シンフォギア Fake Ideal   作:アーヴァレスト

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仲間のピンチに颯爽登場するのが主人公の見せ場なの


Reunion and Battle

「え、風鳴さん達が戦ってる!?」

「あぁ、私は別件で援護に行けねぇ!!今、外で一番近いのはカナタなんだ、頼む!!」

「仕方ないわね・・・後で言い訳考えなさいよ!?」

 

銀髪の子との出会いから数日、私は学校が終わってから部活をサボって街に出ていた

と言っても学校近くの体育館にて行われている弓道の大会の関係者から来てほしいとの連絡を受けて来ていたのだ

曰く、ゲスト出演をお願いしたいとのことだったが、私はこれを快諾し電話の少し前に出番が終わり帰るところだった

 

「キアナさん!!」

「見てたよ、帰りの足無いんでしょ?」

「そのことなんですが、寄る所がありまして・・・」

「知ってる、私もアヤカから今電話来たところだから。行くんでしょ?」

 

そう言ってキアナさんはバイクのヘルメットを私に渡してきた

 

「お願いします!!」

「飛ばすからしっかり掴まっててね!!」

 

そしてキアナさんがバイクを走らせ始める

気がつけばあっという間に100キロどころか150キロに達していた

 

「このバイク、電動ですよね!?」

「色々弄ってるからもっと出せるよ!!」

「安全運転でお願いします!!」

「もちろん!!」

 

だからなんで加速するのかなぁ!?

今メーター見たら200キロ近くまで加速してたんですけど!?

 

「ここで大丈夫です!!」

「了解、怪我はしても良いけど死ぬのはダメだよ!!」

「分かってます!!」

 

そして駆け出すと、ほんの数秒でピンチだと分かった

どこかで会った覚えのある銀髪の子が風鳴さんと立花さんを相手にして優勢のようだ

 

「投げて届くか・・・!?」

 

前に複製した風鳴さんの武器を再度複製し、思いっきり投げつける

距離にして20m近くだが放物線を描いて相手に向かい、攻撃していた側の子が一瞬早く気づいて回避した

やはり気づかれたか・・・だがこれで相手はこちらを見た

 

「何だてめぇ!?」

「通りすがりの一般人よ」

「お呼びじゃねぇよ!!」

「カリカリしてるわね・・・」

 

再度武器を複製する、今度はキアナさんの大剣だ

今回は出力を抑えて通常の大剣で戦う、前回・・・初めて複製した際は最大出力で複製してしまったために体力が持っていかれた

 

「さっきの剣といい今度のそれといい、どっから持ち出してきやがった!?」

「秘密よ」

 

そう言って一歩踏み出し、そのまま飛びかかる

相手はその単調極まる攻撃に鞭のようなもので迎撃してきた

それを身体を強引に空中で躱して振り下ろすが、相手は目の前にバリアのようなものを構築して防いだ

 

「防御だって出来るんだぜ!!」

「便利なものね、だけど・・・」

 

その瞬間、出力を一部開放した事で、剣に鈍い銀色だけでなく炎の赤が追加される

 

「つっ・・・!?」

「熱にはどれだけ耐えられるかしら?」

 

そう、この剣の機能には炎熱がある

それはあの後、キアナさんから聞いた複製元の剣の名前、天火大剣・・・絶大な破壊力をもたらす代わりに使用者にも凄まじい負荷を与える大剣の機能だ

キアナさんはそれを自由に扱えるレベルにあるため問題ないが、複製した私はそこまでの領域に至っていない。故に初めて複製した時に体力を著しく消耗した

 

いでよ、天火!!

