乙女ゲー世界は悪役令嬢の身内にも厳しい世界です   作:りーおー参式

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だんだん一話当たりの文字数が増えていく・・・
この世界線の兄上様ほどイケメンを無駄遣いしている兄上はなかなかいない気がしてきた・・・




第22話 舌戦

空賊の頭目が撃破されたことで、残党は投降したようで、戦闘はひとまず終了した。

こちらの飛行船からの通信もパルトナーに届き、僕たちの飛行船はリオン君達と合流し、現在は部下たちに指示した残党の捕縛や武装解除の指揮を執っている。

こういった現場作業は、経験豊富なベテラン達に任せて、僕は追認マシーンになったほうがいいだろう。

 

そして彼らの動きを見ていて思ったのだが、アンジェの取り巻きをしていた連中は、あっさりと公爵家を見限ったが、うちが直々に抱えている面々の忠誠心もアウトプットも思った以上に高い。

本来、僕は父の名代として、もっと領地運営に携わるべきだったはずが、妹の断罪と実家の凋落を防ぐために前世さながらの社畜働きを王都でしていた。

だから、そのぶん、実家お抱えの騎士達からは、お気楽なボンボンめ!みたいな目で見られていると思っていた。

 

我ながらずいぶんとご都合主義的に慕われているように思えてしまうね。

きっと父が皆から慕われる領地運営をしてきたからなのだろう。なんだか父に迷惑をかけ続けていることに申しわけなさが湧き上がってくるよ。

 

王宮の監査をしていたときは、職場に馴染めるように色々と努力した結果、お互いに腹にイチモツ抱えつつではあるが、良好な関係を築けた。

他方、僕は実家に対してはそのような貢献はできていない。にもかかわらず、騎士達はとても僕に対して良く接してくれる。

あの性悪メイドのような抵抗勢力も見当たらない。

ん?あの性悪メイドありきで人間関係を考えているだと・・・!?嫌な気分だ・・・

あいつめ、目の前にいなくても僕に嫌がらせができるように進化しやがった。

そんな嫌な気分を味わっているところに、新たな報告が僕のところに届いた。騎士たちの中でも、部隊をとりまとめるベテランだ。

 

「若様、朗報です。オフリー家と空賊のつながりを示す証拠書類が見つかりました。その他に財宝や貴金属の類も発見しましたがいかがいたしましょうか」

「よくやった。書類は確実に確保してくれ。財宝は空賊討伐者のバルトファルト男爵のものだ、まとめておいて後で渡してやろう。アンジェのために元王太子とも戦った勇者に恩を返さないとね」

 

詳しくは内容を見る必要があるが、王宮に渡せば敵対派閥のフランプトン侯爵もオフリー家をかばいきれないだろうな。

形だけ伯爵領にガサ入れしてから、当主達の身柄を拘束した上で、取り潰しまで持っていけば、敵対派閥の金蔓を潰すことにもつながる。

 

「兄上、よろしいでしょうか」

 

報告に来た騎士が去り、手空きになったところで、後ろからアンジェの声が聞こえた。

振り向くと、オリヴィアさんの手を引きながらアンジェが立っている。表情がずいぶんと固いな。たしかパルトナーに行っていたはずだが、何が起こったのだろう。

 

「少々トラブルがありました。リビアをこちらで引き取ってもかまいませんよね?」

 

鋭い目つきでアンジェが確認を求めてくる。ヤバい、間違いなく激おこ状態だ。

おそらくポイントなのは、引き取っていいか、というお伺いではなく、かまわないことが前提で確認を求めている辺りだろう。

本人が意識しているか否かはわからないが、ひとまずオリヴィアさんをリオン君から引き離すべきという危機意識の現れかもしれない。

オリヴィアさんの様子を見る限り、さすがにここで、リオン君とオリヴィアさんの接近を避けるための嫉妬に基づいた行動だとは思えないからな・・・

 

「わかった、今はまだ警戒中だから後で構わないが、何があったのかは報告すること。あとはオリヴィアさんも疲れているみたいだから、ゆっくりと休ませるようにね」

「はい、ありがとうございます」

 

事務的というか機械的な返答だ。アンジェにも心の余裕がないのだろう。

一方のオリヴィアさんは、俯いてはいるが目元が赤く晴れている。よく見ると衣服も煤や土で汚れているようだ。まさか鎧同士の戦闘現場にでもいたのだろうか。

というか、リオン君と何かあったのか!?

