愛と呪いは紙一重   作:ランハナカマキリ

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キャラ崩壊・・・まぁ原作の時点で崩壊してるからいいかな?


四条眞紀は嘆きたい/釘崎野薔薇は気づきたくない

生徒会室にて

 

「イタタタ、頭だけでなくお尻を蹴り付けるなんてぇメソメソ〜」

 

尻に手を押さえながら座る少女の反対側に、黎人ら生徒会男子ズ3人は座った。

 

「・・・おい石上。アイツ誰。」

 

「いや知りませんよ。多分会長と同じ学年なんじゃ?」

 

「ふん!!とんだ不調法者ね。私の名は四条眞紀!!学年3位の天才で正当な四宮の血筋を引く者よ!!!」

 

(・・・学年3位なの?この人。)

 

(実質お前がミスらなかったら4位なんだけどな?)

 

「四宮の血筋を引くって・・・四宮先輩の親戚?」

 

「えぇ、まぁそうね。再従祖叔母にあたるわ!!」

 

もうそれは他人だろ、とは言わなかった。伏黒は黎人の遠い親戚だし、禪院真希と真衣は叔母だし、元禪院家当主の禪院直毘人は黎人の大叔父だ。他人のようで親戚のような関係はよく分かる。

 

「へぇーーというか四条先輩はあそこで何を?」

 

「そんなことも分からないの?私はあそこでーーーーーーーーーーーーーーーーー何してたんだろ。ウッウッ・・・」

 

ソファの上で泣き崩れる四条眞紀。

 

(あれ!!?何!?何なの!?)

 

(・・・まってちょっと分かったかも。)

 

(何だ!?何が分かった!!?)

 

黎人にはもう分かっていた。

 

それは3ヶ月ほど前に恋愛相談をしにきた翼くん。その後何とか告白して付き合うことが出来たらしく、何度も街中で見かけることがあった。しかも、柱や建物の後ろで泣いている四条先輩の姿も見かけた。

 

(これ、めんどくせーーー)

 

だがその答えによっては隣に座る白銀が殺されかけない。黎人は考えを巡らせ安全策を選んだ。そして彼が選んだ選択肢は・・・

 

「・・・何があったんだ?吐いて楽になれ。」

 

あえて気づいてないフリをして情報を確実なものとすることだ。

 

数分後

 

「なるほど、四条先輩はその人のこと好きなんですか?」

 

「だから、好きじゃないって!!まぁ、あっちがどうしてもっていうなら考えてあげなくてもいいけど?」

 

なんかどっかで聞いたことのあるようなセリフだ。血は争えないな、と黎人は思った。

 

「いや好きなんでしょ!?」

 

「好きじゃないって!!!」

 

「本当は好きなんでしょ!!?」

 

「・・・うん/////」

 

「あ、思ったより可愛いなこの人!!」

 

「ちょっと同意。」

 

なるほどコレがツンデレか。乙骨先輩が真希さんにデレデレな理由が分かる。けど歌姫さんが五条悟に向ける感情はツンだけだと思う。

 

「というかそれってただの甘えじゃないですか?好きだった人が先に告白されて別の人と付き合っちゃったんでしょ?好きなら自分から告白すべきでしょう。相手が同じ気持ちだったならなおさらです。永遠に結ばれないですよ。」

 

「そうだそうだ何なら略奪でもやっちまえ。WSS(私が先に好きだったのに)になっても知らねーぞ?」

 

石上と黎人はしれっと白銀を傷つけた。

 

「はぁ〜〜嫌だ嫌だ。これだから庶民は野蛮で困るのよね。私がそんなはしたないことをするわけないでしょう?」

 

(え・・・めっちゃ呆れられたんだけど。不敬ぞ?)

 

(どうする黎人。処す?処す?)

 

(おいお前ら!!)

