愛と呪いは紙一重   作:ランハナカマキリ

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少し短めです。


石上優はリア充を呪いたい

「・・・隣良い?」

 

「どうぞ・・・」

 

そう言うと、石上は直ぐにゲーム機に視線を戻す。学校内でゲームするって良いのか?高専はそう言うの厳しくないから分からない。

 

 

石上優

 

秀知院学園の生徒会会計。噂では、中学時代に何か問題をやらかして停学になったらしい。・・・もっぱら良い噂は無いが、もし噂通りの人間だとしてもそんな彼を生徒会に入れはしないだろう。

 

(何か、裏があるな。)

 

確かに呪術高専にも停学になった先輩はいた。

 

今の呪術高専4年『秤金次』

 

かなり素行の悪い人ではあったが、悪い人では無いだろう(多分)。停学になった理由は、上層部の保守派との衝突。その後は賭け試合の元締めをやってたらしい。

 

 

彼に興味が沸き、会話を試みる。

 

「・・・そのゲーム、俺も好きだよ。ストーリーとキャラが絶妙だよね。前作はストーリーのオチがアレで好きじゃなかったけどね。」

 

「(急に話しかけてきた!?というかこの人もこのゲーム好きなのか・・・ん?オチがアレで好きじゃない(邪魔だから消えてくれ)?まさか、遠回しに消えろって意味!?)・・・あの、僕退きましょうか?」

 

「何で?俺は君の事が嫌いじゃないが。」

 

「だってこの間、僕の事キッショって言ってたじゃないですか・・・」

 

「え?」

 

「え?」

 

 

黎人の頭の中に、転校初日の出来事が浮かぶ。確かにそう言った。しかしあれは呪霊に対して言ったんだが・・・まぁ呪霊に言ったんだよと言ったところでヤバいやつ認定されるに決まってる。ただでさえ片目を包帯で隠して厨二病キャラ扱いされてるのに。

 

「いや、あれは大衆の前で男の人に抱きついて(取り憑いて)頰や首筋に口つけしまくってた(呪ってた)邪で見るだけで嫌悪する存在(呪霊)に対して言った。・・・お前に言ったわけじゃーー」

 

「はぁ?何それ、あの時そんな事やってる■■■野郎共が乳繰り合ってたんですか?大衆の前で?あー許せませんね。学校とは学業に専念し、己を切磋琢磨する場なんですよ。決して■■■■共がキャキャウフフして良い場所では無いんですよ。」

 

不味い、こいつは秤先輩とは違うところがずば抜けてイカレてやがった。一般世間的に言う、リア充反対過激派。

 

「・・・そうだな。」

 

「ですよね〜あ、僕『石上優』って言います。」

 

「・・・家入黎人だ。ここには今年から2年生として転校してきた。よろしく。」

 

 

 

 

因みにこの秀知院学園では外部生を『混院』と差別的に呼ぶ事が暗黙になっている。かく言う黎人も転校初日は・・・

 

馬鹿A『おい混院。ここでのお前の扱いを教えてやーーーグフゥ!!?』

 

「あ"?」

 

誰も居ない物陰で腹パンからの喉を締め上げ、脅しておいた。そしたらその生徒は恐怖のあまり精神を病んで今は休学して療養しているらしい。因みに呪いの仕業となっている。それにあの生徒はかなりの数の外部生に嫌がらせをしていたので因果応報というものだ。任務遂行のための、致し方ない犠牲。

 

 

 

「え、年上だったんですか?えーと、家入先輩?」

 

「いや、秀知院じゃ君の方が先輩だから先輩呼びはやめてくれ。家入でも黎人でいい。よろしく、石上。」

 

 

この時まで、黎人はまさか自身が秀知院学園を巻き込む恋愛頭脳戦に巻き込まれるなど思ってもいなかった。

 

 

 

 

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