ロシア連邦という名の地獄から来た男   作:Огонь

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第4話 15キル

任務1日目 深夜 シラクーザのどこか

 

シラクーザ到着後に彼は自分の考えをフォリニックにこの様に伝えた。

「このままだと護衛対象と移動中に襲撃される可能性が高い。だから、護衛対象を迎えに行く前に彼女を狙っているこの男を排除しよう。私が建物の安全を確保するまでフォリニック先生は、この約300m離れた建物で待機してくれ」

「…了解です。」

そして、彼はF-Panoナイトビジョンによって完全な闇夜の中を平然と約300m移動してターゲットの職場を警備する歩哨にゆっくり接近する。

クロスボウを持った歩哨が5人固まって話をしていた。

1人が離れ、残り4人の視線が通らないこちらに近づいてくる。

「(まずはコイツから片付けよう)」

そして、歩哨が彼の隠れている場所を通り過ぎたと同時に音も無く忍び寄り首を折って、遺体を発見されない様に隠す。

そして、都合が良い事に他の4人もバラバラに離れて自分の仕事に戻っている。

「(これは好都合だ)」

他の4人も同様に首を折り遺体を発見されない様に隠す。建物に近づいて警備システムの有無を確認する。

どうやら、建物に警備システムは無い様だ。

「(警備は歩哨だけか)」

建物の中に入る。中には剣を装備した歩哨が5人巡回しているが、連携が取れておらずバラバラに動いている。

「(隙だらけだな)」

中に居る歩哨も外の仲間と同じ末路を辿る。

彼はフォリニックが発見されない様に周囲を確認する。

「(敵影無しクリアだ) 建物を制圧した。フォリニック先生こちらに来てくれ」

「了解です。」

フォリニックと合流し、2時間ごとに交代しながら夜を過ごした。

 

任務1日目 朝 シラクーザのどこか

 

「(朝だ、暗視装置を切ろう) 時間だ。フォリニック先生起きてくれ、当初の計画通りターゲットを排除出来たか双眼鏡で確認を頼む」

「分かりました。」

彼はTAC-50をコッキングして構えた。

「(ターゲットはこちらに接近中で車の後部座席に座ってるな) ターゲットを目視で確認した。距離1224m、発砲する。」

12.7mmNATO弾が発射される。

それから数秒遅れて

「ターゲットの排除を確認しました。」

彼もスコープで確認する。

「(頭が吹き飛んでいる。コレは間違い無く死んでるな) フォリニック先生、こちらに気付かれる前に移動して護衛対象を迎えに行こう」

「そうですね、向かいましょう。」

護衛対象を迎えに行った…筈だった。

 

「ボスの職場から2人組が出てきたぞ追え!」

車が急発進した。

 

「フォリニック先生、建物から出た瞬間を運悪く敵のパトロールに見られた様だ、ターゲットの車列とは別の5時方向約300mから車両が1台こちらに高速接近中」

「※ウルサススラング※」

「問題無い私が対処する。」

そして、AK-103を躊躇い無く発砲した。

放たれた7.62×39弾によって乗員4人全てが死亡した為、制御不能に成った車両が狙撃に使った建物に衝突し、爆発する。

「…車両の燃料に引火したんだな、汚ねぇ花火だ」

今度こそ彼らは護衛対象を迎えに行った。

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