豊穣の王と黒き夜 ~あるいはヨと巫女のジムチャレンジ挑戦記~   作:野傘

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おかしい、予定では今回で開会式まで行く筈だったのに・・・。なんだこれは・・・たまげたなあ。


『怪奇!逢魔ヶ刻の玉男!』だヨ

 駅を出立し何事もなくエンジンスタジアムへと到着したフィオたち。彼女たちはスタジアムに入るや否や、目的であるジムチャレンジへのエントリーのためまっすぐカウンターへと向かう。カウンターは彼女らと同じ目的で集ったのだろう、様々な人で混み合っていた。

 

「あー、ちょっと遅かったし。結構並んじゃってるなー」

「本当に沢山の人がおられます……。ここにいる方たちが皆ジムチャレンジに挑戦するのですね……!」

「応援の人も混じってるだろうけど……まあ、そうだろうねー」

 

 周囲にごった返す種種雑多の人々。姿形年齢性別、全て異なるそれらの人々が皆ジムチャレンジというたったひとつの目的のため、ここに集っている。その事実を実感し、フィオの中に何とも言えない不思議な感覚が湧き上がる。

 

「――ッ」

巫女(プリエステス)よ、不安であるか?)

 

 彼女の感覚が伝わったのだろうか、ボール内――人が大勢いるため一時的に退避した――のバドレックスが語りかけてくる。

 

(王さま……はい、そうですね。確かにフィオは今、とても不安に思っております)

 

 不安なのか、と問うバドレックスに「是」と返すフィオ。

 王さまの実力は疑うべくもないが、果たして最近トレーナーとなったばかりの自分にこれほど大勢の人々を押しのけ、ジムチャレンジを達成できるのか、と。

 しかし彼女はですが、と続けて、

 

(同時に――とても高揚しているのです。これ以上の数の人々が王さまの姿をご覧になられるのですから)

 

 参加者だけでもこれ程多くの人間が存在するのだ、ましてや見物するものとなればその数倍はくだらないだろう。それだけの数の人々に王さまの力を示すことが出来るのだ。例え一人一人が欠片ほどの信仰しか抱かずとも、その総量は膨大なものとなる筈。それだけの信仰をあれば王さまもきっと最盛期にほど近い力を取り戻せるに違いない。

 迫り来る「黒き夜(ブラックナイト)」への、対処の道筋が見えた。その事実が否が応にもフィオを高揚させる。

 

(ウム、その通りである。これ程の人数から信仰を集めることが叶えば、ヨがかつてのチカラを取り戻すのも容易かろうて。――"じむちゃれんじ"に挑戦するという巫女(プリエステス)の進言はまさに的確であったな)

(お褒めいただき恐縮です、王さま)

 

 ジムチャレンジに挑戦する自分のアイデアが効果的なものであったと褒められ、至福の感情を味わうフィオ。同時に彼女は強く決意する。チャレンジの間、無様を晒して王さまの顔に泥を塗ることのないよう気を引き締めていかねば、と。

 

「次の方、どうぞ!」

 

 と、そんなことを考えていたフィオの耳にリーグスタッフの呼びかけが聞こえてくる。どうやら彼女たちの順番が来たようだ。フィオは意識を切り替え、受付へと向かった。

 

 

 案内に従いカウンターに立つ二人。受付スタッフから要件を聞かれたため、ジムチャレンジへエントリーしたい旨を伝えた。

 

「ジムチャレンジにご参加の方ですか? でしたら推薦状をお願いします」

 

 受付のスタッフから推薦状を求められ、フィオたちは持ってきたピオニーの推薦状を提出する。

 

「はい、確認いたします……おや、「はがねの大将」の推薦ですか!」

 

 受け取った推薦状を確認していたスタッフ。その推薦者が「はがねの大将」(ピオニー)であることに気が付くと、思わずと言った風に声を上げる。

 

「ご存知なのですか?」

「ええ、ええ! 現役時代はファンでしたよ! あの「はがね」タイプの堅さを生かした豪快な戦いが好きでねえ……!」

 

 どうやらリーグスタッフはピオニーのファンだったようだ。そのまま現役時代の彼がいかに強かったかを熱く語り出そうとして、そこで自身が職務中であることに気が付く。

 

