豊穣の王と黒き夜 ~あるいはヨと巫女のジムチャレンジ挑戦記~   作:野傘

6 / 19
唐突にぶっこむ幕間。
聖剣士たちの話。









若者はいつでも無鉄砲で冒険にあこがれるものじゃ……
―とある老人の昔話


『幕間:剣士たちは思い悩む』

 ――王よ、ご武運を。

 

 傍らに白銀の少女を連れた王が、慌てた様子で人間たちの巣(カンムリ雪原駅)に向かうのを眺めながらコバルオン(聖剣士の長)は心中にて祈る。

 

 バドレックスがカンムリの地を離れ人間と共に旅に出ると聞いた時、聖剣士たちの心中は複雑なものであった。王が垣間見たという、ガラルを滅ぼす破滅の災厄。それを防ぐために王が頼ったのは自分たち(聖剣士)ではなく……人間の小娘だったという事実に。

 

 災厄を鎮めるためカンムリの地を離れるのはまだ分かる、だが供として何故よりによって人間を選んだのか。二千年に渡り忠義を捧げ続け、カンムリの地の静謐を守り続けてきた我ら(聖剣士)ではなく、多大なる恵みを得ておきながらもその存在を忘れ去った人間を頼るのか、と。

 されど我ら(聖剣士)は王の剣、王の騎士。かの王が流浪の旅にて傷付き疲れ果てた我らを癒し、この地で共に暮らすことを許したあの時……誓ったのだ。我らの剣はかの王に捧げ、新たな故郷であるこのカンムリの地を守ってゆかん、と。ならば、私情にて王の意思に異を唱えるなど言語道断。王が道を決められたのならば、我らはそれに粛々と従うのみだ。

 

 なにより出立の直前、王は我らにこう宣ったのだ。

 

 ――『ヨが行幸(みゆき)せし間、カンムリの地を託せるのはオヌシらのみ。聖剣士たちよ、留守は任せたであるぞ』

 

 王より下されし命、それは留守は任せたというもの。ならば我らの役割とは即ち、王なき間のカンムリの地の静謐と安寧を守ることだ。

 

 去り行くバドレックスの姿を見つめ、コバルオンはさらに思案する。

 

 それに、王はこうとも仰っていた。

 

 ――『ガラルの地に大災厄が蘇りし暁には、オヌシらもまた力を貸して欲しいである』

 

 大災厄……我らがこの地に辿り着く以前、ガラルと呼ばれしこの大地を襲ったという「黒き夜(ブラックナイト)」。王曰く、その大災厄がいま再び起こらんとしているのだという。そして大災厄の際には、我らもまた助力せよと。

 王は我らの力をよくご存知だ。王がそう仰られるのであれば、我らもまた来るべき災厄に備えなくては。

 

 ――……災厄が訪れるまでに()()もどうにか一人前とすべき、か。しかし……

 

 思い浮かぶのは不肖の弟子、血気盛んなる若駒の姿。

 先日も己が実力を示さんと巨獣(フォモール)に挑みかかり、苦戦した挙句に取り逃してしまうという失態を犯した。さらに中途半端に暴走した巨獣がよりにもよって王に襲い掛かるなどという始末。幸いにして王に怪我は無く此度の一件を不問としていただけたが、王の剣たる我ら聖剣士を目指す身でありながら私情を優先し、挙句の果てに王を危険に晒すなど言語道断。

 王はあまり厳しく叱責してやるなと仰られたが、それでもケジメは付けねばならん。故、己がしでかしたことへの自覚を促すため、アレには一切の修行を禁じた上で謹慎を命じた。

 

 ――アレは実力こそ一端(いっぱし)だが、精神がそれに追い付いていない。己を聖剣士として認めろと煩いが、残念ながらまだ認めることは出来ん。

 

 だが災厄が目前に迫る今、アレの戦力化を急がねばならないのも事実。

 中々に悩ましい問題であるが、ともあれ……

 

 ――……多少なりとも反省したであろうし、そろそろ謹慎を解いてやるとするか。

 

 バドレックスの姿が見えなくなったのを確認した後、コバルオンは不肖の弟子の許へ赴かんと踵を返した、その時。

 

 ――ぐるお!

