ロシア連邦という名の地獄から来た男   作:Огонь

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仕事なんてそんな物さ
第1話 大成功の飛行テスト


朝 ロドス、甲板

 

彼は甲板でクロージャからKa-52の改修箇所の説明を受けていた。

「改修内容はご要望通り、通信システムと戦術データリンク、航法装置をPRTSに対応させたよ。ただ飛行テストは自分でやってね。」

「あぁ」

クロージャは館内へと戻って行った。

彼は2A42に空中目標ベルトを、ハードポイントには9M39 Igla 空対空ミサイルと9K127 Vikhr 空対地ミサイル、S-8 KO ロケットを装着し出撃準備を完了させた。

すると、リサが甲板へやって来た。

「スタルカーお兄さん、おはようございます。」

「リサ、おはよう」

「こ、これが飛行機械ですか、すごいです……。」

「シラクーザとリターニアの国境地帯まで飛行してロドスに戻る予定なんだが一緒に行くか?」

「はい!」

「なら、このヘルメットと無線機を身に付けたら出発だ」

 

昼 シラクーザとリターニアの国境地帯

 

折り返し地点へ近付いていると緊急支援要請を受信した。

「本艦所属の浮遊移動装置へこちらフィレガス、緊急支援を要請する」

「リサ、どうする?」

「助けに行きましょう、困っている人を助けることは大切ですから」

「こちらパイロットのスタルカー、そちらの座標を確認した。飛行計画を変更し火力支援に向かう。状況は?」

「かなりマズイ、シラクーザへ向かう感染者難民の護衛任務中に北西から待ち伏せ攻撃を受けて身動きが取れない。敵の数は不明。注意しろ敵は感染者の肉体を爆弾にするアーツを使用する。」

「了解。敵集団を2つ確認した、攻撃を開始する。」

発射された9K127 Vikhr 空対地ミサイルは誘導レーザーに従い数秒飛行した後、敵を消し飛ばした。

「敵の攻撃が止んだぞ!」

「他の敵集団は未だ健在、攻撃を続行する。」

再度発射された9K127 Vikhr 空対地ミサイルは誘導レーザーに従い数秒飛行した後、敵を消し飛ばした。

「敵影無し。火力支援を終了する。」

その後、何事も無く本艦へ帰還した。

 

夜 ロドス

 

本艦へ帰還した彼は正座した状態でフォリニックにキレられていた。

「オペレーター登録をしていないリサを許可無く危険な戦闘に同行させるなんて、あなたは何を考えているんですか!」

「フォリニックお姉さん、落ち着いて! 敵の攻撃が届かない遠距離からの火力支援でしたから安全は確保されていましたし、スタルカーお兄さんが叱られるのなら助けに行くべきだと提案した私も叱られるべきです!」

「スタルカーさん、今回はリサに免じて許しますが次は有りませんからね!」

フォリニックは医療部へと帰って行った。

「(とりあえず飛行テストは大成功だな)」

「君はいったい何をやらかしたの?」

「ブレイズか、マスタークロージャに改修して貰った飛行機械のテスト中に支援要請が来たから火力支援に行ったんだが、オペレーター登録をしていないリサが同乗した状態だったのがマズくてな」

「それはマズイわね」

「とはいっても約8km先から敵を一方的に敵を消し飛ばしただけなんだが…」

「へぇ、それは凄いね今度私にも見せてくれない?」

「作戦記録に保存されている筈だから、それを見れば良いと思うぞ」

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