「っと、職務中でしたね、失礼しました。――ふむふむ、内容に問題はありませんね。それでは手続きを行うのでしばらくお待ちください」

 

 そう言って手元の携帯端末をカタカタと操作するスタッフ。しばらくすると操作する手を止め、フィオたちにエントリーが完了したことを伝えた。

 

「はい、お二人ともエントリー完了いたしました。では、ユニフォームの背番号を決めますのでお好きな三桁の番号をこちらの用紙にお書きください」

「あいよー」

「かしこまりました。……あの、他の参加者さまはどのような番号になさることが多いのでしょうか?」

「ああ、それでしたらご自身のお誕生日とか……あと語呂合わせなんかも多いですね」

「――なるほど。ありがとうございます」

 

 用紙を受け取った途端に書き始めたシャクヤに対し、スタッフに他の人がどんな番号にしているのか聞いたフィオ。彼女はスタッフからの回答に返答に頷くと、少し考えた後にペンを取る。

 

「はいっ。アタシはこれね」

「わたしはこちらでお願いします」

「頂戴します……。ふむシャクヤ選手が「498」番、フィオ選手が「106」番ですね。こちら確かに登録いたしました。――ところでお二方はこの後スボミー・インにご宿泊を?」

「そうだよー」

「かしこまりました。それでは、ユニフォームの方は完成次第それぞれのお部屋までお届けしますので」

「りょーかい」

「はい、承知しました」

「ありがとうございます。――それではこれで受付完了となります。こちら、ジムチャレンジ参加者の証明となるチャレンジバンドです。参加中は基本的に身に着けておいてください。また、明日の開会式の会場はこちらとなりますので、指定時刻までには集合をお願いします。他、ジムチャレンジ参加に当たって質問などございましたら、お近くのリーグスタッフまでどうぞ。では、お二方。チャンピオンカップ優勝を目指して頑張ってくださいね!」

「はい。ご対応ありがとうございました!」

「ういーっす。ありがとねー」

「それではお気をつけて。……しかし、ダンデ(チャンピオン)マスタード(元チャンピオン)、はたまた「はがねの大将(元チャンピオン)」と今年は妙にチャンピオンの推薦が多いなあ。もしかして、結構な当たり年だったりして?

 

 去り際に何やら呟いていたリーグスタッフだったが、その声は喧騒に掻き消されフィオたちに届くことは無かった。

 

 

 無事ジムチャレンジへのエントリーを終えエンジンスタジアムを出たフィオたち。待ち時間が長かったせいか、外は既に薄暗く。空の色は茜から黄昏に移り変わっていた。

 

「んんっ……はあ。いやー、よーやく終わったし」

「ふふっ、お疲れ様です。シャクヤさま」

 

 ようやく肩の荷が下りた、と言わんばかりに伸びをするシャクヤ。今日の最終目標であったジムチャレンジの受付を終えたことで、彼女は解放された気分であった。

 

『ムイイ……ッ! フウ、やはりヨは外の方が性に合っているであるな』

「王さまも、ご不便をおかけして申し訳ありません」

『いや、構わんである。あのような狭い空間ではヨの冠は邪魔ゆえ仕方なし』

 

 同時に、ボールから出てきたバドレックスもまた伸びをする。ボール内の環境はそれなりに快適であるが、やはり彼には外の空気が性に合っているようだ。とはいえ必要であるとならばボール内に入ることもやぶさかではないことも事実。不便をかけて申し訳ないと詫びるフィオに、バドレックスは気にするなと笑い飛ばした。

 

「んじゃあ、今日はもういい時間だし、このままホテルに入って休んじゃおっか」

「はい、そうでございますね」

『ウム、明日に備え今日はしっかり休んで英気を養うがよいである』

 

 明日の開幕式を終えればとうとうジムチャレンジが開始される。そのためにも今日はもう休んだほうが良いだろう。ということでシャクヤの言に賛同した一行はスタジアム近くのホテル・スボミーインに向かって歩き始めた――のであったが、

 

「もっしも~し! そこのお嬢さんたち、ちょっとお時間よろしいボルか~?」

 

