【本編完結】レッドキャップ:ヴィランにTS転生した話   作:WhatSoon

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#30 バース・オブ・ブラック part3

目の前でハリーとピーターが互いに探り合うように視線を交わしている。

 

き、気不味い。

 

正直、二人は仲良くなれそうだと思っていたのだが……だって、原作(コミック)だと親友だったし。

 

……いや、これは私の悪癖か。

この世界はコミックや映画の世界とは違う。

こうやって先入観を持って生きていると、いつかどうしようもないミスを犯してしまうかも知れない。

直さないと。

 

とにかく、彼等はピリピリしてるし。

私は気不味いし。

 

ピーターが口を開いた。

 

 

「あの、ハリー、さんはミシェルとどう言った関係ですか?」

 

「彼女かい?彼女とは友人だよ、ピーター。それに敬語は不要だ」

 

「それは……どうも」

 

 

彼女、と言う単語に眉をピクリと動かしながらピーターが頷いた。

 

 

「……ふむ、ピーターこそ。君は彼女とどう言った関係なんだ?恋人なのか?」

 

 

ハリーが爆弾発言するので、私は慌てて。

 

 

「ち、違う」

 

 

と否定した。

 

そんな勘違い、ピーターに失礼ではないか。

そう思って否定した訳だが……。

私がピーターをチラリと見ると……複雑そうな表情で頷いていた。

 

やっぱり、ちょっと迷惑に思っているようだ。

 

それを見たハリーは少し目を細めた。

 

 

「なるほど、ではピーターは今も友人、と」

 

「そうだよ」

 

 

『今も』という言葉にハリーが何故ピーターを知っているのか……あれ?最初に会った時に言っていたな、と思い出した。

 

そして、ハリーがピーターについて知っている事を思い出す。

 

……そう、スイーツフェスタに行った時。

ピーターが遅刻をして予定を全てすっぽかした、と言う情報しかハリーは持っていないのだ。

 

……それだけ聞けば、友人との予定を蔑ろにする最悪な奴だ。

ハリーが私の事を心配して、ピーターを警戒しているのだと今更気付いた。

側から見れば悪い男に騙される女なのか、私は。

 

……では、ピーターが警戒する理由は何だ?

さっぱり分からない。

私は探偵漫画(ディテクティブ・コミックス)のキャラクターではないし、超能力者(テレパス)でもない。

分からないものは、分からない。

 

あ……でも、もしかして。

これ互いに第一印象が悪くなってるのは、私が原因なのか?

 

二人は少し互いに睨みあって……不意にハリーがため息を吐いた。

 

 

「よそう、ここは病院だ。いがみ合う場所ではない……彼女の事は君に任せて、僕は帰る事にするよ」

 

 

ハリーが私の方を見た。

 

 

「ミシェル、すまなかった。彼には……そう、心配な事があってね。ピーターが送ると言うなら、僕は身を引くよ」

 

 

そう言って、今度はピーターの方を見た。

そしてピーターの肩を叩いて、何やらボソボソと耳打ちしている。

 

それを聞いてピーターは訝しみながらも、納得したように頷いた。

 

……何故、耳打ちなのか。

私に聞かせたくない事があるのか。

 

蚊帳の外に出されたような気がして、私はちょっと眉を顰めた。

だが、まぁ……私に隠れて話をしていても、それはきっと私に対して、悪感情を持って嫌がらせをしている訳ではないと言うのは分かる。

彼等はそんな事するような人達ではない。

 

単純に私に聞かれると気まずい事なのだろう。

聞こうと思えば、超人血清で強化された聴覚で盗み聞く事はできる。

だが、それはしない。

 

私に聞かせたくない事は、私は聞かないでおく。

それで良い。

 

 

そうしてハリーと別れて、ピーターと二人で帰路に就いた。

 

 

 

 

 

NYメトロポリタン病院はマンハッタンにある。

そして、私達の住んでいる場所はクイーンズ。

 

この二つは、大きな河川に分断されている。

 

そこそこ距離があると言う事だ。

来た時はニューヨークの市鉄に乗って来た。

 

帰りも同様だ。

 

 

……時間が悪かったのか、そこそこ混んでいる。

多種多様な人種と、性別の人がいる。

クイーンズはNYでも移民が比較的多い地域だ。

 

多様性の街、と言っても良い。

 

 

電車に乗ると……座る席もなく、私は壁際に立った。

……そして、その前にピーターが立った。

 

私と他の客とぶつからないように、気を利かせて私の正面に立って……壁になってくれているようだ。

 

……気遣いは嬉しい。

嬉しいのだが。

 

 

……こう、ちょっと、壁ドンみたいになっているのは如何なんだ。

そう言うのは好きな女の子や、気になる女の子にするべきではないのか?

