ヤンキー女子と優等生キャラの絡みって面白いよね。
つーか今更だけど、恋愛未経験だから恋愛書くのすっげ〜ムズイ。
広島コロニーの過去話は次回ちょろっと出します。
黎人くんは私の友達だ。
初見は厨二病だと思った。けど玲奈さんの呪いに苦しんでる私を助けてくれた。色んな映画一緒に観たし、体術を教えてくれたし、去年までの交流会や一昨年の百鬼夜行とかの映像記録も見せてくれた。
彼と一緒にいると楽しい。
『黎人は僕の甥っ子だよ〜?あと僕の実家の次期当主候補の1人!!!』
五条先生の甥っ子であり御三家の一つ、五条家の次期当主候補。この情報に関しては五条先生が漏らしたらしい。勿論、詳しい内容は言わなかったそうだが。
五条先生はあの後、ナナミンさん?に絞められたそうだ。正直、本音で言えば私も絞めたかった。あの応援演説で黎人くんの素顔が晒されたのと五条先生のリーク情報のせいで、彼の周りにいる人は生徒会のみんなを除いてほぼ私だけだったのに今では可愛い女の子たちに囲まれている。
『黎人先輩一緒にカラオケ行きません!?』
『う〜んその日予定あるから無理。』
『家入くん!私この課題持っていってあげる!!』
『え〜悪いですよ。』
彼は作り笑いを浮かべながら女の子たちの申し出を全て断っている。
でも何か、胸がもやぁっとする。
彼は私の物なのに。
■□□□■□□□■
「言いたいことがある。五条悟のクソ野郎!!!!」
「うわぁ!!ビックリした!!!」
生徒会室にて、黎人の大声が響き渡っていた。今この場には男子メンバーしかいない。女子メンバーは高専女子とスイパラに行くと言っていた。いつの間に連絡先交換してたんだアイツら。
「あんの白髪目隠しめ!!こうなると見越して俺の情報を開示しやがった!!大方この間の人生ゲームの腹いせだろうけどさ!?流石にやり過ぎだろうが!!!」
黎人は自分の鞄をひっくり返し、机の中やロッカー、靴箱に入っていた手紙・・・もといラブレターを机の上にばら撒いた。
バサァッ!!
「うわっ!!これ全部ラブレターか!?」
「黎人お前モテまくりだな・・・・羨ましいこと山の如しだ。」
「羨ましくね〜よ!!?こんな事になるならあの時目隠し外すんじゃなかった・・・・あの乳首から下が脚野郎、隠し子の件を暴露してやろうか?」
バンッ!!!
「おい家入。」
「ん?お久しぶりですねゲロ極道ーー「変なあだ名つけんじゃねぇ!!!」
「え、黎人の知り合い?」
「何のようです?アンタまで俺のことナンパしに来たんですか?ごめんなさい。自分、自分より年上の人が好きなんで。」
「テメェの性癖は聞いてねぇんだよ!!大事な話をしに来たんだよ私は!!」
「・・・ひょっとして津美紀さん関連?」
「なぁ黎人、津美紀さんって誰?」
「伏黒の姉さんで龍珠の尊敬する人。今年の初め頃に駆け落ちしたの。」
「え、マジか・・・・てことはその人は龍珠みたいにグレてる人なのか?」
「いやーー「んなわけねぇだろ!!津美紀はな、見ず知らずの私を助けてくれたんだ。アレは3年前・・・・・・・・」
〜〜〜〜〜
あれは私が中等部2年の頃、親父の会談中に離れたところでたむろってる他校の不良に喧嘩売りにいった時だった。
『テメェらが最近うちのシマ荒らしてる連中か?』
『あ"?何だよお前ーーーいっで!!』
耳にチャラチャラとしたピアスを付けた不良、その耳をグイッと引っ張り、地面に顔面を叩きつけ、更に不良の頭を踏みつけた。
『気持ち悪りぃ面見せてんじゃねぇよ。馬鹿が。』
周囲の不良たちが激昂する。
『テメェ!!舐めてんじゃねぇ!!リンチにすんぞオラァァ!!!』
