前話修正しました。必ず見てくれるとありがたいです。
人がごった返す駅前。子安つばめは浴衣を着てモニュメントの前に立っていた。普段のアップスタイルの髪型からサイドダウンの髪型に変えておりガーリーな雰囲気を放っている。
当然引き寄せられる者もいた。
「ねーおねーさん1人?」
「俺ら今からお祭り行くんだよ〜一緒に行かない?」
ナンパだ。
「えっと、私、友達と待ち合わせして・・・」
ナンパ男たちの特徴は、本人の都合を無視し自分たち優先に物事を考え進めようとすることだ。そして相手の状況を自己流に解釈するゴミやろうなのだ。
「え〜でも、もうすぐ花火なのに君待たせてるってそいつ最悪じゃな〜い?」
「それな〜そんな奴より俺らーー」
ペチン!!!
ナンパ男の頬につばめのビンタが炸裂した。
「貴方たちに彼を侮辱する権利はありません!!」
「あ"?テメェ調子乗ってんじゃーー「おい。」あぁ!?」
後ろに、黒のブルゾンに青のシャツ灰色のジーンズのズボンに身を包んだ黎人がいた。その眼はサングラスで隠されているが、凍える氷柱のような冷え切った気配を放つ青と紫の瞳孔。
「言葉に気をつけろ三下、今の際だぞ?」
数分後、バイクに向かう黎人とつばめがいた。ヘルメットを被った黎人が、勝ったばかりのピンク色のヘルメットをつばめに投げ渡す。黎人はまだ先程の光景を忘れられずに笑っていた。
「あはは、睨んだだけで失禁して悲鳴あげて逃げるとかウケる。」
「いや、当然の反応だと思うけど・・・大丈夫?呪術規定引っかかんない?」
「モーマンタイモーマンタイ。」
「ん?たしか中国語だっけ?黎人くん詳しいね。」
「伊達に英語、フランス語、ロシア語、イタリア語、中国語、ヒンディー語、スペイン語、韓国語、アラビア語をマスターしてないですよ。」
「マルチリンガル!!?」
つばめは驚愕した。
実は黎人は一度学んだことはそのまま吸収するタイプの人間であり、義母である家入硝子の持っていた医学書を読むにつれ、だいたい理解した。
「それより・・・免許持ってるの?」
「高専お抱え教習所でバイク、車、トラック、大型バイク、大型重機、戦車、戦闘機、戦闘ヘリの免許まで持ってる。」
「何処のベトナム帰りの戦闘員!!?」
つばめは再び驚愕した。戦闘ヘリに乗って弾幕を撃ちまくるバンダナ巻いた黎人の姿は黎人の家の地下シアターで見た『ラン●ー』を彷彿させた。
「それじゃ、行こうか?」
「ーーうん!」
黎人はバイクに跨がり、つばめはサイドカーに乗りお祭り会場に向かった。つばめがヘルメットのシールド越しに見た黎人の横顔は、何でか凄く綺麗だった。
△▲△▲△▲△▲
その頃、お祭り会場には秀知院の生徒会組と高専生の2年と狗巻とパンダが集まっていた。その中で、1人正座させられているのは虎杖悠仁。静かにキレてるのは釘崎野薔薇。
「何でお前ボンボン学校の奴らと仲良いんだぁ?おん?」
「え〜と、それには、深い訳がありましてーー」
(ひょぇぇぇぇ、これが本当のヤンキー女子かぁぁ!!?)
藤原はビビり散らかしていた。ヤンキー女子はドラマやアニメでよく出るため大体理解した気になっていたのだが、どうやら甘かったようだ。釘崎という眼帯ヤンキー金槌系女子にビビり散らかしていた。
この状況を何とかしようと、1人の少年が勇気を振り絞った。
「あの、僕が説明しまーー「黙れ第一印象根暗根弱陰キャ!!」ーーはいぃ!!」
(ヒィィィ!!?何この人、ヤンキーみたいだし、眼帯着けてるし怖いィィィィ!!!)
