くっ…。某動画投稿者みたく、刹那的に作りたいモンばっか作ってたらとうとう耳の痛いご指摘があったぞ…。どれか完結させなきゃ…(使命感溢れる私)。
でも、書きたいものは沢山あるんだ…。快楽物質摂取のため好きに書きたい…(快楽主義者な私)。
星の夢は考えていた。
星のカービィの絶対的なチカラの前に敗れ去った自分が今、こうして蘇ったのは、一体何故なのだろうか、と。
その答えは出ている。しかし、『逃げる暇もなく破壊され尽くした』はずの自分が、こうしてネットワークの海を漂い、幾つもの偶然が重なって復活するまでに至った。
宇宙最高峰の科学が集約された頭脳をもってしても、分からないことだらけだ。
しかし、コレだけは言える。
────果タセナカッタ・アノ「ネガイ」ヲ・再ビ叶エルタメ・ワタシハ・コノ宇宙ニ蘇ッタ・>。
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「うぉああっ!?」
捲れ上がる床に翻弄され、目を剥く当麻。
走る電撃は、普段の比ではない。
バルフレイナイトを前にした時のような、肌さえも焼け焦げる緊迫感。
機械仕掛けの神とでも言うべき存在となった御坂美琴を前に、言葉を紡ぐ余裕もなく、当麻は電撃を右手で払う。
流石に無限の可能性がある訳でもないらしく、打ち消すことは可能である。
しかし、打ち消して尚、強く走る痺れに、目の前に立ちはだかる美琴の強大さがヒシヒシと伝わってくる。
果たして、自分は勝てるのだろうか。
そんな考えが頭をよぎるも、当麻は拳を握ることで振り払う。
「なに弱気になってんだよ、ヒーロー…!
勝てるかどうかなんて考えてんじゃねぇ!!御坂を助けるんならなぁ…!今ここで勝たなきゃダメなんだよ!!
なぁ!そうだろ、上条当麻!!」
当麻は鼓舞するように吼えると、床を蹴って真っ直ぐに美琴へと駆け出す。
しかし、美琴から放たれた雷によって、当たり一面が作り変わる。
オフィスの内装など、最早原型すらない。
当麻は運悪く崩れゆく床に左足を取られ、そこへ雷が飛来する。
しかし、この程度の不運を乗り越えられないほど、上条当麻という男は軟弱ではない。
多少、足を捻ってしまうことになるが、無理矢理に雷の方向を向き、右手をかざす。
「ぎっ…!?」
頭の中で、嫌な音がした。
骨折、とまではいかないが、予想通り、変に捻ってしまったらしい。
踏み込むたびに左足に痛みが走る。だが。この程度の苦痛など、数えきれぬほど乗り越えてきた。
当麻は足に負荷がかかることも厭わず、雷を打ち消しながら駆けていく。
が。美琴もそのまま突っ立っているわけがなく、高速で動き回り、当麻を翻弄した。
「なめんじゃねぇぞ!!」
当麻は美琴から放たれる連撃に、這う這うの体ではあるが、なんとか反応してみせる。
相手は機械なのだ。狙うならば確実に、自分が「ここだけは嫌だ」と思う場所に攻撃を叩き込むはず。
そんな当てずっぽうにも程がある予測が、ドンピシャで当たっていた。
しかし、当麻の身体能力では、雷を回避する、などという芸当ができない以上、右手で迎撃するしかない。
幸い、あの機械の中には、銃火器の類は搭載されていないようだ。
いや。強力な電撃に耐えきれない故に、搭載されていないのだろうか。
そんなことを思っていると。
機械が展開し、そこから幾つもの『レールガン』が構築された。
「はぁああっ!?!?」
本気で殺しにきてる。
かす当たりさえ許されない攻撃の雨霰で、あれを避けろと言うのか。
当麻の導き出した答えは至極単純。「そんなもの、避けれるわけがない」。
放たれたレールガンが、当麻の右腕を根元まで抉り取った。
「があぁああっ…!?」
あまりの激痛に叫びかけるも、攻撃が四方八方を取り囲む状況に口をつぐむ。
痛みを吐き出してる場合ではない。今すぐこの場から離れなければ、死ぬ。
しかし、離れようにも逃げ場などどこにもない。
まさに四面楚歌。
そんな状況下であるにも関わらず、当麻はまだ、諦めてはいなかった。
「…こ、な、く、そぉおおおっ!!」
その時だった。
右腕から、幾つもの鱗が並び立つ、異形が飛び出してきたのは。
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御坂美琴は、目の前の光景に絶望していた。
自分が作り出した地獄絵図。自分が油断しなければ、回避できたはずの惨劇。
非力な親友を襲う側になってしまった自分の不甲斐なさに、心底腹が立つ。
弾け飛ぶ当麻の右腕を前にして、美琴のココロは、既に砕けそうだった。
「……なにが…。なにがレベル5!!学園都市第三位よ!!