 

「学生のお飯事みたいな恋愛なんて長続きしないの。どうせ放っておけば勝手に別れるわよ。それまでゆっくりお茶啜って待てばいいのよ。」

 

「へぇーーーー」

 

(四宮先輩と違って大人びてるな〜コイツ。五条悟に爪垢煎じて飲ませてあげたい。)

 

「だから別に、彼が誰と付き合おうと構わないの・・・うっ・・・最後に私のそばにいてくれたら、それで十分よ・・・うっ。」

 

「先輩は心が強いですね・・・僕だったら考えただけで死にたくなりますよ?もしデートに行っても相手は『前の子はこうだったな〜』とか比較されちゃうんですよ?」

 

「ーーーー何で、そんなこと言うの?」

 

「おい石上ぃ!!?」

 

「優、踏み抜いちまったな、地雷。安心しろよ地雷は踏んですぐには爆発しねぇよ。」

 

「心配できないんですけど!!?」

 

焦る3人を尻目に、四条先輩は青ざめながら震えた声を絞り出した。

 

「あぁ・・・そういえば、あの2人今度の夏休みにディ●ニーランド行くって言ってた・・・もう彼とディズニー●ンドに行けない。」

 

「安心しろよ、その時はUS●に行けばいい。」

 

「そ、そうね・・・というか、こんなことになったのは彼に変なこと吹き込んだ奴よ!!!」

 

(あ・・・察した。)

 

「"壁ダァン"とかいうあの変な技よ!!!それまでいい感じに距離を詰めていたのに!!!アレがなければ今頃は・・・奥手な彼にアレを吹き込んだやつの皮を剥いで鞣してやる!!!もう四の五の言うのはやめたわ!!略奪だろうがなんだろうがやってやるわ!!!」

 

隣の白銀から生気を感じない。これは己の死を悟ったか・・・しょうがないなぁ?首切り台に登った友達に、引導を渡してやろう!!

(※善意)

 

(うわ・・・黎人が獲物を見つけた狼みたいな顔をしてる!!?)

 

「協力・・・してくれる?」

 

「はい。壁ダァンを吹き込んだのかいちょーーー「れいとぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

△▲△▲△▲△▲

 

番外編『釘崎野薔薇は気づきたくない。』

 

釘崎野薔薇。東京都立呪術高等専門学校2年生にして準一級呪術師の肩書を持つ2年の紅一点。相棒は五寸釘と金槌。去年の渋谷で片目を失い生死の境を彷徨ったが反転術式を会得。その後京都コロニーを平定し、105ポイントを手に入れる。新宿で羂索に大ダメージを与えた。

 

そんな彼女には悩みがある。それは虎杖悠仁に関する悩みだ。

 

「お、釘崎〜どっか飯行かん?」

 

「は?今から任務なんだけど?」

 

「え〜〜」

 

きつめの態度で食事の誘いを断った釘崎。

 

〜〜〜〜〜

釘崎フィルター

「お、釘崎〜何処か飯行かん?俺奢るよ⭐︎⭐︎☆」

〜〜〜〜〜

 

(何でアイツがキラキラして見えんのよぉぉぉ!!!?)

 

これである。実は去年の秋からこの現象が続いておりどんどん悪化しているのだ。(ちなみに虎杖は奢るとは言っていない。言わなくても奢るのかもしれないかもだが。)

 

(というか何でアイツだけなのよ。まさか、私アイツのこと好きなの?無理無理無理無理無理無理無理。あのハナクソ食ってそうな脳筋ゴリラのことが?ないないないない。ゾウがステップダンス踊っても天と地がひっくり返っても有り得ない。無理無理無理無理無理無理。)

 

という邪念を払うべく、彼女は任務に集中することにした。車に乗り暗くなりかけの空を見上げる。運転手の新田に声をかけた。。

 

「ねぇ新田ちゃん。」

 

「どうしたんスか?野薔薇ちゃん。」

 

「実は〜〜〜ってなわけで、これってなんか呪いかけられてんのかなぁ。」

 

「野薔薇ちゃん・・・それって惚れてんスよ!!!」

 

「は?え?は?」

 

 

「ハァァァァァァァァァァ!!!!???」

 

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