修正かけてます。
大筋や話的にはさほど影響しないので大丈夫です
強いていうなら印象が変わっただけです
「‥‥‥‥‥‥あ」
意識が回復しゆっくりと瞼を開ける。そこは今まで見たことのない天井で少なくとも俺が知らない場所だった。
「‥‥何か‥いつも以上にボーッとするな‥」
俺自身睡眠が深いのか、時間ギリギリになることが多いのがたまに傷なんだが、今は普段のそれより頭が働かない。
確かあの時、施設から脱出するため強大な精霊術を公使したんだった。
「‥‥ていうか、ここどこ?」
寝ていたベッドから上体を起こし周囲を見渡す。その時布団の右側に違和感がある
「‥?」
視線を送ると青髪の少女。アーディの姿がそこにはあり、彼女は疲れていたのか傍らにある椅子に座りながら上体をベッドにやり爆睡していた。
「くっ‥‥‥‥!」
その姿が少し面白く頭に手を置き髪を撫で始める
―――何だろうなこのエルと似たような雰囲気は
「♪~♪♪♪~♪~♪~」
更に興が乗り一族に伝わる歌詞もとい鼻唄を歌った。
「‥‥‥‥っ‥‥ん」
その歌を聞くとアーディは表情を柔らかくし身じろぎをし瞼が少しずつ開いて行くのがわかった。
「‥‥ん~~?ル‥ドガー?」
「おはよう。よく眠れたか?」
その言葉を聞くと彼女は少しずつ破顔していき、ル‥ルルドガー?ルドガー!?
と慌てていった。
どうどうと俺は落ち着かせると、アーディも落ち着き始めたのか深呼吸を一つ行い
――――皆呼んでくる!
と慌てて部屋を飛び出していった。
「(落ち着いたんじゃなかったのか‥‥)」
さっきの深呼吸は何だったのかと思い扉を見ているとノック音が響き渡る。
ガチャっという音と共に入られたのはアストレア様だった。
俺の起きてる姿を確認しホッとしたような表情を見せたあとベッドに近寄り
「おはようルドガーさん。身体は大丈夫かしら?」
「ええ。見たところご心配をお掛けした様子で」
――――申し訳ないです。ベッドまで借りたようですし。
彼女は、その言葉に首を左右に降ることで否定し「それは違うわよ」と続けた。
「ルドガーさん。あなたは私達ファミリアの家族を守ってくれた恩人です。なのでこれは正当な報酬もとい、私達の成すべき事案です」
その言葉を発した時の表情はとても晴れやかであり、曇りは一切なかった
「ハハハ‥」
残念ながらそのときの俺は肯定も否定も何も出来ずに愛想笑いを浮かべることしか出来ない
丁度その時、扉がバタン!と勢い良く開く音が響き渡りアストレアファミリアのメンバーが入ってきた
「ルドガーさん目が覚めたって!?」
「ようやく目が覚めやがったか」
「いいご身分ですな。私達がこんなに身を粉にして働いているというのに」
「輝夜、ライラそういうことは言わない方がいい!すみません。ルドガーさん目が覚めて良かった」
―――いや~本当に良かったよ。ホントホント。
アリーゼの元気な声とライラと輝夜の皮肉めいた言葉に対するリューの諌める言葉に続いて他の面々も心配の声が部屋中に響き渡る
アリーゼは心配する声と共に何かを聴きたそうな表情を浮かべ恐る恐る訪ねてきた。
「‥あのさ。ルドガーさんこんな時に聞くのもあれなんだけど‥」
「ああ‥うん。何となく聞かれると思ってた」
彼女は頷き、大きく深呼吸し決意を固めた表情で
「‥わかったわ。それじゃあルドガーさん。貴方、本当に何者?少なくともあの施設で使われた魔法は一般の人が使えるものとは思えない」
「そして、闇派閥を倒した時に使った。あのちっこい武器だ。あれは私でも見たことがねえ」
周囲の空気が一瞬にして冷たくなった。恐らく俺が闇派閥に属している可能性を考慮していたのだろう
‥やっぱりか。流石に緊急時に際してかなり頑張ったから訪ねられるとは思ってたけどな
「‥‥話さなくちゃダメか?」
「無理にとは言わないわ。でも中にはあなたが闇派閥なんじゃないか。もしくはそれに類する者なんじゃないかっていう話も上がってるのよ。それを払拭したいの」
「‥‥わかったよ。でも荒唐無稽の話だし、それにかなり長いぞ?」
「上等よ。どんな話でもどんとこいよ!」
そしてファミリアの各々地面や椅子、ベットに座り俺の話に耳を傾ける。
◇◆◇◆◇◆◇
「そうだな。まず何から話したもんかな。何から聞きたい?
