ある日のこと。
白銀御行は足りなくなっていたシャーペンの芯や消しゴムを買いに文房具店に向かっていた。
事件が発生したのはそんな時だった。
「・・・ん?圭ちゃーーーんっ!!?」
圭は中等部の生徒会である白銀の妹である。最近は反抗期でしょっちゅう喧嘩してばっかりだ。
その妹が、
その妹が、、
"異性"とデートしていたのだ!!
ニット帽を深く被り、右目に眼帯をつけ、トレーナーを着こなす、黎人ーーーに似た"少年"は圭の腰に手を回してベンチに座っていた。
「それでね?お兄ぃが全然私の服かわいいって言ってくれないの。いっつも『スカート短くない?』とか『肌見せすぎじゃない』とかしか言わないんだよ?」
「んふふ、圭は可愛いね。」
「ちょっ、可愛いとか言わないでよ・・・お兄ぃは私を真面目にしたいんだって。」
「へぇ?でも、半ば失敗かもね。」
"少年"は圭を抱きしめ、後ろから頰にキスをした。赤く火照る妹の顔に、遠くから見ていた白銀の脳は破壊された。
◻️◾️◻️◾️◻️◾️
「へぇーそんなことがあったんですかーーー」
翌日、白銀は青空を見ながら石上に相談していた。
仲の良い友達が妹と付き合っているかもしれない。その悩みを信頼できる後輩に打ち明けた。
「・・・石上?」
「ちょっと僕人間を辞めてきますよ会長ぉぉぉ!!」
「何ィィ石上やめろ!!そのトイレットペーパーで何をするダァ!!!」
白銀と石上は生徒会室に向かっていた。あの後人間を辞めようとした石上を止めるのに苦労したシロガネ・●ョースターは肝心の黎人が探してもいないことを石上に言って何とか落ち着かせた。
とは言っても白銀はずっと思い悩んでいた。
圭にキスした"少年"、あの"少年"は何処となく黎人に似ているが何処となく違うような気がした。確か黎人が包帯を巻いているのは左目、あの"少年"が眼帯をつけていたのは右目だった。
生徒会室に着くと何やらかぐやと藤原がドアから何かを覗いていていた。
「ん?何してるんだ?」
「あ!会長!?ちょっとこっち、こっちきてください!」
藤原に手を引かれ中を覗くと
「け、圭ちゃん!!?れ、黎人!!?」
ソファには圭と黎人似の"少年"がいた。黎人似の"少年"はベレー帽の中に髪をしまって圭を見つめていた。
「何であの2人が?」
「最初に会長に用があるんですって圭さんが来て、私たちが席を外して戻った時にはもう既に家入くんが・・・」
「ねぇ、千花姉ぇとかぐやさん来るかもしれないよ?」
「いいよ別に、むしろ見せつけちゃうのはいけないことかな?」
「もう・・・知らないよ?」
(うお、なんかエロ。)
黎人に似た"少年"は圭を抱きしめながら彼女の腰から足にかけてそぉっと優しく撫で回す。
(黎人テメェェェェ!!!)
(何やってるんですか会長!?そのトイレットペーパーで何をする気ですかァァァァ!!!?)
もはや先程の石上になった白銀。とうとう堕ちたな、ジョー●ターの血統よ。
(え、うそ、あの2人もうそこまでいっちゃって!!?)
お互い向かい合い唇を重ね、数秒顔を近づけた後に圭の舌からタラァっときらめく液体のようなものが糸を引いていた。その顔は真紅に紅潮し、目にはハートが浮かんでいた。
(圭ちゃぁぁぁん!!!?)
「圭・・・もう我慢できないかも。」
「えっ、ここ学校だよ?流石にダメだって・・・」
(会長ぉぉ、あの2人ABCのCまで行ってますよ!!?もう神ってる、もう神ってますよ!!!)
(ナニィィィィィ!!!?)
(あの、神ってるとは?)
(えーと、ここでは神聖なる行いのことを指してまして、ゴニョゴニョゴニョ・・・)
(セックっ!!!!???)
圭を優しくソファに押し倒す"少年"、優しく受け入れようとする圭。
(圭ちゃぁぁぁん!!!俺は認めないぞぉぉぉ!!!)
もうその場の空気は限界だった。このまま妹と親友が神っているところを見るか、それとも涙を流しながら走り去るか・・・
だから目の前の光景に目を奪われた生徒会メンバーは気づかなかった。
ガチャッ!!
「「「「「「!!!?」」」」」」
「おいゴラァ、お前らTPO弁えろ。」
「・・・チッ、何しに来たのよ。今逢引の真っ最中なんだけど?」
黎人が黎人似の"少年"に叱咤していたのだった。
「え、黎人さんが、2人!?」
「へ、はれ?」
「まさか、ドッペルゲンガー!!?」
「あ、すみません。コイツ盛ってるときは機嫌悪くて。」
不機嫌になる"少年"、かぁっと赤面する圭、状況が理解できない生徒会メンバー、そして状況を理解した黎人が頭をかきながら説明する。
「コイツは、俺の
「・・・皆さんはじめまして、家入
「「「「えぇぇぇ!!!!??」」」」