数十分後
龍珠は喧嘩には強い。だが、今回は多勢に無勢。
『はぁ、はぁ・・・・』
疲れ切った龍珠に、1人無事だったチンピラが腕を振り上げた。
『隙あーー『やめなさい!!』
殴りかかろうとしたチンピラの肩を、ポニーテールの少女が掴んでいた。
『女の子に大勢で襲いかかるなんて恥ずかしいと思わないんですか!?』
『っ!!邪魔すんじゃーー!!『はぁっ!!』グフッ!!?』
合気、片手で肩を抑えもう一方の手で腕を掴みチンピラは顔面から地面にぐるりと回転しながら崩れ落ちた。
『くっ、くそ!!お、覚えてろこんちくしょ〜!!!』
不良らが何処ぞの三流悪役みたいなセリフを言い残しながら走り去って行き、その姿が見えなくなると、津美紀は龍珠の横で、顔を覆ってしゃがみ込んだ。
『ーーーやっちゃった・・・あわわどうしよう!?硝子さんと歌姫さんから教わった護身術使っちゃった!?明日から学校でとやかく言われーーーてか、貴女膝擦りむいてるじゃない!?良かったら、私の家で治療しーー『姐さん!!』
津美紀の前で正座し、龍珠は勢いよく頭を下げた。
『え、はい!?』
『舎弟にしてください!!!』
『えぇぇぇぇ!!?』
〜〜〜〜〜
「〜てなわけで、家にお邪魔して治療してもらってよぉ、そのまま尊敬してるんだよ。」
(え、津美紀さん結構破天荒なの?)
黎人は知人の意外な側面に驚いた。そういえば初対面のとき、中学生の頃少し警戒されていた気がした。恵に警戒されていたと思ったんだが、警戒していたのは津美紀さんだったのか?
「外面は礼儀の良いお嬢様だった。けど内面は周りの人を第一に考える善人、私は伏黒に憧れてた。なのに、なのに・・・・・・・・」
「出会って3ヶ月の男と駆け落ちしてっ!?
「「「えぇぇぇぇ!!!??」」」
「てか何で黎人も驚いてんの!?」
「俺だって初耳だわ!!それどこ情報!?」
「その話をしに来たんだよ!!昨日帰り道の近くの公園で、男に指輪渡されてプロポーズされてる女がいるな〜と思ったらその女が津美紀だったんだよ!!?相手はお前が尊敬してる金髪マッドサイエンティスト!!!」
「うわぁぁぁ・・・・・・・・でも俺の所にまだ報告来てねーし、お前の見間違いじゃーー「私が伏黒を見間違えるわけがねーだろ!!!!」いぎゃぁぁ!!!誰かヘルプ!!!トイレットペーパーで首絞めんなぁぁぁ!!!」
ブーー!!
机の上に置いていた黎人のスマホからバイブ音が鳴る。背中に馬乗りしている龍珠にトイレットペーパーで首を絞められかけていた黎人が床を這う這うの体でスマホに手を伸ばし、通話ボタンをタッチした。
「はいもしもーー『あ、黎人くん?今話せるかな?』ーー噂をすれば何とやらだな。津美紀さん?今貴女の話してたんですよ?『そうなんだ。実は私、輝紗羅くんの・・・・・・・・プロポーズOKしちゃいました!!』ーーーマジですか。赤飯と御祝義持っていきます。『ありがとう!!あの、よかったら桃ちゃんにこのこと伝えて欲しいんだけど、良いかな?』今いますけど?『ーーーえ?桃ちゃんそこにいるの!?待ってて!!すぐ行くから!!秀知院だよね!?10秒くらいで行くから!!!』ーー喜べ龍珠、今会いにくるってさ。」
「へ?」
するとその時、窓が開き外から蜻蛉の羽を生やした津美紀が現れたーーーというより突っ込んできた。
「うわ!!桃ちゃん久しぶり〜!!背伸びたね!!ほっぺもぷにぷに〜〜!!」
「え、あ、あわあわ、あわわわ!!!」
(ーーーおい黎人?俺の幻覚じゃなければ龍珠が見たことない顔をしているんだが?え?幻覚幻想または夢だよな?)