ある意味、僕の将来に対しても、すごく影響しうることだから気になって仕方ないが、さすがに今は細かに聞ける空気じゃないか。

 

オリヴィアさんがアンジェに腕を引かれてブリッジから出ていくときに少しだけ目が合ったので、笑顔で小さく手を振ってみたが、帰ってきたのは会釈だけだ。

主人公様の弱り方はちょっと度が過ぎていないか?あのドーナツ頭にされた嫌がらせだけが原因ではなさそうだが・・・仕方ない、後で僕もフォローを入れるか。

 

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それからしばらく残敵の襲来に備えていたが、結局、増援などはなく、押収した財宝や、オフリー家の闇を証明するための証拠書類がまとまったので、僕もパルトナーに足を運ぶことになった。

ちなみに部下の騎士からの報告によると、何名かがアンジェがリオン君にフルスイングのビンタをした場面を目撃したらしい。

ますます何があったか気になるが、うまく聞き出すやり方が浮かばないまま、僕はパルトナーのブリッジに到着した。

ちなみに、艦内を移動する途中で、誰にも会わず、ただ作業用ロボットたちが慌ただしく動き回っている光景があちこちで見かけられたくらいだったのは衝撃だった。

パルトナーの規模であれば、通常は3桁の人数は必要とするだろう。それを全てロボットで賄うというのは、さすがロストアイテムというべき、いやロストアイテムだから、としか説明はつかないな。ほぼ無人な艦と聞くと、思い浮かぶのはナ〇シコCくらいだな。

ブリッジの座席に、足を組んで肘をつきながら一人で何かを考えているリオン君の背中は少し寂しげだ。

 

「やあ、今回も大活躍だったみたいだね。あと、その・・・アンジェがすまなかったね」

 

甲板や格納庫にはウェイン男爵領到着前に接収したと思われる空賊の鎧が多くあり、彼が単騎で空賊を撃破したことは想像に難くない。

まだ高校生くらいの年齢で、命のかかった殺し合いを短期間で2回も行ったのだから、精神的にも辛かっただろうし、肉体的な負担も軽くなかったはずだ。

そんなところに、我が家のお姫様がビンタを食らわせたというのだから、申しわけないにもほどがある。

 

「いえ、自分のほうこそ妹さんを怒らせてしまいました」

「あの子は昔っから気が短いからね、困ったものだ。重ねて詫びるよ。それと、まだ詳しくは聞いてないんだけど、オリヴィアさんとケンカでもしたのかい?」

 

問われたリオン君は少し困ったような顔をして数秒考えこむ。そして、いつもより少し高い声で話し始める。僕と目を合わせず、背筋も少し曲がっている。

無理に明るい雰囲気を出そうとしているが、今まであったような掴みどころのない飄々とし態度ではない。

 

「そんな大したものじゃないですよ、田舎者には女心ってのは難しいもんですね」

「女心の理解には、田舎も都会も関係ないさ。それ自体が終わりのない研究テーマみたいなものだよ」

「守っても助けても怒るような無理難題は、田舎者には手に余ります」

「2回も空賊を撃破したんだ、君も疲れているんだよ。残りの細かな処理は、諸々こちらでやっておくから、一段落したら君は先に王都に戻ってかまわないよ」

「すいません、助かります」

 

力のない返事だね。リオン君も相当摩耗しているようだ。

連続で戦闘をこなして極度に疲労した状態だったら、何かの拍子にケンカに発展したとしても不思議ではない。

部下からの報告だと、リオン君は空賊の中で殺した者はゼロらしい。

精神的な消耗を抑えるためのものかもしれないが、これは一方で、アロガンツという強大なロストアイテムがあるからこそできるという贅沢な話でもあるな。

 