 歩きだした彼女らに、背後から何やら珍妙な口調の呼び声がかかる。

 

『ムイ?』

「ん? "お嬢さんたち"って」

「もしかしてわたしたちのことでしょう――」

 

 もしかして自分たちのことだろうか、とそう思ったフィオ達が、声のする方へ振り返ってみると――

 

「じゃーん!」

 

 何かが、居た。

 明らかに載せただけの小さな帽子、貼り付けたかのような笑顔を浮かべる大きなボール型の顔面、そしてマスコットらしいデフォルトされた頭部に対し、妙にリアルで筋肉質な体――と、やたらとアンバランスな着ぐるみ(?)を着た人物がそこに居た。

 

「キャ、キャアアアアア!? ボールのお化け!?」

「うわっ! 何コイツ、キモッ!」

『カムィ!? 何であるかこの珍妙な生き物は!?』

 

 どう見ても不審者にしか見えない人物の登場に思わず悲鳴を上げるフィオ、ストレートに罵倒するシャクヤ、あまりの珍妙さに目を丸くするバドレックス。そんな三者三様の反応を示す彼女らに、しかし不審者はあくまでフレンドリーな態度で、

 

「ボールのお化けじゃないボル~。ボクは「ボールガイ」ボルよ~。ジムチャレンジを盛り上げるために活動しているマスコットだボル~♪」

 

 腕を前後に、体を左右にゆらゆらと揺らしながら、自らを「ボールガイ」と名乗った。曰く、自分はジムチャレンジを盛り上げるために活動している、ポケモンリーグのマスコットキャラクターなのだという。

 

「「ボールガイ」……? あー、何か聞いたことあるような……?」

『まことか!?』

「シャクヤさま!? この方をご存知なのですか!?」

「うん……。確かリーグ公式マスコットの名前がそんなんだった筈……でも」

 

 正直、こんなクソ怪しい存在がリーグ公認のマスコットなど信じられない……というか信じたくない。が、そこでシャクヤはリーグ委員長(ガラルリーグのトップ)を務める人物が誰なのかを思い出し、あの人ならやりかねない、と納得してしまう*1

 

「――信じたくないけど。コイツの言ってること、マジかもしんない……!」

「ええ!? ほ、本当でございますか!?」

「うん……。正直何考えてるのか分からない()()()なら、コレをマスコットに任命するなんてことしてもおかしくないし*2……!」

「そ、そうなのですか……!」

 

 真剣な表情で目の前の「ボールガイ」がリーグマスコットとして公認された人物である可能性を語るシャクヤ。それを聞いたフィオはもう一度、目の前のボールのお化けをまじまじと見つめてみる。

 

(た、確かに! よく見ればどことなく愛嬌があるような気が――!)

 

 あらためてじっくりと「ボールガイ」を観察してみれば、初見ではどう見ても不審者にしか見えないその恰好も、見ようによっては愛嬌があると言えなくもない。そう考えてみれば公認マスコットキャラであるという可能性が真実味を帯びているように感じられた。

 となれば、びっくりして思わず「ボールのお化け」と言い放ってしまったことは大変な失礼だったのでは? と、そう思い立ったフィオは慌てて目の前の人物に自身の非礼を詫びる。

 

「も、申し訳ありません! 驚いたとは言え初対面の相手に大変な失礼を……! まさか公認マスコットキャラ様だったとは露知らず……」

「うふふふ。大丈夫ボル、ボクは全然気にしてないボル~」

 

 ペコリと、頭を下げるフィオにニコニコ笑いながら*3、さして気にした様子もなく言うボールガイ。彼のその寛大な態度に、フィオは感心すると同時にこのような寛大な人物を見た目だけで不審者などと疑ってしまった自分を恥じる。

 

(何という広いお心の持ち主なのでしょう……! 初対面で罵倒の言葉を吐かれた相手にも関わらず、笑って"気にしない"と仰られるなんて……。わたしは自分が恥ずかしいです。人を見た目で判断し罵倒するなど、最もやってはいけないことなのに)

 

 フィオは決意した。これからは見かけのみで判断せず、ちゃんとその人の為人(ひととなり)を見よう、と。

 