(いや、恐らく普段強気なキャラ作りしてるから、反動が来てるんでしょう。さてそろそろ本題に・・・・)
「えっと、実は今の津美紀さんの状況を言ってしまったんですけど。その、彼女が現実を受け入れられなくて・・・・」
「っ!そうだよ伏黒!!さすがに出会って3ヶ月の男と婚約は待てって!!せめて一年ーーいや三年くらい経ってからじゃねぇと。今は円満でも学生結婚の殆どは離婚するってWikiで言ってんぞ!!」
「そうよっ!!あんな準一級メリケンクソ野郎絶対後悔するわよっ!!?」
悪寒っ!!
龍珠の隣には、秀知院の女子制服を着た五条悟がいた。
どっからか入手し施した口紅、化粧、etc。
其れ等をふんだんに使いオカマ化粧を施した五条は、初見で見たら●オウであろうと背を向けて走って逃げ出したくなるほど気持ち悪かった。
「え!?五条先生!?何ですそのかっこ!!?」
「ふっ、演劇部の物を借りパクしたのよんっ*1。この学校には侵入者探知用の結界が張られてるからね!!それに津美紀の呪力を見間違える呪術師最強じゃないわよっ!!もう二度と離さないからね!!あんなメリケン男の洗脳解いてやるわよぉ〜?」
(((オ、オカマ口調だと!?)))
白銀石上龍珠の三人の中で一気に五条への好感度が下がった。やたらムカつくオカマ口調で津美紀に抱きつこうとする五条、それを手で弾いた津美紀は心底軽蔑の目を向けてこう言った。
「やめてくださいキモイです。」
「グハッ!!」
遊雲よりも力強く、釈魂刀よりも鋭い本音が五条悟の心臓を貫く。津美紀駆け落ち事件以来の大ショックにより、五条悟は久々に血を吐いて倒れた。
「私は
「津美紀さん落ち着け、五条先生息してない。」
黎人は珍しく五条を庇った。
「桃ちゃんが心配に思うのも分かる。けど私本気なの・・・・だってプロポーズされた日にABCのCまでいっちゃったもん!!それくらい愛してるのよ!!」
「ーーーーグフッ!!」
あまりの情報の供給過多により、龍珠は吐血して倒れた。
本日の勝敗
五条悟・龍珠桃の敗北
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一方その頃
「あ、釘崎さん四宮先輩たちとスイパラ行ってるみたいです。」
街中、スタバで駄弁ってるつばめと美夜がLINEで届いたメッセージと写真を開いていた。
「どれどれ〜?真希さんと綺羅羅さんと・・・・・・・・ん?烏鷺さんもいるじゃん!!?」
仙台コロニーで乙骨と死闘を繰り広げた平安時代の呪術師が、黎人が使った仙台コロニーの記録映像の姿とは違ってちゃんと服を着て、しかもとびっきりの笑顔でケーキを食べている写真が画面に表示されていた。
「あの人釘崎さんと超絶仲良いみたいですよ?休日一緒に買い物行くくらいに。つばめ先輩もウチのカス1号と買い物行ったらいいじゃないですか・・・・ん?なんか最近面白くないって顔してますよ?どうかしたんですか?」
「・・・・実はーー「見つけた・・・・わっちの恋敵!!!」
横を向くと、黒のデニムズボンを履き白のワイシャツを着た女性が憎たらしげに見つめていた。
〜じゅじゅ予告〜
釘崎「ぶっちゃけ現代と平安を比べるとどうなの?」
烏鷺「それ聞くまでもないでしょ?こっちの世界が最高に決まってんじゃない。スマホもテレビもあるし、スイーツも美味しいし!!」
石流「太るぞ?」
烏鷺「あぁん?」
釘崎「次回『子安つばめは勝ち取りたい』お楽しみに〜」
鹿紫雲「アイツら何喧嘩してんだ?」
釘崎「痴話喧嘩でしょ」
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