ロシア連邦という名の地獄から来た男   作:Огонь

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第7話 ロドス本艦への帰還と帰還後の暇潰し

任務2日目 夜間 シラクーザのどこか

 

「うーん…」

彼が目を覚ますと腹の上でリサが眠っている。

「(モフモフの尻尾を堪能させて貰おう。…良い触り心地だ)」

そして彼は二度寝した。

 

任務2日目 朝 シラクーザのどこか

 

「━━━きてくださーい。」

「…うーん。」

目を覚ますと腹の上に跨ったリサが彼を揺さぶっていた。

「おはようございます。」

笑顔でリサが挨拶をしてくる。

「おはよう。」

彼はリサを撫でながら抱き締めた。

「は、恥ずかしいですよぉ。」

その後、2人は朝食を取った。

「さて、出発だ。」

「はい!」

そして、彼らはMT-LBで今日もまたロドスアイランドへ向けて移動し始めた。

 

任務2日目 昼 ロドス本艦が30分後に到着する場所の近辺

「ん!?…(マズイ!)」

彼は前方にバクダンムシとハガネガニの群れを発見しMT-LBを即座に停止させた。

「スタルカーお兄さんどうしたんですか?」

「前方にバクダンムシの群れを発見した。最悪な事にロドス本艦の進路上だ、対処する必要がある。リサは車内で待機してくれ。」

「はい!」

「(コイツならバクダンムシを誘爆させて一網打尽に出来そうだな…)」

彼はMT-LBの上でRPG-29にHEAT弾を装填して構えた。

「(後方の安全確認、問題無し)」

そして、発射されたHEAT弾の爆発から一瞬遅れてバクダンムシの群れが大爆発を起こし、クレーターと黒煙を残して跡形も無く消え去った。

「(ウクライナ軍の砲撃を思い出すな……)」

彼が昔を思い出していると、車内に戻って来ない彼を心配してリサが様子を見に来た。

「スタルカーお兄さん、どうしたんですか?」

「昔を思い出してたんだ。」

「そうなんですか…」

ロドス本艦からの通信が入る。

「はい、スタルカーです。」

「こちらロドス本艦、後5分でそちらに到着する。何か目印を用意してくれ」

「了解、赤色の発煙筒を使用してこちらの位置をマークする。」

彼は発煙筒を地面に投げた。

「赤色の煙を確認した。そちらに向かう」

5分後、彼らはロドス本艦に回収され、彼の初任務が完了した。

 

任務完了後 昼 ロドス

 

帰還後、リサと別れた彼は医療部に呼び出されていた。

「医療オペレーターのススーロです。スタルカーさん、君がどんな人物だったとしても医者の言うことはちゃんと聞いてもらうよ。」

「了解した。」

「この服に着替えて。それと、検査室への武器持ち込みは禁止だよ。」

「…了解した。」

彼は渋々武器を籠に置いた後、装備と服を脱いで検査着に着替え、医療オペレーターススーロによる再検査を受けた。

 

再検査終了後 昼 ロドス

 

「(暇だ…)」

そう彼が思っていると誰かに話し掛けられた。

「こんちわー!私はカーディって言います。あなたが新人オペレーターのスタルカーさん?」

「あぁ私がスタルカーだが、どうしたんだ?」

「実戦訓練の対戦相手役が急に来れなくなっちゃって…代わりにスタルカーさんにお願い出来ないかな?」

「構わないぞ、今は暇だからな」

「ありがとう!」

そして、彼はカーディに連れられて訓練場に向かった。

カーディが仲間に彼を紹介する。

「みんな!、彼が実戦訓練の対戦相手役をして貰う新人オペレーターのスタルカーさんだよっ」

「私は新人オペレーターのスタルカーという者だ、よろしく頼む」

「この子が私達行動予備隊A4隊長のメランサちゃん!」

「こ、こんにちは、スタルカーさん。……よろしく。」

「ラテラーノ出身、射撃担当のアドナキエルです。よろしくお願いします。」

「医師見習いのアンセルです。よろしくお願いいたします。」

「術師のスチュワードです。よろしくお願いしますね。」

「で、私はどうすれば良いんだ?」

「向こうの赤いコーンでブザーが鳴るまで待って、鳴ったら戦闘開始だよっ」

「了解した。それでは始めよう。」

そして、ヘルメットとアーマーを装着し、右手に特殊警棒、背中にゴム弾を装填したM37を装備した彼は赤いコーンへ向かった。

戦闘開始のブザーが鳴る。

「(戦闘開始だ)」

まず、メランサが彼に斬りかかる。攻撃を回避した彼は即座に特殊警棒で手を叩いて剣を飛ばし、左手で顎を押さえ足払いをして地面に叩きつける。メランサは気絶した。

次にカーディが斬りかかる。彼は攻撃を回避した後、武器を装備している腕を特殊警棒で叩いて怯ませると同時にその腕を掴んで拘束しつつ後ろに回り込み首を絞める。カーディは気絶した。

気絶したカーディを遠距離攻撃からの盾にしつつ残り3人の位置を確認する。

「(固まってるな)」

最後は盾にしているカーディ越しにスラムファイアを行ってゴム弾を撃ち込み、アンセル、スチュワード、アドナキエルの順に気絶させる。この間僅か20秒だった。

 

実戦訓練終了後 昼 ロドス

 

気付け薬で行動予備隊A4の面々を起こした彼はアドバイスをしていた。

「個人的に良くないと感じた点は3つ有る。

1つ目はメランサが単独で攻撃してきた点だ。

理由はカーディと共に接近して2方向から同時攻撃を行えば相手に回避を強要出来るからだ。

2つ目はメランサが倒された後にカーディが下がらずそのまま攻撃して来た点だ。

理由は、遠距離担当2人からの援護が受けにくい位置のまま戦えば不利だからだ。

3つめはアドナキエルとスチュワード、アンセルが固まっていた点だ。

理由は固まっていると敵に狙われ易いからだ。

次からはこの3つに注意して私と戦ってくれ以上。」

「「「「「ありがとうございました」」!」」」

そして、行動予備隊A4の面々は自分の部屋へ帰って行った。

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