 残念ながら目の前の人物は決してリーグ公認のマスコットではないし、何なら勝手にマスコットを名乗っているだけの正体不明の人物――つまりは純度100パーセントの不審者なのだが。

 

 彼女が将来、悪い人間に騙されないか心配である。

 

 

「そ、それでボールガイ様は一体わたしたちに何の御用なのでしょうか……?」

 

 すっかりボールガイがリーグ公認マスコットだと信じ込んだフィオ。彼女はそんな存在が一体何の用で自分達を呼び止めたのか質問する。

 

「うふふ。実は今、ボクはジムチャレンジに挑戦する選手たちを応援するためにプレゼントを配ってるんだボル~。だからお嬢さんたちの腕にチャレンジバンドを見つけて呼び止めたんだボル~。きっとお嬢さんたちも選手ボルよね~? だから、ボクが素敵なプレゼントを上げちゃうボル~!」

 

 曰く、彼(?)は応援活動の一環としてジムチャレンジの出場者たちにプレゼントを配っているのだとか。だからこそ、チャレンジバンドを身に着けていたフィオたちに声を掛けたのだという。

 

「えっ、マジで! 何かくれんの!?」

「なんと、わたしたちにもですか!?」

『おお、何とも太っ腹であるな』

 

 プレゼント、という言葉に先ほどまでのどこか怪しむような態度を一変。何をくれるのかと目を輝かせるシャクヤ。

 ほんの少し罪悪感を覚えつつも、せっかくの厚意を無駄にするのは良くないと、受け取りを決意するフィオ。

 見ず知らずの他人に物を施すとは何とも太っ腹なことよ、と感心するバドレックス。

 

「うふふふ♪ それじゃあプレゼントを渡すから、お嬢さん方には手を出して欲しいボル~」

 

 手を出して欲しい、というボールガイの言葉に素直に応じ、それぞれ手を差し出すフィオとシャクヤ。

 

「はい、どーぞ!」

 

 そんな掛け声と共にボールガイは差し出された二人の手に、握り締めた何かを置いた。同時に掌に感じる微かな重さ。フィオたちは早速手渡されたプレゼントを見て――

 

「えっ――」

『これは――』

「まさか――!」

 

 その正体に驚く。

 

「うふふふふ♪ どう? 驚いてくれたボル~?」

「ぼ、ボールガイ様! これって――!」

 

 ボールガイが()()()()プレゼント。

 ぴかぴか、まるんまるんとした、うるわしのたま。少女たちの手のひらの上で光輝く、その名も――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ボクの"きんのたま"!」

 

 "きんのたま"である。

 

 "きんのたま"である。

 

 "き ん の た ま" で あ る (迫真)

 

 

 

 『きんのたま』はその名が示す通り純金製の玉である。特に何の効果も持たないものの、キラキラと光って綺麗なため市場では高値で取引されている。特に形が良く、大粒のものとなればなおさら。売ればちょっとした値がつくだろう。

 

「こ、こんな高価なもの……本当にいただいてしまってよろしいのですか!?」

「勿論ボル~♪ お嬢さんたちはとっても可愛らしいから、特別にプレゼントボル~♪」

「わあ……! ありがとうございます! ――見てください王さま! 何て大きな"きんのたま"なのでしょう!」

『ほほう、これは何とも立派な……。ウム、見事な"きんのたま"である!』

 

 受け取った"きんのたま"を見つめ、その見事さに感嘆の声を上げるフィオとバドレックス。ボールガイが手渡した"きんのたま"は形、大きさ共に申し分ない見事なもので、売れば相当な値段となるだろう。

 

「うふふふっ♪ 喜んでもらえて何よりボル~♪ ……それじゃあ、ボクはもう行くボルね。お嬢さん方、ジムチャレンジ頑張ってボル。ボクも応援してるボルよ!」

「はい、ボールガイ様! 本当にありがとうございました!」

『ヨからも礼を言おう。素晴らしい贈り物であった』

 

 二人にプレゼント(きんのたま)を手渡して満足したのか、もう行くというボールガイ。そんな彼を笑顔で見送る一人と一柱。ボールガイはそのまま踵を返し立ち去ろうとして――そこで何かを思い出したかのように振り返る。

 

