『SPY×FAMILY』×『Lupin the Third』〜輝く宝石はスパイと泥棒を呼ぶ〜 作:VOSE
…〈WISE〉の基地にて…
「…ふむ…」
本当に『
その鑑定の様子を2人はマジマジと見ている。
「…あの様子だと、おそらく本物だな…顕微鏡を覗いてる研究員が驚いている」
「本物ですか…それはどうして?」
『黄昏』は
「『黄昏』は聞いたことはあるか?昔
「〈WISE〉での勉強会の時に習いました」
「元々『
「はぁ…」
「しかし、王国は戦争を境に解体され、今の2つの国に別れてしまった。2つの国は戦争が終わった後、すべての責任をその時代の王に負わせることで取りまとめ、その時に王が持っていた国の宝であるその宝石を2つに割ってそれぞれ持つようになった…それが今のあの宝石ということだ」
「それはいつの話で?」
「我々が生まれる前だ」
『黄昏』は思わず納得して首を小さく縦に振った。
「しかし、それと宝石に何か関係があるんだ?」
「その先代の王とやらは、元々一つだった宝石に何か細工をしていたらしい。そして2つに割れた今の宝石には、その細工の跡が残っているというが…」
「鑑定結果が終わりました」
中から研究員が、『
「結果は?」
「本物です。宝石の中に何やら図面らしきものが描かれております。過去の文献より、『
「その図面はどんなものだ?」
「そこまではわかりかねます。何かの製造方法らしいものですが…」
「宝石に組み込むってことは、よほど知られたくないものなのか…」
「さて…我々としては、『
「天下のルパン三世も持っていないとすると、誰が一体…」
「それについて、少し気がかりな話があってな…」
「今回盗まれた『
「とある組織…ですか?」
『黄昏』はすぐに過去の犯罪歴のある組織を片っ端から探り始めるが、その様子を見た
「お前にはわからん組織だ。というのも、この組織がわかったのもつい最近だがな」
「つい、最近…」
「あぁ…その組織の名前は、『東西統一協力戦線』」
が、最近知ったというのもあって、内容はあまり深々と書かれてなかった。
「この組織が、今回の事件を握っていると?」
「おそらくな…詳しい話は後日にしよう」
「珍しいですね、
「今回の一件は、国からすぐに片付けるようにしつこく言われている。国の宝だからな」
「そうですね…なんとしても、取り戻さなきゃ…」
「とりあえず、今日はここで切り上げよう。アーニャ嬢にはもうしばらく鑑定していると伝えてもらえると助かる」
「わかりました」
『黄昏』は
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…家路につく『黄昏』…ロイドは、『東西統一協力戦線』のことについて頭を巡らせていた。
(『東西統一協力戦線』…一体何が目的で宝石に狙いをつけたのか…もし、統一するだけなら武力を持つなり、テロを起こすなりして、国を貶めるようにするはずなのだが…)
と、そろそろ家の前に来たその時だ。
ロイドの向こうから1人、見慣れない格好をした男が現れた。
和服に袴を着ており、広々とした笠を被ってビニール袋を持っている。
(…あれは…確か、サムライだといったか…遠い東の国では昔そのような人がいたと本で見たことがあるが…)
ロイドが家の前で立ち止まると、向こうから現れたその『サムライ』もまた、家の前で止まった。
(…腰に長い棒…恐らく昔の東の国で使われた『カタナ』という武器か…まさか、刺客か?)
警戒しつつ、『サムライ』を睨んだロイド。
しかし、そのロイドの心配は杞憂となる。
「…お主が、ヨル殿の夫でござるか」
『サムライ』が発した言葉に、ロイドは驚く。
「っ!?あ、あぁ…あなたは?」
「やはりそうでござったか…」
『サムライ』は被っていた笠を取り、隠れていた笑顔を見せた。
「挨拶が遅れて申し訳ない。某は、ヨル殿の遠い友人である、石川五ェ門でござる」
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では次回、お会いしましょう