ここに来た目的?それは穏やかな生活をするためかな。
それじゃああの強さは何だって言われてもな。あれは憧れた人に追い付くために必死になった結果だな。
‥‥なんか色々省略するとめんどくさそうだから。もう1から言うぞ。
まず、俺はこの世界の生まれじゃない。エレンピオスって言うところで育ったんだ。
ちなみにエレンピオスって幾ら調べても出てこないぞ。なにせ他の世界だし。
どうやって来たのかってそれはオリジンに無理矢理こう‥‥
オリジンっていうのは無を司る精霊で‥‥って話が脱線するってその話は後で。
えーと。なんだっけ?あーそうそう。俺は今の年になるまでそこで兄さんと一緒に暮らしてたんだ。
‥‥言っとくけど俺は二十歳だからな。
って!なんで「えー意外」みたいな反応するんだよ。
いいから次いくぞ。
俺は就職先である料理店で働こうとした矢先冤罪にかけられたんだ。実際はやってないけどな‥おい!木刀を振りかぶるな!本当だって!
あ~~っもう!これじゃあ幾ら経っても話が終わらない!
ダイジェストに伝えるぞ!この後は
1つ借金抱える!
2つ指名手配されて仕事がクビ!
3つなんかエージェントにスカウトされる!
4つパラレルワールドを壊しにかかる!
5つ力の代償を知ると同時にもう一人の自分を殺す!
6つ大切な人と身内を亡くす!
7つ自分を犠牲に娘と世界を救った!
以上!
あっ!いやっ!ちょっと!まって!物を投げるな!武器を投げるな!枕を投げるな!簡略しないと終わらないだろうが!
ってなんだよ輝夜。アーディ。ハンカチをなんで俺に渡すんだよ。
涙がでてる?いやまさか‥‥あれ本当だ。何でだ?
もっと泣いていい?なんだったら胸を貸すってなんで唐突に優しくなるんだよ。流石に年下に甘やかされるのはちょっと‥‥まてよ。そんなお前らもしんみりするなっての!」
◆◇◆◇◆◇◆
「「「‥‥‥‥‥‥」」」
「ルドガー一言いい?」
「‥‥どうぞ」
アリーゼが大きく息を吸い発した一言が
「重いわ!」
でしょうな
「いや。ごめんなさい。まさかこんな話がぶっ混んでくるとは思ってなかった。なんかこうもっとキラキラした話というか、愛と正義と勇気の物語かと思ったんだけど、思った以上に重すぎて笑えない」
「ついでに言うとお前運悪すぎ」
「うるせえ!」
「‥これを知っているのは?」
「ウラノスだけですよ」
‥‥唯一の幸運はそこよね。後でお話聞こうかしら‥
アストレア様は俺を気遣ってか、ずっと思案している。
「でもでも何か納得いったわ!ルドガーって何処か浮世離れっていうか、何かこう違和感があったのよね!」
「何かって何だよ。でもそれには一理あるぜ」
「そういえば、精霊‥術?を使う時とかあの短文で高威力なんて滅多にお目にかかれないもの」
「そういうことか、普段使うことの出来ない技を公使して意識が飛んでしまったわけか。このたわけめ」
各々が俺に対し評価を連ねているところでアーディはずっと無言だった。
――アーディ‥?どうした?
訪ねると彼女は「‥そっか。うん‥」と小さい声で頷いていた。
「‥あのさ。ルドガー‥?」
「ん?どうした」
「えっとね。改めて言うの何か恥ずかしいんだけどね。えへへ」
彼女は何処か照れた様子で頬を桜色に染めとても良い笑顔を浮かべ
「助けてくれてありがとう。ルドガー」
この表情を見て俺は、確かに救えた命が此処に会ったんだと確信し、笑みを浮かべた。
取り敢えず説明会です。
この間例のちっこい少女が奮闘しています