 ――ききゅあ!

 

 遠方より、同じ聖剣士たるテラキオンとビリジオンが駆けり寄ってくるのが見えた。凄まじい速度で駆ける彼らの姿は常ならぬ酷く焦った様子で、コバルオンはその姿に何やら嫌な予感を覚えた。

 

 ――彼らには()()の様子を見に行かせていたのだが……。何か、あったのであろうか。

 

 それから瞬く間の内にコバルオンの傍らへと降り立つ二匹。コバルオンは慌ただしい様子で駆けつけた彼らに、一体どうしたのかと問いかける。

 

 ――どうした、お前たち。

 ――コバルオン! マズいことになった!

 ――あの子が居なくなりました。

 ――……なんだと?

 

 彼らの口から飛び出した驚愕の言葉。あの不肖の弟子が居なくなったというもの。彼らが謹慎場所を確認しに行ったところ、既に中はもぬけの殻。どうやら先の処分を不服として、謹慎場所よりこっそり抜け出したらしい。微かに残る痕跡を辿ったところ向かった先はおそらく……カンムリ雪原の外。

 聞かされた話のあまりの内容に、思わずして驚愕の表情を浮かべるコバルオン。あのコバルオンが鉄面皮を崩した! と驚く二匹であったが、コバルオンはすぐさま表情を戻し、そうかと頷く。

 

 ――すぐさま連れ戻しに向かいましょう。

 ――ああ、足跡を見るにまだそう遠くへは行ってはねえ筈だ!

 

 すぐさま弟子を連れ戻そうという二匹。だが、それに対しコバルオンは……

 

 ――……否、捨て置け。

 ――んなっ!?

 ――何故です!?

 

 連れ戻しは不要、捨て置くという。

 リーダーの回答に何故と問う二匹へコバルオンは言う。我らの役割を忘れたか、と。

 

 ――我らが与えられし下知は王が不在の間このカンムリの地を守護すること。アレを連れ戻すためにこの地を離れることは王の命に反する。アレの出奔は我らにとって私事だ。私事を優先し王命に背く、それは王の剣たる我ら聖剣士に許されることではない。よって連れ戻しは不要。我ら聖剣士は王命に従い、各々の持ち場にて守護の任を全うせよ。

 ――そんな……。

 ――納得いかねえぜ! アイツは俺たちの弟子だろうが! 責任を以って最後まで面倒みてやるのが師の役割じゃあねえのかよ!

 ――……アレはもう弟子などではない。我らに下された王命はアレにこの地で生き抜く術と知恵を授けることだ、そしてそれは既に果たされている。なればアレと我らはすでに師弟に非ず。アレが何をしようとも――例えどこぞで野垂れ死のうとも、我らにとって与り知らぬことだ。

 

 もはやアレは弟子に非ず、どこぞで野垂れ死のうと知ったことではないと宣言するコバルオン。そんな彼の一方的な宣言に対し、二匹は抗議の声を上げる。

 

 ――コバルオン! いくら何でもそれは……!

 ――オマエ、本気で言ってるのか!?

 ――無論、本気だ。聖剣士とは王の剣、王の騎士。私情を優先し、王命を反故にすることは許されないことだ。自らの私情を優先し、出奔した時点でアレに『聖剣士』足る資格はない。それでも不服というならば――抜くがいい。

 

 聖剣、抜刀。

 蒼く輝く刃を二匹へと突き付けながら、コバルオンは()()する。

 

 ――王命に背き、あくまで私情を優先するというのならばお前たちとて容赦はしない。聖剣士として、この場で斬り捨てる。

 