「財宝の類はまとめてコンテナに入れて格納庫に置いてあるから後で確認してほしい。あと、空賊連中とあのオフリー家、あの喫茶店で絡んできた女の家が繋がっていることがわかる書類が出てきたんだけど・・・」

「公爵家にお任せしますよ。お世話になってますし、ギルバートさんのほうが有効に使えそうですからね」

「それはありがたいけど、いいのかい?」

「俺の手には余りますから。あ、通信が入っているみたいなんですけど、ここで受けてもいいですか?」

「かまわないよ、ちなみにどこからだい?」

 

僕の問いにリオン君が意地悪く笑った。

学園祭で亜人どもを叩きのめしたときに浮かべていた笑顔に近いな。

 

「オフリー家です、捕まえた空賊どもを引き渡せって、今さら艦隊で押し掛けてきたみたいですよ」

 

陛下の読みが当たったか。絶妙なタイミングで間に合うように指示を出すあたりが凄いとしか言えない。きっと感覚的な部分が多いんだろうけど、それでも結果が出ているから恐ろしい。

だが、せっかくのチャンスだ。僕も期待された役割を果たそうじゃないか。

 

「ふふふ、それはちょうどいいね。せっかくだから、僕のほうで対応してもいいかな?」

「了解です、じゃあつなぎますね」

 

お互いニヤニヤした顔を浮かべて、静かにグータッチを交わす。

そしてリオン君が手元の通信機器らしき機械を操作すると、音声がブリッジ内のスピーカーから聞こえてきた。

 

「こちらはオフリー伯爵家の軍艦だ。バルトファルト男爵、ご苦労であった。あとはこちらで処理をするので、空賊の身柄を速やかに引き渡せ」

「どうもお疲れさんで~す、今、隣にいるすごく偉い人に代わるのでちょっと待ってくださいね~」

 

わざとらしく語尾を伸ばすあたりが、リオン君もいい性格をしているのを表している。

これまではわざとらしい謙虚さを出した態度をしていたが、決闘騒動であの馬鹿王子を煽っていたときの口振りからして、こちらが素なのかもしれない。

ならば、僕の方も彼に負けないような煽り方をして、初めての共同作業といこうじゃないか。将来に向けて、攻略対象の好感度を稼ぐチャンスだね。

 

「今まで寄子の領地の空賊を放っておいて、討伐が終わったら出てきて、上前を寄越せなんて恥ずかしい真似、よくできますなぁ」

「貴様、我らを愚弄するか!」

「事実を適示されてそんなに怒るって、図星だったようですね」

「バルトファルト男爵ではないようだが、誰だ貴様は!」

 

お前達に名乗る名前は無い!と腕組みして、後ろからライトに照らされながら言ってやりたい気もするが、

一方で、なんだかんだと聞かれたときは答えてあげるのが世の情けという名言もある。

それに、監査の仕事を離れてから使う機会がなかなか少なくなっていたけど、こういうときにこそ、僕の数少ない転生特典が使えるというものだ。

 

「ギルバート・ラファ・レッドグレイブ、聞いたことくらいはあるだろう?それとも最近聞いたばかりかな?」

「ま、まさか公爵家・・・」

「そうですよ、そちらの家のご令嬢から落ち目といわれた公爵家で~す」

 

リオン君を真似して語尾を伸ばしてみた。自分でやると本当に気持ちいいな。

 

「・・・失礼しました。我々はウェイン準男爵領で活動する空賊を討伐するために参りました。間に合いませんでしたが、寄子の世話をするのが親の役目。引き渡してはもらえないでしょうか」

 

こちらの正体を聞いてずいぶんとへりくだった態度に急変したな。とはいえ、少しは礼儀がある指揮官のようだ。令嬢や使用人達とは違うみたいだね。

とはいえ、僕も当事者である以上、オフリーに手心を加えるつもりは毛頭ない。

 

「親と子、それはけっこうな話だが、賊を討伐したのは男爵だ。ならば、彼が王宮から功績を認められるべきだろう。それが、冒険者であった我々の先祖が起こしたこの国の在り方じゃないのかな?」

 

