やっと恋愛頭脳戦に突入、天才たちによる恋愛頭脳戦と五条悟の無茶振り、このストレスのダブルパンチに黎人の胃壁は耐えられるのだろうか!?
あれから俺は石上と友人となり、彼の生徒会としての仕事を手伝うようになった。伊地知さんの事務処理仕事を手伝っていたおかげか、パソコン関連の作業はかなり上手い。溜まっていた予算案やら資料を、一夜で全て片付けて渡したら、石上が泣きながら「貴方が神か・・・」と抱きついてきた。
ちなみに今日は生徒会室に誘われた。石上と共に生徒会室への長い廊下を歩く。
「・・・俺が生徒会室に入っていいのか?」
「大丈夫だと思いますよ、白銀会長に話は通してるので。あ、でも四宮先輩にはまだ・・・」
生徒会室の扉を黎人が開く。
「ん?君は・・・」
「あら?貴方は・・・」
中には生徒会会長『白銀御行』と副会長の『四宮かぐや』
そして・・・
うろぉぁけばぁぁあ!!!イダダダダだぁぁ!!!ランランララランランラぁあ!!「あ!私きみの事知ってます、今年転入してきた厨二病君ですよね!!」また負けたぁぁぁぁぁ!!!い"や"ぁぁぁぁぁぁあグォォォォォォ!!!レロレロレロレロレロ・・・うゲェはららら!!!
(っっっっ!!?)
言葉には出なかったが、顔には少しだけ出てしまった。なにこれ、いや何なのこれ、何なのこの人!?どんだけ呪霊に憑かれてんだよ。蝿頭は100は超えて、三級から準二級まで大量に取り憑いて人としての姿が見えない・・・前に狗巻先輩が見せてきた銀魂のタマ菌回の近藤くらいなんだが!?呪霊操術の使い手ならまだしも、一般人だったら普通に死んでるレベルだぞ!!?
「え?何で初対面なのに嫌そうな顔するんですか!?」
「・・・・いや、何か貴女と関わったらとてつもない最期を遂げる気が・・・」
「え"ぇ'!?酷くないですか!!?会長ぉぉぉ!!この子酷いですぅぅぅ!!!」
「あ、石上の手伝いをしてます、2年の家入黎人です。今年から転入してきた外部生ですが、以後お見知り置きを。」
「会長の白銀だ。転入して間もないから、何かと不便だろう?何かあったら俺に言ってくれ。」
藤原千花、スルーされる。
「あのー私は無視ですかー?」
「日頃の行いが悪いからじゃないですか?」
「え、石上くん聞いてたんですか。キモ。」
石上、理不尽な悪口によりメンタルが折られる。
「ーーー死にたいので帰ります・・・」
「ところで何かお話ししてたんですか?」
「あ、あぁ。実は・・・」
「ラブレターを受け取ったんですよ。それで私、行くって思いを伝えたら会長達に止められちゃって。」
白銀に緊張が走る!
(不味い、もしこのまま四宮を引き止めようとすれば状況を理解していない家入に『ひよっとして、会長は四宮先輩のことを?』と思われる!この状況で四宮の味方が増えるのは不味い・・・)
「ラブレター、ですか。」
「えぇ、とても情熱的な恋文です。きっと好きになってしまうに違いありません。家入くんはどう思いますか?会長みたいに引き留めます?」
(ふふふ、ナイスタイミングですね。このまま彼に賛同して貰えば引き留めるのが不自然になってしまう。それに
「行かない方が良いと思いますが?」
((ええええええ!!!?))
かぐやand白銀、まさかの反対意見に思考がパニック状態に入る。その間黎人はかぐやが受け取ったというラブレターを、顎に手を当てながら読む。
「・・・ラブレターで食事の誘い。普通、ラブレター書くならせいぜい"校舎裏で待ってます"とかだと思いますよ。会ったこともないのにいきなり手紙で食事を誘うって、俺が受け取った側ならドン引きしますよ?第一食事に誘うことすら口に出さない程度のやつなんて、底が知れてますよ。」
思いっきり空気が冷めた。
「そ、そうか。ほら見ろ四宮、家入もそう言っている。それにそこまで言うなら、俺から教師に話を通しておいてやろう。」
「構いません。確かに家入くんの言うことも理になっているかもしれません。でも、それが真実の恋ならば、私は退学だろうと受け入れるつもりです。熱烈な愛を伝えてきている人です!退学も覚悟で応えなければ、不義理ではないですか!!」
「ふ、ふざけるな!だったらお前に告白ッ・・!!・・・したら、その男のことは忘れるのか?」
「ッッッ!!」
思ったんだが、何だこいつら。四宮副会長はまるでデートに行くことを止めてほしいような口調で、白銀会長はデートに行くことを止めたいようだ。
自分のためならどんな手も使いそうな連中だ。例えるなら五条悟と同じ人種かもしれない。その他の奴らは関わるとろくなことがない。
(面倒だな、こいつら・・・)
その後、何故か先程までしょげていた藤原千花により事は収まった。結局その日も目当ての物は見つからなかった。一体どこにあるんだ・・・
▲△▲△▲△▲△
『チッ、余計なところで邪魔しよって。』
秀知院学園の何処か。
『あともう少しで四宮の小娘がボロを出しかけたと言うのに・・・あのふしだら女は本当に邪魔だ。存在自体がコトリバコのようなものだろ、アレは。』
『それにしても呪術師が来るとはな、それも菅原の血。』
『我の暇潰しの邪魔をしないいでくれたらいいんだがな?』