 その姿勢にテラキオン、そしてビリジオンは彼がこの件に対し一切譲歩する気がないことを悟った。コバルオンの異名は『鉄心』。その強固なる意思は鋼の如く堅く、決して揺らぐことは無い。例え数千年を共に過ごした同胞であろうとも、この決定に異を唱え続けるのならば本気斬り捨てるつもりだ。二匹はコバルオンの実力を良く知っている。もし自分達が争ったならば、どちらかが死ぬまで止まらないだろう。

 そして二匹には長き時を共に過ごし苦楽を分かち合った仲間を自ら手に掛けることも――その手に掛かることも、出来る筈が無かった。

 

 結局、二匹が得物を抜くことはなく。それを見たコバルオンも聖剣を収める。

 そしてもうこの場に用はないと言わんばかりに踵を返し、己の持ち場『凍てつきの海』へと去って行った。

 

 ――…………。

 ――……クソッ!

 

 走り去るリーダーの姿を見ながら、ビリジオンは黙り込み、テラキオンは悪態を吐く。

 

 ――ああ、ちくしょう。何で……何でこうなっちまったんだよ……。

 ――どうして……どうして逸ってしまったのですか、『ケルディオ』。

 

 愛弟子ケルディオ。少々危ういところはあれど、確かな才能の持ち主。災害にて親を亡くした彼を、王の命によって弟子として迎え入れたのが始まり。初めは王に命じられたが故に稽古を付けていただけだった筈が、いつしか我らにとって本当の仔のようになっていた存在。いつの日か我ら聖剣士の一員として、王と故郷(カンムリの地)を守護するのだと語っていたというのに。

 確かに、最近いつまで経っても自身を聖剣士の一員として認めぬ我らに業を煮やしていたのは知っていたが、まさかこのようなことをしでかすとは……。

 

 どうしてこうなってしまったのか。二匹は天を仰ぎ、嘆かずにはいられなかった。

 しかし、彼らに最早打つ手はない。弟子はカンムリ雪原を遥か超えた彼方へと出奔、自分たちは守護の任を負って追うことも出来ない。

 

 ――ああ、愛弟子よ。どうか……。

 ――死にだけは、すんじゃねえぞ。

 

 彼らに出来ることは唯一つ。愛弟子(ケルディオ)が無事であるよう祈ることだけであった。

 

 

 駆ける、駆ける、駆ける。力の限り、駆け続ける。

 山を越え、谷を越え、故郷(カンムリの地)を離れ、遥か北の地を目指してどこまでも。

 

 僕は聖剣士になりたかった。

 

 昔、故郷(カンムリの地)を災厄が襲った時、幼かった僕は両親を亡くし僕自身もまた死にかけていた。そんな僕を救ってくれたのが「王さま」だった。「王さま」は瀕死の重傷を負っていた僕を、また歩けるようになるまで癒してくれた。それだけじゃなく、両親を失って途方に暮れていた僕をお師匠様たちに引き合わせて、生きる術と知恵を教えてくれるように頼んでくれたんだ。

 お師匠様たちは聖剣士という王さまに代わってカンムリの地を守っているポケモンたちで、とっても強かった。何でも僕の故郷を襲った災厄を撃退したのもお師匠様たちらしい。

 修行は厳しかったけど、おかげで僕は今までとは比べ物にならないくらい強くなることが出来た。そしていつしか夢が出来たんだ、僕もお師匠様たちの仲間になって王さまの役に立ちたい、カンムリの地を守りたいって夢が。

 だからお師匠様たちに言った。僕を聖剣士に入れて欲しい、僕も王さまとカンムリの地を守るために戦いたいって。だけどお師匠様たちは答えは「ダメ」だった。お前はまだ未熟だ、まだ早いと言って。

 

 だから僕はお師匠様たちに聞いた、どうしたら聖剣士に入れてくれるのかって。そしたらお師匠様たちはお前が今よりもっと強くなったらだって言った。

 

 それから僕は聖剣士の一員になるために修行を始めたんだ。毎日、毎日たくさん修行して、そして僕はお師匠様たちに負けないくらい強くなった。

 だけど、お師匠様たちはいつまで経っても僕を認めてくれなかった。どんなに修行して強くなっても、お師匠様たちはまだ未熟だ、お前には強さというものが何か分かっていないって。