石上はビビり散らかしていた。元々女子に対する抵抗は無く、黎人のおかげで自尊心とプライドは高まったのだが、これで元に戻ってしまった。
「あれは今年の6月・・・」
『『極上天上味噌ラーメンニンニクましましで!!』』
たまたま同じラーメン屋で意気投合した藤原。
『ウォォォォォ!!目指せハイスコアァァ!!!』
『行けぇぇぇぇ!!!』
『『よっしゃぁぁぁぁぁ!!!』』
パチンコやりにゲーセンに行ったら最新のアーケードゲームがあり、たまたま一緒にプレイしたのが石上だった。
「ってなわけで一緒に映画館行ったりラーメン食いに行ったりゲーセン行ったりしまして・・・ご満足頂けましたでしょうか・・・」
「ーーーーふんっ、今度のセールで荷物持ちに命ずる。」
「かしこまりましたぁぁ!!」
(女桀・・・)
(男まさり・・・)
(すじこ・・・)
(姉御・・・)
「何か失礼なこと考えたな?」
「「「いえいえ、そのようなことは。」」」
「高菜高菜高菜。」
「おーい白銀っての見つけたぞ。」
真希が四宮邸に向かった白銀を連れてきた。人形のフリをして、棘に抱き抱えられていたパンダが声を上げる。
「お〜真希お疲ーーーてか何でお姫様抱っこなの?」
白銀は、真希にお姫様抱っこされ、顔に両手を当て赤面していた。
「いやコイツ人の話聞かずにかぐやのところに行こうとしたから、適当に気絶させて連れてきたんだよ。んで、途中で目を覚ましたってわけ。」
「もう、お婿にいけない・・・」
(会長が赤面!!?ひょっとして・・・会長をお姫様抱っこできるくらい鍛えなくては!!!)
かぐやは変な勘違いをして己を鍛えることに決めた。
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ひゅ〜〜〜ドンッ!!!
「「「「たまや〜!!」」」」
「こ〜んぶ!!」
お祭り終盤、花火が上がり虎杖たちが声を上げる。
「そういや、"たまや"って何なんだろ?」
「江戸時代の有名な花火師の屋号の玉屋が由来だ。鍵屋ってのもあって、たまやとかぎやっていう掛け声もあるらしい。」
「伏黒めっちゃ物知りだな〜」
「けっ、どうせお金持ちお嬢様の前でカッコつけたいだけよ。」
「あ"?お前らが調べてくれって言ったんだろ!!」
「「そうだっけ?」」
「お前らな・・・」
「はいはい喧嘩やめろ。んじゃ2、3年で護衛します。白銀会長、虎杖はこき使ってもいいので。」
「え!?俺だけ!!?てか秤先輩と綺羅羅先輩は!!?」
「知らね。どっか
「「「「あぁ〜〜(察し)」」」」
「あの、黎人くんたちは何を・・・」
「あ!?実はこの場合の人目のないところっていうのはゴニョゴニョ」
「青かっ!!!??」
△▲△▲△▲△▲
「お、たこ焼きだ。みんなで食べよーぜ!!おっちゃーん!!!10人分お願いしま〜す!!!」
お祭りの屋台では必要以上の価格でぼったくられることがある。だが、ぼったくることは悪い事ではない。騙され、ぼったくられてしまった奴がマヌケなのだ。ここで、買い物の仕方を解説しよう。
「合計で4000円だ。」
「4000円〜?高すぎじゃね?もう少し安くしてよ〜」
"俺は吹っかけられてるのをお見通しだ"という態度を取り笑いながら値引きを要求する。
「じゃあどのくらいだ?」
と、相手が探りを入れてくるため。
「んじゃ〜1500円ってのは?」
自分でも安すぎるくらいの値段を呈示する。
「はっ!安すぎるぜ兄ちゃん!!ウチ赤字になっちまうよ〜」
と、相手は笑いながら苦言を呈示する。だがここで怯んではいけない!!
「んじゃ〜他の店で買うか〜」
他の店で商品を買う、と言い帰る真似をしよう。
「あー!!ちょっとちょっと!!分かった安くまけるよ!!3000円でどうだ!!」
と、言って引き止めてくる。相手も商売、他の店で買われるより自分の店で安く買ってもらったほうがいい。そこにつけ込むのだ!!!
「いや、1000円にしろ!!」
そして、ここから本格的な値段交渉がスタートする。
値段交渉、開始ぃ!!
「2900!!」
「1100!!」
「2700!!」
「1300!!」
「2500!!」
「1500!!」
「「2000円だぁぁぁ!!!!」」
半額にまけて、有頂天になりみんなの下に帰った虎杖。だが10人分は1000円で販売していたことを知り、釘崎にドロップキックされたのち卍固めされた。