「そうそう、言い忘れてたボル。――それはボクの"きんのたま"! 有効活用して欲しいボル! ボクの"きんのたま"ボルからね!」

「??? ……はい!」

 

 念押しするようにそう言うと、今度こそボールガイは振り返ることなく宵のエンジンシティへと消えていく。フィオはそんな彼の後ろ姿が見えなくなるまで手を振り続けるのだった――その手に彼から貰った"きんのたま(プレゼント)"を握り締めながら。

 

 さて、高価なプレゼント(きんのたま)を受け取ってニコニコ顔のフィオとは対照的に、受け取った"きんのたま"をその手に載せたまま何とも言えない表情で見つめるシャクヤ。

 

「はあ……なんと器の大きなお方だったのでしょう。こんな高価なものをいただけるなんて夢にも思いませんでした……! よし! あの方の仰る通り、これはちゃんと活用しなくては! ね、シャクヤさま! ……シャクヤさま?」

「……フィオ。アタシの貰ったコレ、欲しかったらあげるし」

「――ええ!? よ、よろしいのですか!?」

「うん。アタシ別にお金には困ってないし。むしろ受け取ってくれた方が助かる」

「そ、そうなのですか……? 分かりました、ありがたく頂戴いたします」

 

 どこか遠い目をしたシャクヤを不思議に思いつつも、貰えるならばありがたいとして、彼女の分の"きんのたま"を受け取るフィオ。

 

「えへへ。ありがとうございます、シャクヤさま! こんな立派な"きんのたま"が二つも! ――? シャクヤさま? どうしてそんな離れたところにおられるのです?」

 

 手にした二個の"きんのたま"を握りしめ、思わぬ臨時収入に顔を綻ばせるフィオ。が、シャクヤが先ほどから自身と距離を取っていることに気が付き、怪訝な表情を浮かべる。

 

「――気にしないで、うん。後、言っとくとホテルに着いたら手を洗った方がいいと思うよ」

「??? ――そうですね! 明日の開会式で体調を崩してしまっては大変ですから!」

「ウン、ソウネ」

 

 フィオの発言に棒読みでそう返答しつつ、シャクヤはホテルへと歩み出す。フィオとバドレックスはどことなく濁った目をした彼女の様子を訝しみつつも、彼女の後についてホテルへと向かうのであった。

*1
偏見である

*2
偏見である

*3
コイツの表情は笑顔で固定されている




???「■■■■のきんのたまだからね!」

・フィオちゃん
 背番号「106」番は「い(1)の(0)る(6)」の語呂合わせ。
 怪しげな人物の"きんのたま"を二つも握りしめてご満悦の表情。
 純真無垢すぎて将来が心配である。

・バドレックス様
 フィオちゃんの保護者である神様。
 珍妙極まりない生き物と遭遇しびっくりするも、邪悪な気配を感じなかったため特に警戒はせず、むしろ、貴重な品をポンとくれる太っ腹な人物と好感を抱いている。
 王さまの邪センサーはガバガバ。慈悲深き存在だからね。どんな存在でも慈しんじゃうからね、仕方ないね。

・シャクちゃん
 背番号「498」番は「しゃ(4)く(9)や(8)」の語呂合わせ。
 リーグ委員長とは血縁関係だがほとんど会ったことがない(お互いに顔を知っている程度)ため、隔意はなくとも何となく苦手。
 怪しい人物の"きんのたま"を握った掌を見つめる彼女の瞳は――まるでドブ川のように濁っていた。

・ボールガイ
 ガラルリーグ公認マスコットキャラクター……の着ぐるみを着た、正体不明の不審人物。ジムチャレンジの応援と称して、参加選手にプレゼントを配っている。
 見目麗しい少女たちに己の"きんのたま"を握らせる――そんな彼の正体が一体何者なのか、誰も知らない。

・きんのたま
 「キラキラと 金色に光る 純金製の 玉。 ショップで 高く 売れる」
 高値で売れる換金アイテムの代名詞。高く売れるだけで特別な効果はない。
 なので女の子にプレゼントとして渡しても何の問題もない。
 例え見目麗しい少女に"きんのたま"を二つ手渡したとしても――それはジッサイ健全な行為だ。猥褻は一切ない。いいね?
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