録画してたタイタニック観て1人泣いてた・・・
取り敢えずあの婚約者(笑)はバカ。
7/5、途中までしか書いてない奴を投稿してました。申し訳ございません。
「剣の先を見ろ、そして相手に視線を向け、目を逸らすな。剣にゆっくり呪いを込めろ。」
「う、うん。」
時は梅雨が明けた初夏。黎人とつばめの姿は東京都立呪術高等専門学校静岡分校の演習場にあった。黎人の模擬槍とつばめの西洋剣を模した木剣がじりじりと距離を詰める。
そして・・・
「はじめっ!!」
審査役の静岡分校2年担任『小野寺國吉』が、初めの合図を出した。
「ハァッ!」
下から斬り上げ、交わす黎人に繰り出される突き。
呪いはものに宿ってる方が非常に安定する。故に剣に玲奈の呪力を流し、次第にその量を増やして行く末は完全に支配する。そうすれば呪いの解呪も簡単だ。
彼女は演劇部に所属しているため、非常に体が柔らかくある程度動けるため、最初は慣れなかった剣術もだいぶ習得した・・・
とはいえ、呪術を学んでまだ4ヶ月なので黎人の巧みな棒術によってコテンパンにされた。
「ぐへーーー」
「・・・お前、女の子に容赦なさすぎじゃないか?」
「え?これくらい大丈夫でしょう?」
「あーこれだから神童は、人に何か教えるのにほんと向いてねぇんだよ。お前高専の教師志望だろ?しかも京都校の。やめとけやめとけ、人の痛みを理解しないやつには教師向いてないんだよ。」
「うっせ、そんなんだから
庵明姫先生とは静岡分校の呪術資料管理人のことだ。京都校の庵歌姫とは8歳年下の従姉妹だ。大きな丸メガネとポニーテールなのを除けば庵歌姫と大体顔が似てる。
ちなみに女生徒からは明ちゃんと呼ばれている。
「ウルセェ!!振られてねぇもん。まだ延長試合してるだけだもん!!!」
(ガキっぽいな〜)
「・・・・てかどういう風の吹き回しだ?あんなに人と関わんのが嫌いだったお前が、武具の立ち合いまでするようになるなんてーーーー」
(天ッ啓!!!)
「お前、まさか惚れたか?」
「ーーー何勘違いしてんですか?」
「とぼけてんじゃねぇよ?お前の趣味はこの前の男子会で大体知ってーー」
「殺す。」
『
「ギィヤァアアア!!!!」
黎人の指先から放たれる電撃に、國吉が断末魔の叫びを上げながら痺れた。いつの間にかに黎人の左腕に小さなハートの印が付いていたが誰も気づかなかった。
▲△▲△▲△▲△
「ふぅ〜〜〜」
演習場の近くにあるシャワー室に繋がる脱衣所、バスタオルを巻いて出てきたつばめはトコトコと竹製の床を歩いて鏡の前に座りドライヤーで髪を乾かした。
(黎人くんキツかったなーー)
『足がまともに動かせてないですよ。』
『剣に集中しすぎ。』
『これ本番なら10回は死んでますよ?』
黎人の武器指導は正直キツイ。
(・・・でも傷はほとんどないんだよなーというか、上手いって言うよりも気遣ってると言うべきか。黎人くんそういうところ優しいんだよなーーー)
どきんっ。
(ん?あれ?)
どきん、どきんっ。
(まって?何で私黎人くんのことこんなにも考えるようになってるの!?)
確かにここ数ヶ月、つばめは黎人と話すことが多くなった。呪力の訓練で彼の家に何度もお邪魔し、一緒に買い物にも行き、何ならP●5も貰った。それに先日は一緒に映画を観に行った。
『上映は何時からだっけ?』
『大体10時ーーーつばめさん文句は後で。』
『え、ちょっと!?』
ブロォォォォ!!
横を通った車がぶつかりそうになったが、黎人くんが急いで手を引いて彼の胸元に引き寄せてくれたため無事だった。
『大丈夫ですか!?』
『え、う、うん。』
『そう、よかった・・・』
彼の整った顔が、一瞬だけ安堵に歪んだような気がした。その顔が目に焼き付いて何度も思い出してしまう。そしてその度に胸がどきんっと熱くなる。
(ひょっとして・・・これって!?)
どきんっ、どきんっ、どきん!
恋なのでは?
