ロシア連邦という名の地獄から来た男   作:Огонь

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時系列は、まだ暗黒時代開始前です。


第8話 龍門近衛局は何を考えているんだ…

昼 龍門近衛局、留置場

 

彼が収容された3人部屋には先客が居た。

「(男女を同じ部屋に収容するのか、龍門近衛局は何を考えているんだ…)」

先客の少女が彼に話し掛けてきた。

「初めまして、ロープって呼んで。」

「私はニコノフよろしく頼む。ロープは何の罪で逮捕されたんだ?」

「ん?それは、ヒ・ミ・ツ、だよ♪ キミは?」

「車で移動中、殺しに掛かって来たマフィアとその護衛、計203人を返り討ちにしたら殺人罪で捕まった。」

「ゲホッゲホッ 203人をたった1人で!?」

「そうだ。だが乗っていた車は廃車確定だ。」

「(この人、ヤバい人だ…)」

「その上、殺しに掛かって来た特別監査隊から逃げる羽目に成った…」

「あのおっかない連中から生き延びてる時点で凄いね…」

「上級警視のチェンからの攻撃をなんとか12回避けただけだが…」

「あのおっかない上級警視の攻撃を避けられる時点で十分おかしいからね!?」

ロープはそう言い放つと無言でチョコバーを食べ始めた。

「(機嫌を損ねた様だな、眠って釈放まで待つか…)」

そして彼は備え付けのベッドで眠った。

 

夕方 龍門近衛局

 

「(予想より早かったな。)」

彼は部屋に近づく足音で目を覚ました。

「捜査の結果、正当防衛が立証された。手続きが完了すれば君は釈放だ。」

チェンは扉を開けるとそう言い放ち、彼に所持品を返却した。

「小官から補足事項を述べさせて頂くと、あなたが殺害した人物のうち、25人は生死を問わず懸賞金が支払われる指名手配犯だった為、その手続きを行います。」

「(これは予想外だったが、まぁいい金は有って困ることは無いからな)」

「こちらです。」

彼は別の部屋へ招かれた。

「コレにサインをして、ホシグマから懸賞金を受け取れば手続きは完了よ。」

そう告げたスワイヤーから懸賞金の受け取り証明書類を渡される。

彼はそれにサインをしてスワイヤーに渡した。

「あぁ、これで良いか?」

「ええ、これで良いわよ。ホシグマ」

ホシグマが重そうな鞄を運んでくる。

「これが懸賞金の25億龍門幣です。」

「25億か、銀行に預けないと盗まれそうだな…」

そして、懸賞金を受け取った彼は龍門近衛局を後にした。

 

夕方 龍門市街、銀行

 

彼は入店すると受付へ向かった。

「すいません、高額預け入れをしたいんですが」

「高額預け入れですね。あちらにある8番窓口へどうぞ。」

営業終了時間が近く店内がガラガラな為、すぐに個室にある8番窓口に案内された。

「本人証明を確認しました。預け入れ金額はご記載の25億龍門幣でお間違い無いでしょうか?」

「えぇ、25億龍門幣で間違い無いです。」

「全員死にたくなかったら大人しくしろ! 非常ボタンを押すなんて馬鹿な事をやった奴は殺すぞ!」

その時、怒鳴り声が聞こえた、銀行強盗のようだ。

「こんな日に限って銀行強盗が起きてくれやがった。」

非常ベルが鳴り始めた、どうやら彼の目の前に居る行員が非常ボタンを押したらしい。

「※龍門スラング※非常ボタンを押しやがったのはどこの馬鹿だ!」

「行員が1人足りません、ソイツがボタンを押したようです。」

「ダンは人質を見張れ、ダリルとドイルは非常ボタンを押したアホを探し出して殺せ、ウォルトンは俺と来い、ありったけ金をバッグに詰め込むぞ!」

「(小声)※ロシア語スラング※」

彼はホルスターから抜いたGlock19をドアへ向けて構え相手を待った。

「鍵がかかってる、中に誰か居るぞ!」

「蹴破るぞ、手伝え!」

彼はドアを蹴破って部屋に入って来た2人にモザンビークドリルを決めた。

「銃を持っ」

彼は部屋を出ると目の前に居た見張りに再度モザンビークドリルを決めた

「ダン、ダリル、ドイル、どうし」

彼は銃声を聞いて金庫から戻って来た2人にもう一度モザンビークドリルを決めた。

 

数分後、彼は行員と共に事情聴取の為にパトカーで龍門近衛局へ送られた。

「※ロシア語スラング※今日は厄日だな。」

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