 

 どうしてお師匠様たちは僕を認めてくれないんだろう。僕はこんなに強くなったというのに……。

 

 思い悩んだ末に、僕はあることを思いついた。そうだ、僕が実際に聖剣士の役目を果たせることを証明すればお師匠様たちも僕のことを認めてくれるかもしれない、と。

 聖剣士の役割はカンムリの地の秩序を乱す者たちを打ち倒し、その静謐を守ること。そしてカンムリの地の秩序を乱す者といえば、時折発生する「光の柱*1」から現れる巨獣(フォモール)だ。

 僕はたまたま発生した光の柱に飛び込んで、そこに居た悪竜(サザンドラ)巨獣(フォモール)と戦った。悪竜(サザンドラ)巨獣(フォモール)はとても強くて、僕は何とか縮めるところまでは出来たんだけど、鎮め切れずに逃がしてしまったんだ。それでも巨獣(フォモール)に勝つことは出来たから、僕は意気揚々とお師匠様たちに報告した。

 でも僕の報告を聞いたお師匠様たちは途端に、ものすごく焦った様子で外に飛び出していった。……後で聞いた話によると巨獣(フォモール)を相手にする時は体を縮めさせるだけではダメで、完全に意識を絶たないといけないらしい。じゃないと手負いの状態でさらに凶暴化して、どんな被害を齎すか分からないのだそうだ。

 僕が取り逃がしたサザンドラを鎮めて戻って来た後、お師匠様たちは僕を厳しく叱責した。今までにないくらい激しい剣幕だったからびっくりしたけど、これは僕の取り逃がしたサザンドラがあろうことか王さまを襲った所為だった。

 それを聞いた時はひどく驚いた、けれど次に言われたことにはもっとびっくりした。なんと、自分が何を仕出かしたのか自覚するまで謹慎、その間は修行禁止だって言うんだ。

 

 そんなのって無いよ。確かに僕がサザンドラを取り逃がした所為で、危うく王さまが怪我をするところだったのは言い訳のしようがないことだ。でも、だったら今度はちゃんと鎮め切れるくらい強くなるために修行するのが普通だろう。なのに、お師匠様たちは僕が修行することを禁じたんだ。

 修行しなくちゃ強くなれない。強くなれなければ聖剣士になることは出来ない。そこで僕はふと思った、もしかしたらお師匠様たちは僕を聖剣士にする気が無いんじゃないかって。

 最初は信じたくなかった、でも時間が経つにつれて何だかお師匠様たちがどんどん疑わしく思えてきてしまう。

 

 いずれにせよ、このままじゃ聖剣士になるなんて夢のまた夢だ。

 だから僕は考えた。お師匠様たちが聖剣士と認めてくれないなら――王さまに直接認めて貰おう、って。

 

 王さま……お師匠様たちがお仕えする、カンムリの地を治める偉大なるお方。そんな王さまに直々に認められたなら、お師匠様たちもきっと僕を聖剣士として認めてくれる筈。

 問題はどうやって王さまに僕を認めてもらうのか、だ。王さまに力を見せようにも、カンムリ雪原に居る限りはお師匠様たちに勘付かれてしまう。何とかお師匠様たちに気付かれないように、王さまへ僕の力を見せるにはどうしたら……。

 と、悩んでいたその時、思いがけないチャンスが僕に訪れた。お師匠様たちの話にこっそり聞き耳を立てみたら、たまたまある話が漏れ聞こえて来たんだ。王さまが大いなる災厄を退けるため雪原を離れて北の地へ向かうって話が。

 

 これだ。

 お師匠様たちはカンムリ雪原の守りを任されて、ここからは離れられない。僕を阻む者は誰もない。

 

 王さまに同行して、僕の力をお見せすることが出来れば――あまつさえ、お師匠様たちに代わって災厄を退けることが出来たなら。王さまはきっと、僕のことを王さまの剣、王さまの騎士(聖剣士)として認めてくれるに違いない。

 そうと決まればやるべきことは一つ。僕はお師匠様たちの目を盗み、謹慎場所からコッソリと抜け出した。目指すは北方、王さまが向かったという人間たちの住む領域だ。

 

 胸に情熱と野心を抱いて、どこまでも地を駆ける。

 

 ――待っていてください、王さま。僕が必ずや、お師匠様たちに代わって災厄を打ち払って見せます!

