ロシア連邦という名の地獄から来た男   作:Огонь

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第7話 龍門繁華街自動小銃使用殺人事件被疑者

昼 龍門市街、繁華街

 

光学迷彩によって特別監査隊から逃れた彼は光学迷彩を解除して他の警官を探していた。

すると、傍受中の無線に動きが有った。

「こちらチェン、徒歩で移動中の被疑者を見失った。スワイヤー、このブロックを封鎖してくれ。」

「(この声はさっき無警告で斬りかかって来た上級警視のチェンだな。)」

「繁華街で約200人を殺害した凶悪犯を見失った!? チェン、耄碌したんなら今すぐ辞任しなさい。そしてアタシが特別監査隊を引き継ぐわ。」

「(この声は上級警視のスワイヤーだな。)」

「スワイヤー、お前にそんな権限はない。」

「お二人とも、これ以上は······。」

「(この声はチェンの部下のホシグマだな。)」

「個人的な感情を抜きにしても、お前は特別監査隊を率いる事ができる器ではない。どうしてもというなら、こう言えばいい━━━『ウェイ長官からの発令だ。本日より、スー隊員が近衛局の全業務を担うものとし、監査隊の現隊長は罷免処分とする。』さぁ言ってみろ! こんな命令が本当にあり得ると思うならな!」

「アンタ······アタシをその名前で呼ぶなんて······。」

「それができないなら、さっさと命令を実行しろ。くだらない話を続けていても何の得にもならないぞ"スーお嬢様"。」

「※龍門スラング※! 何度も言ったでしょ! 私の名前はスーじゃない! コードネームのスワイヤーもしくはベアトリクス・スワイヤー警官と呼びなさい。」

「(無線で個人情報を話すのは止めた方が良いぞ、今みたいに傍受されるからな。)」

「そんなもの知ったことか、※龍門スラング※! だいたいお前のそのコードネームと本名、大差無いだろう。誰も気にかけやしない。」

「やれやれ······。」

「今はこんなくだらない話をする気分ではないしそんな時間もない。いい子だからさっさと命令に従うんだ。」

「チェン······アンタは本当に※龍門スラング※ね。」

「お褒めに預かり光栄だ。※龍門スラング※の成金お嬢様。」

「ホシグマ、このダメな龍女のお守りをお願いするわ。まぁこいつがそのうちどこかで野垂れ死んでも、アタシとは何の関係もないけど。」

「お嬢様がたは本当にいい性格をしておいでだ······。」

ホシグマと呼ばれた人物の言葉を最後に通信が終了した。

「(このスワイヤー上級警視に降伏しよう。)」

そして、彼が無線機を鞄に仕舞った直後、件のスワイヤーとその部下達がやって来た。

「さっさと終わらせましょ。アタシの貴重な時間を無駄にはさせないわ!」

「降伏する!」

「ええ?」

「動くな! 武器を置いて両手を頭の後ろに回して腹這いになれ!」

彼は警官の指示に従った。

 

昼 龍門近衛局、尋問室

 

龍門近衛局に連行された彼は尋問を受けていた。

「龍門近衛局、特別監査隊隊長のチェンだ。単刀直入に聞こう、なぜ君は203人も殺したんだ?」

「相手がこちらを殺しに来たからだ。」

「では、なぜ君は襲われたんだ?」

「おそらく報復だろう。昨日の夜、ペンギン急便と組んでマフィアと戦ったからな。」

「ふん…。経緯がどうであれ、君は203人を殺害した容疑で数日間留置場で寝泊まりしてもらう。」

「そうか、ならその間、牢の中で寛がせてもらおう。」

そして、彼は留置場の3人部屋に収容された。

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