 

 

ピーターの顔が近い。

恥ずかしいのか少し顔を赤らめている。

 

……様にならない。

ちょっと無理してカッコ付けている事に気付いて、私は少し笑ってしまった。

 

それを見たピーターが訝しんだ。

 

 

「な、なに?ミシェル」

 

「ううん?頼りになるなって」

 

 

適当に誤魔化すと、またピーターは耳まで赤らめた。

まぁ……うん、最近忘れがちだが、私は客観的に見れば美少女だから。

 

好きでもない女の子だろうと、頼られて嬉しくなってしまうのは男の(さが)か。

 

……ふと、ピーターの顔を見る。

 

いや、しかし。

うん。

 

やっぱりイケメンだ。

キリッとした感じではないけど、優しげで、母性をくすぐられるような顔だ。

 

……最近気づいたが、この世界には容姿が整っている人が多い。

イケメンと美女ばかりだ。

創作物(コミック)の世界だから、だろうか?

 

そう考えるとピーターの顔は……この世界では普通なのだろうか?

私にとってはイケメンだけど、他の人からすれば普通かも知れない。

 

 

「あ、あの、ミシェル?」

 

「……どうかした?ピーター?」

 

「そんなに見つめられると……その、恥ずかしいから……」

 

 

私は慌ててピーターから目を逸らした。

少し、凝視し過ぎていたのかも知れない。

 

 

「ご、ごめん」

 

 

私も恥ずかしさで頬が熱くなっていくように感じた。

 

互いに少し、気不味い雰囲気の中、私達は家へと帰った。

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

ニューヨーク市内、ブルックリン。

 

私……ナターシャ・ロマノフとニック・フューリーは車の後部座席に乗って居た。

車を運転しているのは私と同じく『S.H.I.E.L.D.』のエージェント、マリア・ヒルだ。

 

 

「フューリー、何が目的なの?私、何も聞かされて居ないのだけれど」

 

 

私がそう聞くと、フューリーは手元のタブレットを寄越した。

画面の上では遺伝子データと思われる螺旋階段状の図が写っている。

細かな詳細データが表示されているが、私に理解する事は出来ない。

 

私は科学者ではない。

『S.H.I.E.L.D.』のエージェント、ブラックウィドウだ。

こういうデータはブルースの得意分野だろう。

 

 

「先日のマンハッタンでの任務、そこで交戦した赤いマスクを覚えているか?」

 

「あぁ、アレね?肩がまだ痛むわ」

 

 

記憶を遡る。

 

先日、『A.I.M』と『ライフ財団』の取引現場である超大型の客船へ潜入し……赤いマスクのエージェントと戦った。

彼はキャプテン・アメリカ……スティーブのような人間離れした身体能力と反射神経を持っていた。

 

取引の品を盗み出す事に成功したが、結局追い詰められて取り返され、私は肩にナイフが貫通し、一週間ほど入院する羽目になった。

 

『S.H.I.E.L.D.』の再生技術でも一週間……つまり、結構な重傷だった訳だ。

 

身体的にはもう既に万全だけど、精神的に痛いって言うか……尾を引いてるって言うべきか。

 

私が肩を撫でていると、フューリーが肯定した。

 

 

「そうだ。巷では『レッドキャップ』と呼ばれているが、ソイツの正体に目星が付いた」

 

「それ、本当なの?」

 

 

私の手元のタブレットを指差した。

 

 

「それはキャプテンが攻撃した際、流血した血液から解析した情報だ」

 

 

フューリーが手元のタブレットを操作すると、空白まみれのプロフィールが表示された。

 

一旦、分かってる範囲で情報を埋めてるみたいだけれど……何これ?

正直、全然分かってないじゃない。

 

 

「年齢は14から19歳。性別は女、ヨーロッパのラトベリア人だ。正真正銘の地球人で、スーパーパワーの由来は恐らく薬物。通常は人体に自然発生し得ない神経伝達物質が分泌されている。もしくは──

 

「……待って。追い付かないんだけど、女の子だったの?」

 

「あぁ、言ってなかったか?」

 

 

言ってないわよ。

秘密主義な上官にムカつきながら、話を続けるよう促す。

 

 

「名前や所在、その辺りはまだ確定はしていない。だが、遺伝子データが限りなく近い……恐らく肉親である人間がニューヨーク市内に住んでいる事が分かった」

 

 

再度、タブレットを操作すれば地図が出た。

 

地図が指している場所、それがここ『ブルックリン』だ。

 

 

「区内にある時計やラジオ、細かな電子機器の修理屋『フィックス・イット』。そこの店主……『フィニアス・メイソン・ジュニア』だ。年齢は24歳、性別は男」

 

 

フューリーがタブレットを操作すると金髪の男性の証明写真が表示された。

 

 

「技師である『フィニアス・メイソン』の養子で、直接血は繋がっていない。彼の死後、仕事を引き継いで『フィックス・イット』の経営をしている」

 

「なるほど、模範的な好青年ね」

 

「だが、それ以上に謎が多い。養子として引き取られる前はどうしていたのか?『ジュニア』と名乗る前の名前は?それすらも分からない」

 

 

タブレットの画面を閉じると、フューリーが運転席の後部にある収納部に収納した。

 

 

「さて、君の任務だが……私が取り調べを行うから、黙ってついて来て欲しい」

 

 

……私は疑問が湧いて、フューリーに投げ掛ける。

 

 