 

 だけどこの時、僕はまだ知らなかった。

 

 ――だから、僕を……!

 

 そうして駆けた先に待ち構えていたのが――栄光などとは程遠い、どこまでも辛く厳しい試練であることなど。

*1
王さまやお師匠様たちはこれを『禍つ星の光』って言ってた




これにてプロローグは終了。次回からやっとジムチャレンジに突入する予定。なお、書き溜めはすでに尽きている模様。



・ケルディオ
 聖剣士たちの弟子であるポケモン。真っ赤なたてがみに瑞々しい尻尾、そして額に一本の角を備えた麗しき若駒。
 元々カンムリの地に住まうポケモン一匹であったが、幼き頃にカンムリの地を襲った災厄(「黒き夜(ブラックナイト)」の残照であるダイマックスポケモンたちの暴走)によって両親を失い、自身もまた瀕死の重傷を負う。
 そんな彼を救ったのはバドレックスと聖剣士たちだった。バドレックスは死に瀕していた彼を癒し、聖剣士たちは未熟な彼にカンムリの地で生きる術と知恵を授けた。やがて、彼は自身も聖剣士の一員となってバドレックスに恩返しがしたい、師匠のようにカンムリの地を守りたいと夢見るようになる。
 まだ若く未熟の身なれど、内に秘められた才能は師たる聖剣士たちをも凌ぐ。が、その精神は未だ未熟であり、己の実力を過信しがちな悪癖がある。そうした性格を危惧されたことで聖剣士と認められなかったのだが……彼はそのことに気が付かず。結果、いつまで経っても認められないことに業を煮やし、とうとうカンムリ雪原を出奔してしまう。
 師の心、弟子知らず。未だ若く未熟な故に本当の強さというものに気が付かない。彼がそれを理解するのは、まだ先のことである。

・コバルオン
 『鉄心』の異名を持つ、聖剣士の一匹。その性格は冷静沈着かつ、厳正厳格。規律を重んじ、私より公を優先する。これは聖剣士のリーダー格として、そして多くの者を導く者立場にある者として、皆の範足らんとしているため。
 かつてバドレックスに命を救われた身としてバドレックスに忠誠を誓った聖剣士であるが、彼はその中でも特に強い忠誠心を抱いている。そのためバドレックスからの頼みを王命として至上と考え、生来の責任感も相まって何を置いてもそれを果たさんとする気持ちが強い。
 ケルディオにとっては厳しい父のような存在。彼の性格を危惧しつつも、その才能を見込んで大きな期待をかけていた。

 彼はいつだって沈着で冷静で、そして厳格だ。他者に厳しく、そして自身にはもっと厳しい。故に、彼には与えられた王命に背くなど出来なかった。例えその結果、愛しい仔を失うことになったとしても。

・テラキオン
 『剛力』の異名を持つ、聖剣士の一匹。その性格は勇猛果敢にして、豪放磊落。気さくで面倒見のよい兄貴肌な性格で、ケルディオにとっても兄のような存在であった。
 出奔したケルディオを気に掛けつつも、聖剣士としてリーダー足るコバルオンに逆らえず、せめてその無事を祈る他なかった。

・ビリジオン
 『俊足』の異名を持つ、聖剣士の一匹。その性格は温厚篤実にして、清廉潔白。穏やかな性格で、ケルディオにとっては母、あるいは姉のような存在であった。
 出奔したケルディオの身を案じつつも、聖剣士として互いが殺し合うことを望まず、コバルオンに従わざるを得なかった。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。