実戦訓練終了後 昼 ロドス
行動予備隊A4を見送った彼は背後に接近して来た人物の方へ向いた。
「誰だ?」
「やあ!ボクはラップランド、君が新人オペレーターのスタルカー君かい?お手並み拝見と行こうか!」
「(彼女はループスか、尻尾を堪能したいな) …私が勝ったら、今晩は君を堪能させて貰うぞ」
「ハハハ……いいね!手加減なしで頼むよ?ボクに退屈させないで!」
彼は数分間の間、ラップランドの攻撃を回避し続けた。
「(さて、決着を着けるか…)」
彼はリボルバーをホルスターから抜くと同時に4発発砲した。
放たれた44マグナム弾がラップランドの剣に命中し、両手から剣を弾き飛ばした。そして、彼はリボルバーをラップランドの頭へ突き付ける。この間僅か2秒だった。
「私の勝ちだな。」
「アハハ!確かにキミの勝ちだね、約束通り今晩はボクを堪能すると良いよ!」
ラップランドが発したその言葉を聞いた彼はラップランドの頭へ突き付けていたリボルバーをリロードしてからホルスターに仕舞った。
「フフ、楽しみにしててよ!」
ラップランドはそう言うと剣を拾って鞘に納め、訓練場を出て行った。
「(さて、半壊した訓練場を修復するか)」
彼が鞄を用いて破壊された設備を新品と交換していると、誰かが訓練場へ入ってきた。
「君が新人オペレーターのスタルカーか?私は教官のドーベルマンだ……………何故訓練場が半壊しているんだ?」
「オペレーターラップランドと模擬戦闘を行った結果、訓練場が半壊しました。ですが、今日中に新品へ交換して復旧させますので問題有りません。」
「…何故オペレーターラップランドと模擬戦闘を行おうと思ったんだ?」
「初めて見るループスの女性なので尻尾が触りたくて…」
「オペレーターラップランドの尻尾を触る為だけに訓練場を半壊させた事は重大な問題だ、だが今日中に訓練場の設備を全て新品へ交換するのであれば今回の件での処罰は無しにしよう。」
「ありがとうございます。」
「さて本題に戻ろう、先日の任務で押収した証拠品から龍門に支部が有ることが発覚した。その支部の殲滅が次の任務だ。詳細は後程通信端末で確認してくれ以上。」
「了解しました。」
彼の返事を聞いたドーベルマンは訓練場から担当区域へ帰って行った。
「(設備を全て新品に交換して夕食と入浴を済ませて任務の詳細を確認したらラップランドの尻尾を堪能だ!)」
そして、彼は設備を全て新品へ交換した。
訓練場復旧後 夜 ロドス
その後、夕食と入浴を済ませた彼は自室で任務の詳細を確認していた。
「(支部の設立を支援したシラクーザマフィアのガンビーノとカポネを消して支部を殲滅すれば良いな。だが、龍門の権力者への根回しが無い以上、連中と龍門近衛局を同時に相手する事も想定して徹底的に準備をしておこう。となれば明日は役に立つ装備が無いか鞄を調べるか…)」
そして、彼の部屋にラップランドが入ってきた。
「フフッ、何を見ているんだい?」
「次の任務で行く龍門についてだな。」
「へぇ、あそこに行くんだ。それならボクの代わりにこれをテキサスに届けてよ」
「届けた相手が君の言うテキサスで無くても良いなら届けるが…」
「ハハハ……テキサスは有名だからね、直ぐに見つかるよ!」
「そのテキサスって人物は龍門の何処に居るんだ?」
「ペンギン急便って運送会社さ、龍門をあちこち行き来してるみたいだけど、この大地の果てって名前のバーで頻繁にパーティーをやってるからここに行けば見つかるかもね」
「そうなのか、なら龍門に着いたら真っ先に探してみよう。」
「さて、お喋りはここまでにしてお楽しみと行こうか!」
ラップランドはそう言うと彼をベッドに押し倒した。
「(そういえば、尻尾を堪能させて貰おうって言わなかったな…)」
彼はラップランドを堪能させられた。
次の日 昼 ロドス
彼が目覚めた時、隣にラップランドの姿は無かった。が、昨日の出来事は現実だと首筋に付いた歯形と湿ったベッドが物語っていた。
「(やっちまったな…)」
彼は無言で昨日の後始末を始めた。
ちょっとした解説
リボルバー:メトロ2033の主人公ことアルチョムが最初に手にする銃で装弾数は6発、使用弾薬は44マグナム弾。
ナガンM1895の改良型という設定が有る為、サプレッサーを使用出来る。