(いや違う違う!確かにチューしかけたり一緒に買い物に行ったりしたけども別にそんな邪な気持ちとかそういうんじゃなくて・・・そうだ、この胸の高鳴りは不整脈、心理的な問題じゃなくて肉体的な問題なんだ。そう、そうだ、そうなの?彼のこと考えてる時だけ胸が高鳴るし、これって、やっぱり・・・)
すると、抜き足差し足と、人影が彼女に迫った。
「あら〜?珍客かしら〜?」
「はひぃ!!?だ、誰ですか!?」
後ろに立っていたのは金髪のふわふわな髪を持つシスター服を着た少女。その和やかそうな雰囲気が何とも人を落ち着かせる。
「私〜?私は3年の『山寺
「は、はい。子安つばめです・・・」
「黎ちゃんから話聞いてるわ〜大変なのね〜ご苦労様〜」
「あ、いえいえ。」
つばめは内心ホッとしていた。今現時点で、彼女があったことのある呪術師は黎人と同期の2人、國吉と明姫だけだ。彼女は現時点で1番まともに感じた。
だって・・・
だって・・・
だって、他の面々、特に黎人が人格破綻者と呼ぶ南雲と篠崎はイカれ過ぎているからだ。
〜〜〜
南雲晶の場合
『は、はじめ『あ"あ"ん?誰だテメェ!』ヒィ!?』
基本誰にでもキツイ態度を取る南雲だが、彼にとっては普通に会話しているのだ。呪術高専のメンバーはもはやこの状態でも茶化したりできるのだが何も知らないつばめにとっては怖いだろう。
(ちなみにその後ベッコウ飴や金平糖の入った包みを貰った。やはり根は優しいのだ。)
篠崎要
『はじめましーーーって、キャァァァァァァ!!!?』
『ん、どうしましたーっておいぃ!!教室で首吊り自殺すんなぁぁ!!!』
『ぐひゅ、何で死なないのぉぉぉぉ!!!!』
『自分を卑下すんな!人生を楽しめ!!』
『おいっ!小野寺の奴泡吹いてんぞ!!』
要の術式のせいで、その時國吉が首を抑え悶え苦しんでいた。要は自殺道具になりえる物を撤去させた
〜〜〜
その中で、唯一の常識人であろう有菜。何としても仲良くなりたい・・・
「・・・ぶっちゃけ聞くけど〜黎ちゃんと■■■■までいっちゃった?」
「ブフッーーーー」
・・・訂正、常識人じゃなかった。
この女、西洋の呪術師の血が流れており呪術師として入学したのだが、コイツ聖職者のくせに、色恋沙汰となると日本のマンガのせいか下ネタやそういうネタしか言わない。それでいて結婚願望などは一切ない。彼女曰く『私の彼氏は二次元にしかいない。』とのこと。
「何言ってるんですか!!?」
「いや〜?なんか最近黎ちゃんが楽しそうだし、つばめちゃんと訓練してる時もやたらとニコニコしてたから。あ〜ひょっとしてもうソッチまでいっちゃった?はっは〜ん?▲▲▲▲とか●●●●●までしちゃったのかしら?あらあら〜?」
「ふ、ふざけないでください!!そんなことーーーーす、する、するわけ////」
赤面して黙り込むつばめ、有菜は彼女の首筋にピンク色の小さなハートの印を付けた。有菜はニヤリと笑いながら微笑んだ。
「あらあら〜可愛いわね・・・黎つば、良いわね〜私に任せてよ〜こちとら恋のキューピット歴3年よ?失敗したことはないわ!!」
「え、そ、そうなんですか?」
「・・・成功したこともないけど。」
「ずこぉぉ!!!」
「んじゃ、私シャワー浴びてくるね〜黎人くん堅物だけど年上好きだから頑張ってね!Bye〜」
「最後ぉ!!!?」
有菜が脱衣所からシャワー室に入って直ぐ、勢いよくドアが開いた。
「つばめさん!何かありましーーー」
さっき上げた大声が聞こえたのだろう。黎人がノックせずに化粧室に入ってきた。そしてつばめを見て、硬直した。
「あ・・・」
艶々の珊瑚色の髪、真珠のような目の瞳、透き通るような肌、そして扇情的な身体を布一枚で隠したその姿を黎人は見て・・・
「ーーーーっ!?ノックせず入ってすいませんでした!!」
バンッ!!
「あぁっ、クソ・・・山寺先輩の術式か。」
山寺有菜の術式は『
「あのくそアマが・・・」
つばめの姿が目に焼き付いた黎人は、1人廊下で悶絶していた。
一方・・・
「あ"あ"あ"あ"!!!??」
つばめも1人竹の床の上で悶絶していた。
本日の勝敗、黎人・つばめの敗北