 

【挿絵表示】

 

その言葉と共に莫大な熱が開放された、私の周り5メートル付近の草が燃え上がるほどの熱だ

 

「このっ・・・!!」

「あら、限界かしら?まだまだ、上げられるわよ?」

「なんだと!?」

 

その瞬間、一瞬だけ私が出せる最大火力を叩き出してバリアを強引に粉砕、剣を地面に突き立ててその際の熱で発生した煙幕で姿を眩ませる

 

「どこに行きやがった!?」

「後ろよ」

「なっ!?」

 

煙幕が晴れたあと敵が見たのは、地面に刺さったままの大剣

私の姿が見えないことに苛立ちの声を出した直後、複製した風鳴さんの剣の峰を相手の首筋に当てながら私は後ろから答えた

 

「動けば斬る、と言っておくわね。どこかで会った誰かさん?」

「お前、あのときの・・・」

「敵として再会するのは最悪だけど、最低の選択はさせないでくれると助かるかな・・・」

 

そう、最初に見た銀髪で私は相手が誰だか察した

だからこそ、斬るという手段は取りたくない

 

「すまない、助かった」

「偶然よ、風鳴さん。警戒は解かないでね、立花さん。こういうのはバックアップがあるはずだから」

「まったくその通りだ、不意打ちしようとしたが失敗だったか」

 

その声に振り返ると、カズマさんがいた。笑いながら、私に銃を向けてウインクしてくる

あぁ、なるほど・・・相手に潜入するから手伝えということか

 

「引くぞ、分が悪い」

「指図すんな!!」

「逃さん!!」

 

撤退する相手に攻撃を仕掛けようとした風鳴さんを私は止める、カズマさんの任務を邪魔する訳にはいかないからだ

 

「何故止める!?」

「あの男の人には束でかかっても勝てないからよ。冷静になりなさい、風鳴さん。この戦場で余裕の笑みを浮かべるということがどういう意味なのか」

「つっ・・・!!」

「私達も引くわよ、警察が来るわ」

 

そして私達は本部に戻る事になった。警察より前に司令達が迎えに来ていたのだ

私は別で、キアナさんと一緒に船に一時戻る事になった

 

「全くもう、無茶して・・・!!」

「ご、ごめんなさい・・・」

「まぁ、今回は即興だったけどカズマの潜入に協力してくれたし・・・こちらとしても即応できなかった負い目もあるからこれで終わろう、キアナ?」

「分かってるけど、無茶も無謀もダメって前に言ったでしょ?」

 

それは前に確かに言われたことがある、無茶も無謀もダメとは言われていたし、今回もケガはいいけど死ぬのはダメと言われていた

 

「まぁ、実際ケガしてしまってるしね」

「反省してます・・・」

 

今回の戦闘では確かに私が優勢だった、だが躱し損ねて鞭の刃先で皮膚を浅く裂かれていたのだ

かすり傷より少し深い程度であり、出血はほぼ無いに等しいがケガはケガである

 

「だけど、カズマが潜入すると何故わかったのかしら?」

「だってカズマさん、イタズラするとき手伝う側にウインクする癖があるじゃないですか」

「それで・・・?」

「アヤカさんもそこが似ているので、もしかしたら何か企みがあるのかなって。んで、利敵行為を働くということは相手に潜入するのが目的だと推察しました」

「・・・」

 

アヤカさんの質問に思ったまま答えたら、顔を手で覆い天井を仰ぎ見るポーズをした。思い当たるフシが多すぎて何も言えないのだろう

キアナさんは苦笑いである

 

「あぁ、確かに・・・言われてみればその通りね・・・クソぅ・・・」

「まぁ、元が同じだから・・・で、今後の方針は?」

「カズマから連絡あるまで当たり障りのない行動をするだけよ。二面打ちでやるしか無いでしょう」

 

ため息を吐きながらもアヤカさんはそう言って紅茶を飲む、相変わらずの紅茶だ

そろそろ別の飲み物を飲まないだろうか、コーラとか

 

「じゃあ、日本は私担当?」

「えぇ、頼むわね、キアナ。私は米国に渡るわ」

「私はそのまま学園で適宜、奏や風鳴さんの援護をすればいいですかね?」

「今のところはそうね。危険と判断すれば即変えるから」

 

なるほど、現状で一番安全なのは学園か・・・地下にあんな施設あるけど、シェルターとして考えればたしかに安全とも言える

 

「それじゃあこれで反省会終わり。一応検査してから帰るよ」

「あれ、でもカズマさん今いませんよね?」

「帰ったどー!!」

「「「あ、帰ってきた」」」

 

潜入したはずの人物が帰ってきたんですがそれは?




そしてシレッと潜入してアッサリ帰ってくるヤベー奴もいる
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