ここは、豪商が貴族家を金の力で乗っ取ったオフリー家に対しては相当な嫌味になるだろう。リオン君も事情を知っているようで、笑いを堪えて震えている。

 

「・・・制度になっていない、古い習わしを根拠にして手を引くことは責任者としてはできかねますな」

 

彼はいい役人になれそうだね。頭がよく回る。

しかし、苦しい状況にあることは間違いない。目的の空賊の身柄はこちらにあり、爵位も上の公爵家がリオン君の隣にいる。

決定打がない中で、こちらから決定打を喰らわないよう上手く守っている印象だ。

 

「なら、ウェイン準男爵とて王国の直臣でしょう。別に寄親だから、包括的な権利を持っている、しかもそれを他の家に対して主張できる、という根拠がおありならご教示願いたいですね」

「そもそも公爵家がバルトファルト男爵に肩入れする理由はありますまい。それこそ寄子ではないでしょう」

 

うまく話題をそらして、こちらの正当性にケチをつけてきたか。

 

「理由?そちらも知っているだろうが、男爵は私の大事な妹の決闘代理人を務めた騎士なのでね。爵位を振りかざした不当な介入から守るくらい、喜んで行うさ」

「王太子殿下に牙を向いた不忠義者を庇いだてしては、ますます王宮に疎まれますぞ」

「ご心配いただいたことには感謝申し上げましょう。ですが、由緒ある我々と王家の関係があれごときで揺らぐと本当にお思いですかな?まあ社交にも招かれぬ爵位と金だけの家であれば、まあわからなくても仕方ないから気にすることはありませんよ」

 

実際には、陛下個人と僕はともかく、公爵家と王家、公爵家と王妃派という単位では隙間風が吹き荒れているが、一方で全体的な関係が決定的に破局するまでには至っていないから、まあ嘘ではない。

それに、仕事を理由にして、僕はお貴族様達が美味しそうな料理をつまみながら嫌味とダンスに明け暮れるような社交の場を徹底的に避けているから、ブーメランになっていることは否定できない。

とはいえ、そんな事情をオフリー家、しかも、そこの軍人が知る由もないだろうから、とにかく侮辱されたということだけが伝わるはずだ。

 

「それは我らへの侮辱と捉えますが、よろしいですかな」

「そちらの令嬢は面と向かって、しかも公然と我らを落ち目と言っていたので、あの程度ならオフリー家は侮辱と捉えないと思っていましたよ。なんなら本当に落ち目なのか今からお相手しましょうか?」

「王太子殿下の”元”婚約者殿と同様に、跡取り殿もずいぶんと過激なようですな」

「これでも武門の家柄ですからね、顔だけではないんですよ」

 

オフリー側の指揮官が黙り、お互いが沈黙状態となる。

この指揮官、好戦的だし、階級が下の相手には傲慢だが、きちんと裏取りというか、理屈を押さえた上で動いてくるタイプらしい。

ならば、手を引く理由を見せてやってもいいかもしれないな。

 

「せっかくなので、貴官にいいことを教えて差し上げよう。我々は、陛下直々の空賊討伐命令を受けてここにいる。つまり、王命ということだ」

「口ではなんとでも言えよう。そのような命令の存在自体がブラフだという可能性もある」

「いい指摘だ。だが安心するといい、陛下直筆のサイン付きの書面もある。そこには、公爵家はバルトファルト男爵とともに空賊を討つべしとあるのだが、よかったら見に来るといい。お茶くらい出すよ?」

「どうして今になってその書面を持ち出したのですかな?」

「態度こそ、そちらの令嬢と同じく不快だが、貴官の能力は高いようなので、手を引く判断をするための理屈を提供するのも一興かと思いましてね。それとも、陛下の命令書を無いものとして僕らを殲滅して、それが後々に問題となったときに、伯爵は、貴官ら現場の人間に責任を擦り付けることなく守ってくれますかねえ?」

「・・・・・・・確認のため使者を送る。騙し討ちするような真似はお控え願いたい」

「それはお互い様だと言っておきましょう。ですが、使者を受け入れましょう。合流ポイントはこちらから指示しましょう」

「了解した、指示を願う」

 

