこういうのを言うのかな。)






ここでかぐや様登場キャラの扱い
友達枠、石上、早坂
オモチャ枠、白銀、かぐや、伊井野、藤原
■◾️枠、つばめ
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