今回はかなり短めです。キリが良かったので
「それじゃあお願いね。ルドガー」
「はい‥」
―――――どうしてこうなった
先程の鍛練において全く力を出さなかった事にメンバーが腹をたてアストレア様を四六時中護衛しろと命令され、当然お店の確認もしたかったけど問答無用だった。
「それにしてもルドガー」
「はい?」
「あなた本当に恩恵貰ってなかったのね」
「‥疑ってたんですか‥‥」
「疑ってはいなかったけどほら私達神には嘘は通用しないって知ってるでしょ?」
――――――それでも信じられないもの
とアストレア様は鍛練の光景を思いだしジト目で此方を見てくる‥
「ッ!?」
その時突然アストレア様が駆け出し道中にいる負傷者に駆け寄り
「ルドガー!確か貴方治癒術使えたわよね!」
「え!?っとわかった!」
負傷者の近くに膝立ちになり[ヒール]を唱える
この精霊術であれば身体に負担が小さく済む。が
「っ!くそ!傷口に破片がある!このまま治しても金属毒で悪化する!」
「それとりだせそう!?」
「っ‥‥‥‥このまま治してどうなるか正直解らない」
出来れば破片を取り除いた後で治療するなら後遺症は残ら無いはずなんだが‥
―――そう。と覚悟を決めた表情で
「では剣を貸してください。三名‥いや二名ほど手足を切断します。そのあと直ぐに治癒術を行って」
「‥‥わかった!」
―――それじゃあ、そこの貴方これを歯の間に噛ませて!そしてルドガー!患者を取り押さえていて!
俺の負担大きくないか‥‥?取り押さえながら治療術の行使は多分出来なくもないが、まだ術に不慣れだからそれなりの集中力が必要なんだが‥
その視線をアストレア様に送ると笑顔を返される
「(あ‥やれという意味ですね‥)」
そして一連の準備が整いアストレア様が破片がある所に剣を入れ切断する!
「んーーー!!!んっーー!?!!!!」
近くにいるアストレアと俺に帯ただしい程の血が掛かり服を真っ赤に染め上げる
「ルドガー!早く!」
「やってる!」
患者の傷口に[治癒功]を行い癒していく。
[ヒール]といった精霊術よりも回復速度は劣るが充分に回復可能だ。
傷口がふさがるにつれ落ち着いていく患者を確認し
それにともないホッと息をつく俺たち。
アストレア様が周囲にいる手伝ってくれたギルド職員や民間人に労いをかけている最中
アーディやその姉とは違う青色の髪をした眼鏡の女性が駆け寄ってくるのが見える
「アストレア様!アリーゼ達はいますか!」
「アスフィ?アリーゼ達は今出払っているけど‥」
敵の所在を探るため彼女達の力を借りたい!出来ればリオンの手を!彼女が一番私と連携がとれる!
「確か今それぞれの場所で巡回してなかったか‥?」
「彼は?」
俺がぼやくのを聞こえアストレア様に訪ねるアスフィ。
「彼はルドガー。今家で居候中なの」
「え!?」
俺‥いつの間にそんな扱いに!?
「あーもう!今は猫の手も借りたいぐらいなんです!彼の実力のほどは!?」
「え‥ええ。そうねあの子達が束でも敵わない‥ぐらい?」
「!わかりました!では彼をお借りします!」
彼女は俺の襟首を掴み全力で引っ張った!
「いや!ちょっと待て!今護衛中なんだけど!?」
ねえ!アストレア様!?と彼女を振り替えると
行ってらっしゃーいとでも言いたいのか何処からともなく白いハンカチを片手で振っていた‥
その姿を見て全身の力が抜け為されるがままに引きずられていった。
スキット 銃の仕組み
ライラ
「そういやルドガー」
ルドガー
「?」
ライラ
「あの小さい武器なんだけどよ」
ルドガー
「小さいというとああ、銃の事か?」
ライラ
「そうそう!あれの仕組みってどうなってるんだ?」
ルドガー
「そうだな‥俺の使ってるのは特殊なんだけど」
ルドガー
「普通だったら火薬を込めた弾しか撃てないんだけど、この銃はマガジンが周囲のマナを取り込んで自動的に弾が作られるんだ」
ライラ
「マナ?」
ルドガー
「マナていうより周囲に漂う魔力って言えばいいかな、それを取り込んで生成するんだ。しかも取り込む魔力によっては属性も変わるんだ」
ライラ
「それって‥つまり火だったり水だったり変えられるってことか!?」
ルドガー
「そういう事になるな。ただし使い道を謝ると仲間を殺しかねない武器にもなるんだ」
ライラ
「なるほどな‥迂闊には使えねえか」
ルドガー
「‥‥意外とコンビネーション組めるとは言わぬが吉か」
ライラ
「何かいったか?」
ルドガー
「いや!何にも!」