勝った!リオン君に顔面偏差値SRクラスの笑顔からウインクを放ち、ハイタッチをして喜びを共有する。

これなら将来の子分にいいところを見せられたと言えるだろう。

 

「陛下の討伐命令を途中まで黙ってるなんて、さすがですね」

「ひどいなあ。奥の手を最後に切ったっていうだけじゃないか。それにあの家の使用人の不始末を考えればこれぐらいの意地悪は許容範囲内だろう」

 

二人で笑っているところに、1体のロボットが入ってきて飲み物を提供してくれた。

これもまたすごいな、ロボットがまるで空気を読んで入ってきたみたいになっているぞ。

ただ、これで一段落だ。

少しでもリオン君の負担を減らして、早く主人公様と仲直りできるようにメンタルを回復させてもらわないとな。

 

「さて、向こうの使者殿が来る前に君は戻るといい。ロストアイテムの力があるからといっても、君はまだ学生なんだ、あとは僕ら大人に任せるといい」

「なんかいつも尻拭いさせてしまってすいません」

「気にしなくていい。僕は君と仲良くなりたいんだと言ったじゃないか」

 

微笑みかけながらリオン君の頭をポンポンと叩くと、彼の表情が一瞬固まった。

しまった、仕事で失敗して落ち込んだメイドさんを口説くために親密度をあげるときのムーブを無意識にやってしまった!

いや、ちょっと待て!僕にそっちの趣味だけはないからな!しまった、誤解を解かないと・・・

そうだ、戦いが終わった後というのは、生存本能が昂っていると聞いたことがある。

一回だけなら将来のための練習だと思って、運命の修正力さんも、主人公の聖女様も大目に見てくれるかもしれない。これならリオン君の誤解も解けるぞ!

 

「そうだ、リオン君。王都に戻ったら最高級な娼館に連れて行ってあげよう、王宮務めのときに上役から教えてもらった店があるんだ」

 

ピクリとリオン君の耳が動き、僕の方を見たのと同じタイミングで、パルトナーのブリッジの扉が開いた。

二人で恐る恐る、ゆっくりと首を曲げて扉の方を見ると、そこにいたのは、我が家の麗しのお姫様だ。

だが、目は吊り上がり、怒りのオーラなのか魔力なのかは不明だが、得体のしれない力を纏っているようにも見えて、お姫様なんて可愛らしい響きとは対極の悪鬼羅刹のような存在に見えてしまう。

 

なんてこった!一番聞かれたくない台詞を、一番聞かれたくない相手に聞かれちまったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

アンジェがゆっくりと一歩一歩、こちらに向かって来る。これはまずいぞ!鳥肌が立って、既に僕の生存本能が危険だと警報を鳴らしている。

 

「ま、待ってくれアンジェ!違うんだ、これは戦士に必要な心の治療なんだよ、ちょっと待・・・ブフォォ!」

「え、俺も!?いや、俺はギルバートさんに誘われただけなんだけドゥオッ・・・」

 

我ながらなんという悲劇なんだろう。

哀れなことに、リオン君が先程に喰らったというビンタよりも、おそらく何倍も強い鉄拳制裁を僕ら2人はもらってしまい、数メートルは吹っ飛ばされてしまった。

こ、今回の運命の修正力さんはアンジェを介して顕現したのか・・・

 

「兄上・・・当分の間、私には話しかけないでくださいね」

 

そう言ってアンジェはブリッジを出て行ってしまった。

話を聞いてくれ、アンジェ。これは誤解だ!そう、誤解の誤解なんだってばよぉぉぉぉ!!!!

 




原作でも読んでいて辛い部分に差し掛かってきたので、反動でボケを入れていきたい衝動に勝てません・・・

ということで次回予告!

人に嫌がらせをさせたら天下一な陛下の命令書によって、オフリー家の艦隊は去り、
心のケアの約束もできないまま、リオン君とパルトナーも空域を離脱していった。
そんな中、残されたレッドグレイブ家の艦隊に危機が迫ろうとしていた!
次回「実戦」

いよいよプロトタイプアロガンツの出番だ!
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