こんな、こんなことをするために成ったんじゃ…!こんな、こんな殺し合いなんてしたくないの!!やめて、やめてよ!!
私…、私を、返してよぉ…」
既にキカイに奪われた体。
ただ殺戮と破壊を振りまくだけの体を前に、ただ嘆願することしかできない美琴。
しかし。絶望に満ちたその光景に、変化が訪れる。
8匹の竜。そうとしか呼べない存在が、まるで蓋から解き放たれたように、美琴へと殺到したのは。
その顎門はあらゆる攻撃を否定し、美琴を苛むキカイを喰らい尽くす。
当麻がコントロールしている訳ではないようで、本人もパチクリと目を丸くしていた。
ばきり、ばきり、と、キカイが残骸となって落ちるたびに、閉じ込められていた美琴の意識が表面化する。
そこにいたヒーローは、左拳で彼女の額を叩いた。
「よっ!暴れてた割には元気そーだな!」
どこまでも能天気で、デリカシーなどかけらもない一言に、ひどく安堵してしまった自分がいた。
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「……ぐふっ…。や、やはり、凄まじいであるな、星のカービィ…」
「ぽよっ」
紫色のゲルと、改良されたプレジデンバーの破片がそこらじゅうに散乱し、床を汚す。
そこに立っていたのは、ロボボアーマーに乗った星のカービィ。
襲いかかってきたクローン戦士たちを鎧袖一触に薙ぎ倒し、果てはクローンハルトマンまで下したカービィは、ぐずぐずに崩れゆくハルトマンを真っ直ぐに見つめる。
本来のハルトマンのココロのカケラすらない、ただの模造品もどき。命への最大の冒涜としか言えないその存在は、死への恐怖や苦悶の声など一切上げず。
ただ不気味なほどに、笑っていた。
「ぐふっ…。ワシの目的は、既に果たしている…。タダの捨て駒であったワシに時間をかけすぎたな、星の戦士よ…」
瞬間。オフィス全体が揺れ動き、ずず、と音を立てて天井が開く。
まずい。早く破壊しなければ、星の夢が宇宙に飛び立ってしまう。
いくら能天気とはいえ、一度倒した強敵のことを忘れるわけがない。カービィは大慌てでロボボアーマーを発進させ、飛び立とうと設置台からパージしていく星の夢へと向かう。
今ここで、倒さなくては。
そんな焦燥感故に、カービィは上への警戒が疎かになっていた。
「ぽよぉっ!?」
「か、カービィ!?」
上から降り注ぐ弾幕がいくつも命中し、カービィはロボボアーマーから弾き飛ばされてしまう。
操縦主のいなくなったロボボアーマーは、それでも星の夢へと駆ける。
が。星の夢はそれに向けて、漆黒の光線を放ち、風穴を開けた。
「ぽよーーーっ!!」
ようやく再会できたともだちの無惨な姿を前に、カービィが叫ぶ。
その隙にと星の夢は宇宙へと飛び立ち、あっという間に雲海へ姿を消した。
それを満足げに見届けたクローンハルトマンは、高らかに笑いながら、ゲルとなって爆散する。
ロボボアーマーは修復不可能。敵は遥か宇宙。絶体絶命の状況の中、カービィはある秘策を思いついた。
「……ぽよっ!」
カービィは体にチカラを込めると、その両手に無限のチカラのカケラ…「フレンズハート」を生み出す。
それをロボボアーマーの残骸に投げつけると、ハートがその機体へと溶けていった。
