愛と呪いは紙一重   作:ランハナカマキリ

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9/7、添削ミスで100本が1001本になっていました。
100本の薔薇の意味は『100%の愛』です。


生徒会と高専生は夏祭りをエンジョイしたい②

生徒会と高専生らがお祭りを楽しんでる一方。

 

京都呪術高専

 

「ねぇ歌姫〜一緒にお祭り行かーー「ごめーーーん!!!」

 

職員室、1人で事務作業をしていた庵歌姫の元に五条悟が現れた。

 

「え〜大丈夫だよ歌姫の着物買ったから。」

 

「行かねーよ!!てか何で私のサイズ知ってんのよ・・・これ■■■万円する着物じゃない!!?」

 

「歌姫のためだからねー」

 

庵歌姫は驚いていた。確かに五条悟は生意気でムカつく後輩だ。腹立たしいし俺様から僕ちゃんにキャラ変したし唯我独尊だし、他人のことを考えない奴だと思っていた。だがあれからもう14年、少しはまともになったのかもしれない。

 

「・・・あんたのこと見直し「だって歌姫貧乳でしょ?着物って胸ない方が着やすいらしいから歌姫も着やすいじゃん!!」ごめんなさい私この後、血祭りに行かないといけないの♡」

 

歌姫の手に握られるのは特級呪具『天の逆鉾』のレプリカ、その効果は発動中の術式強制解除。輝紗羅・真依・美夜が合作で創り出したレプリカを手に、歌姫は逃げ出した五条悟を追いかけた。

 

□■□■□■□■□■□■

 

虎杖がぼったくられた後、二手に分かれて屋台を巡っていた黎人達は何とかライダーのお面を被った狗巻、ぬいぐるみのフリをして抱き抱えられるパンダ、長袖に帽子を深く被った真希と合流した。

 

「よぉ〜黎人。久しぶりだな。」

 

((((え、パンダが喋った?))))

 

かぐや・白銀・早坂・つばめは喋るパンダに驚きを隠せなかった。まぁ、初対面の人は大体同じ反応をする。喋るパンダ、高専に来ないと絶対会えない。

 

「呪骸のパンダ先輩です・・・動く呪いの人形ですよ。」

 

「おい日本人形みたいに言うなよ。こんなに可愛いのに。」

 

金魚すくいの屋台

 

「会長、金魚すくいしませんか?」

 

「おぅ、やってみるか。」

 

数分後

 

((・・・やばい。1匹も取れない。))

 

数十分後

 

「やった!!会長早く早く!!」

 

「落ち着け四宮!!焦らずゆっくりぃ!!」

 

やっとのことでそれぞれ1匹ずつ捕まえた。かぐやは赤い金魚を、白銀は黒い出目金を手に入れ大満足。

 

一方隣の水槽のメンバーは・・・

 

「しゃけぇぇ!!!」

 

「あの、狗巻さん?それは金魚ですよ?」

 

「おかか?」

 

「いや、おかかじゃ・・・え、おかか?」

 

つばめがおにぎり語の棘に苦戦していた。

 

「棘は呪言師なんだ。まぁ言霊みたいなもんでさ。フツーに喋ったら人を傷付けちまうから会話は全部おにぎりの具なんだ。"しゃけ"がYES、"おかか"がNO。それ以外はフィーリングだな。」

 

「牛すじ〜」

 

「何か、大変ですね。」

 

「「え、まぁ・・・」」

 

早坂のこぼした一言に、順平と黎人は同意した。

 

そして数分後、任務で遅れた乙骨が現れた。

 

「お、来たぞーーー」

 

彼らの視線の先にはでっかい薔薇の花束恐らく100本の花束を片手に持ち、もう片方の手に箱に入った婚約指輪(結構デカいダイヤの指輪)を持って現れた乙骨がいた。

 

「みんなお待たせ〜はいこれ真希さんにーー」

 

「いらね。」

 

ブンッ!!

 

薔薇の花束と指輪は夏の夜空に消えた。

 

「あぁぁ!!?」

 

慌てて取りに行く乙骨を尻目に、人混みを突っ切っていく真希。

 

「・・・あの人が?」

 

「はい、3年の乙骨先輩です。多分高専の中で1番"愛"について知ってると思います。」

 

「その割には、あの人プロポーズ失敗してるが・・・」

 

「パンダ先輩。今日で何回目でしたっけ?俺が記憶してる限り、今年の一月から10回以上プロポーズしてた気が・・・」

 

「ん?今日で100回目だぞ。その度に指輪の新しいのを買ったり造ったりしてるから結構出費すげーと思うけどな。」

黎人は言った。

「その度にフラれてるんですか?メンタルヤッベェなおい。」

順平は言った。

「だよね。メンタルヤッベェなおい。」

狗巻は言った。

「しゃけ、昆布、いくら。」

 

 

早坂は言った。

「すごいですね。メンタルヤッベェなおい。」

白銀は言った。

「・・・すごい人だな。メンタルヤッベェなおい。」

かぐやは言った。

「すごい人、ですね・・・メンタルヤッベェなおい。」

 

「え、四宮先輩が"おい"って言ってる?」

 

「え、かぐやちゃんが?偽物じゃない!?」

 

「偽物じゃありません!!!」

 

白銀とかぐやなどの秀知院組は、順平・黎人・パンダ・狗巻の空気に乗ることにした。そしてかぐやは高専組とそれに感化されたつばめに茶化された。

 

「かぐや様・・・楽しそうですね。」

 

早坂は1人微笑んだ。

 

□■□■

 

一方、綿菓子屋の前。

 

「うぉぉぉぉ!!!」

 

「うわぁぁぁ!!!」

 

「「スッゲェデッカいわたあめだぁぁ!!」」

 

馬鹿でかいわたあめを手に持ち、何処ぞの虎杖・藤原(馬鹿2人)は子供のようにはしゃいでいた。

 

「「・・・・」」

 

作り笑いを浮かべ、般若が背後に浮かんで見える釘崎が死んだような目でその2人を眺め、石上と伏黒は焼きとうもろこしを手に持って外野となっていた。

 

ゴゴゴゴゴ!!!

 

(あの!伏黒さん!?釘崎さんめっちゃ怒ってますよ!?)

 

(落ち着け石上・・・あの表情、怒っている理由には気づいているがそれを認めたくないって顔だ。一体何にキレーーまさか!?)

 

伏黒は察した。いや、察してしまった。去年釘崎から『私に彼氏ができるより先に、虎杖に彼女ができるのがムカつく!!』と言われ、じゃあお前が虎杖と付き合えばいいじゃん、と思ってしまった。そしてその伏黒の適当な思いが、現実のものとなってしまった。

 

そして石上も察してしまった。

 

(も、もしかして、()()()()()()ですか!?)

 

(あぁ、()()()()()()だ!!)

 

恐らく、虎杖と藤原にとってお互いの関係は友達。

 

だが!!

 

しかし!!!

 

ただでさえ男女同士が仲良さげにしていると"付き合ってる"感が出るというのに、今回は陽キャと陽キャの脳内ウハウハ、髪の毛ピンクコンビ。周りにいる者たちが()()()()()()なのではと思ってしまうのだ!!!

 

(ま、不味い・・・どうにかしなーー「あ!悠ちゃんと野薔薇ちゃんだ〜!!」

 

そこに"青少年の性癖破壊"というあだ名を持つ呪術高専4年『星綺羅羅』が現れた。

 

夏祭りはまだ終わらない。

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