ロシア連邦という名の地獄から来た男   作:Огонь

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主人公の声は大塚 明夫さんをイメージしてます。


スタルカーという名のベテラン新人オペレーター
第1話 旅の始まり


昼 約5年前までモスクワと呼ばれていた地域のどこか

 

「ニコノフ、こちら大佐、応答しろ」

「(何か起きたのか? とりあえず無線に応答だ) こちらニコノフ、何か起きたのか?」

「ニコノフ、直ぐに帰還してくれ、マズイ状況だ!

ミュータント共に防衛陣地を突破された!

既に住民にかなりの犠牲者が出ている。」

「(クソッ、任務で駅から離れたらコレか…直ぐに帰還だ) こちらニコノフ、了解!」

そして少しでも早く駅へ向かおうと15分程全速力で走って、駅構内に入る。

 

「誰か居ないか状況を報告してくれ」

彼の声と無線機の動作音だけがミュータントの死骸と住民の遺体で埋め尽くされた駅構内に響く

「(…司令部になら誰かが居る筈だ)」

 

司令部に向かうと中から物音が聞こえる。

ゆっくりと扉を開けると彼がよく知る人物がミュータントに組伏せられている。

「大佐!」

即座にAK-103から2発の7.62mm×39弾がミュータントの頭に放たれ、ミュータントは崩れ落ちる。

そしてミュータントを押し退け、負傷しているであろう大佐を見る。途端、彼は絶句した。

「大佐…」

大佐はミュータントによって下半身を引きちぎられていた。

「(下半身を引きちぎられている、酷い出血でもう助からない。まだ生きているのが奇跡だ…)」

大量出血で意識が朦朧としている大佐が彼に気づく

「ニコノフか……………………もうこの駅は終わり…………だ………‥……アントンも…………アーニャも皆死んだ…………ロッカーからアーティファクトのクリスタル…………鞄を持って行き…………なさい

これで…………放射能と物資の…………問題を無視出来る。

ポリスへ………向かいなさい。」

少し間が空いて

「そしてニコノフ…………君の旅路に幸福があらんことを」

そう言って敬礼をしたまま大佐は事切れた。

「大佐ァァァァァァァァァァ」

少しの間、彼は涙を流した後、無言で大佐と駅の住人達の墓を作り上げた。

そして、大佐の遺言通り、クリスタルと鞄を手にポリスへ向かう旅に出た。

「до свидания(さようなら)」

もう、戻る事の無い故郷に別れを告げて

 

昼 ロドスアイランド

 

「みなさん、これから今後行われるドクター救出作戦について説明します。

まず、作戦目標はドクターをロドスへ帰還させることです。

次に予想される障害は石棺のチェルノボーグの憲兵です。

作戦地域はウルサス帝国の移動都市です。

みなさんがご存知の通り、ウルサス帝国は感染者への弾圧が激しく、感染者問題を解決しようとする私たちロドスの活動を積極的に妨害してくるでしょう。……」

 

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