しかし、残骸が再生することはない。
一体どうするつもりなのか、とエフィリンが聞こうとするや否や。
カービィはロボボアーマーの残骸に駆け寄り、祈るようにチカラを込めた。
カービィのフレンズとなった者は、同じフレンズやカービィがチカラを注ぐことで、チカラ尽きても復活することができる。
あまりのダメージに、無限のチカラを発揮できる状態ではなくなった体を、外から無限のチカラを注ぎ込むことで無理矢理に再生させるのだ。
無論、マキシムトマトや元気ドリンクなどを口に突っ込んだ方が早いのだが、ロボボアーマーの場合は話は別。
そもそもの話、これで復活するかどうかも怪しいが、カービィは一縷の可能性に賭けた。
もうお分かりだろう。運命に愛された戦士、星のカービィはその運命を手に入れた。
運命がカービィを選んだのかのように、ロボボアーマーの傷が修復していく。
やがて全てが直ると、ロボボアーマーは瞳に光を取り戻し、ゆっくりと立ち上がった。
「ぽよっ!ぽぉよっ!」
「やった!やったよ、カービィ!
…いや、でも……」
ロボボアーマーの復活に一度は沸き立つも、エフィリンは空を見上げ、耳を垂れる。
カービィもまた、届かない敵を見上げ、肩を落とした。
と。その時だった。
『カーーービィーーーーッ!!!』
ともだちたちの声とともに、巨影が空を覆い隠したのは。
カービィらはそれを見上げると、互いに笑い、頷く。
ロボボアーマーに乗り込み、とん、とん、と屋上へと登る。
彼らを出迎えるのは、雲を引き裂き、宇宙へと向かった星の夢によって顔を覗かせた晴天。
その青空ごと吸い込むように、ロボボアーマーはその口をがぱっ、と開け、巨影を吸い込んだ。
瞬間。ロボボアーマーは光に包まれ、天使のようにその翼を広げる。
光が晴れると、そこには。戦艦ハルバードをコピーしたロボボアーマーが、空に鎮座していた。
学園都市の空に現れた桃色の天使を見上げ、改造能力者を相手取っていた当麻の友人…土御門元春は、苦笑を浮かべた。
「……ははっ。なんだ、そりゃ。
デタラメなヤツには、デタラメなともだちができるもんなんだにゃー」
明日のゴハンとお昼寝のため、ついでにこの星を救うため。
宇宙一能天気なヒーローたちは今、決戦の宇宙へと放たれた。
御坂美琴…ドラゴンストライクで器用に機械だけを破壊され、無傷で解放された。尚、病み値はそのままな模様。メンタルケアをする暇もなく、当麻によってハルバードに担ぎ込まれ、決戦の宇宙に同行することに。いつもなら操ったことへの仕返しに燃えているのだろうが、正直言うと病んでてそれどころじゃない。
クローンハルトマン…星の夢の完全復活、およびアップグレードのためだけに作られた生命体のため、捨て駒前提で生み出されていた。キカイだから倫理観ゆるゆるって言っても限度があるぞ、星の夢。
最終決戦ハルバードモード…おまたせ。心のヤリのカケラであるフレンズハートのパワーが加わって、ジェットモードのようなため射撃ができるようになった。
そのほかにも、パルルや御坂妹の協力で、擬似レールガンを放つための砲身やら、バリア機能やら、原作よりもパワーアップしている。
尚、星の夢も同じくらいパワーアップしてるので、状況は過去と何も変わってない模様。