「じゃあ何故、私が呼ばれたの?何もしなくて良いなら、一人で行けば良いじゃない」

 

「あぁ、それは『コレ』と同じだ」

 

 

フューリーがコートの下から、護身用の拳銃を取り出した。

普段から好んで持ち歩いてるモノだ。

 

あぁ、そう。

私は『護身用』ね。

つまり、荒事が起こる可能性があると。

 

納得して頷くと、フューリーは拳銃を懐に入れた。

 

 

「着いたぞ。ロマノフ、目的地だ」

 

 

車が停車し、ドアが自動で開く。

フューリーが運転席にいるマリア・ヒルと少し会話して、外に出た。

私も続いて出れば……ブルックリンの街中、決して広くはない路地に『フィックス・イット』と書かれた看板があった。

 

小さな木造の店だ。

……なるほど、街の小さな修理屋さん……って所?

 

フューリーが無遠慮にドアを開くと、鈴が鳴った。

ちら、と鈴を見れば錆びていて音も心なしか響きが悪い。

 

年代物のようだ。

 

店内には所狭しと時計が立て掛けられている。

幾つか時代遅れのラジオが木造の机に並べてある。

売り物……と言うには、少し見窄らしい、アンティークのような配置をされている。

 

鼻を擽るのは少しカビの生えた木の匂い。

臭くはないが、少し臭う……安心するような匂いだ。

 

 

「あぁ、いらっしゃいませ。ご予約の方ですか?」

 

 

カウンターにいる店員が話しかけてくる。

金髪で、青い目をもつ若い男だ。

美醜の感覚で言えば容姿は整っている。

 

……何処かで見たような気がして、記憶を遡ろうとして──

 

 

「君がフィニアス・メイソン・ジュニアか」

 

 

フューリーに言葉で現実に引き戻された。

 

 

「え?あ、はい。そうですけど……?」

 

 

そう返した若い男……フィニアスは不思議そうな顔をして返事をした。

気弱そうで何だか頼りなさそう、と少し思った。

 

しかし……彼がフューリーの探し人であるのなら、この店の店主は彼と言う事になる。

そう考えると、若いのに自分の店を持っているのなら、案外自立しているのだろうか。

 

 

「話がある。私はニューヨーク市警の……」

 

 

フューリーが警察手帳を取り出す。

 

勿論、偽物だ。

偽装された警察手帳であり、国際的な平和維持組織である『S.H.I.E.L.D.』だからと言っても許される事ではない。

 

フューリーは世界の平和や、街の治安の維持の為ならば、法を犯す事も厭わない男だ。

私もそれをよく知っている。

 

 

「『ダム・ダム・デューガン』警部だ」

 

 

そう言って偽名を語る。

 

フィニアスは私の方をチラリと見たが、私は『黙って』ついて来いと言われているので、黙殺した。

 

 

「彼女は私の補佐だ。君に少し聞きたい事があるのだが……今、時間は大丈夫かね?」

 

「は、はい」

 

 

可愛そうに、フィニアスは怯えてしまっているようだ。

それもそうだ。

 

色黒で、体格がガッシリとしていて、眼帯を付けて……そして強面の警察官が来たのだから、怯えないわけがない。

 

 

「君、妹はいるか?」

 

 

フィニアスの年齢から計算し、レッドキャップの正体は彼の妹かと考え、問い掛けたのだろう。

 

 

「妹?……えぇ、妹が一人いました」

 

「いた?」

 

 

デューガン警部……いや、フューリーがフィニアスへ近付いた。

 

 

「『いた』とは?何故、過去形なんだ?」

 

「それは……もう亡くなっているからですよ」

 

 

そう言ったフィニアスの顔に嘘の色はなかった。

私はエージェントとして人の嘘を見抜く力に優れていると自負している。

 

つまり、『死んでいる』。

 

そんな馬鹿な話はない。

実際に私は戦ったのだからだ……もし、本当に死んでいるのなら、私と戦った彼女は何者なのか……となる。

 

……少なくとも、『死んでいる』と錯覚するほどの何かがあったのか。

それとも『死んでいる』と思い込んでいるのか。

 

どちらかに違いない。

 

 

「そうか、申し訳ないが、君と妹の話を聞かせてくれないか?」

 

「えぇ、まぁ……はい。良いですけれど、何故ですか?」

 

「それは言えない。機密情報だ」

 

 

フューリーはメモを取る素振りをしつつ、胸の小型カメラと録音機を起動したようだ。

 

 

「……10年ほど前まで、僕はラトベリア王国に住んでいました。父と母と妹と、です」

 

「10年……」

 

 

そう言ってフューリーは自身のこめかみを親指で押した。

 

 

「えぇと、当時の国王がクーデターと戦って、大規模な内戦が起きて……僕たち家族は亡命する事になったんです。それで、実際に亡命する際、僕だけが生き残ってしまった……これだけですよ。何もやましい事はありません」

 

「別に君を疑っては居ないさ」

 

 

嘘だ。

フューリーは確実に目の前の男を疑っている。

 

そしてまた、口を開いた。

 

 

「では、妹の行方は知らないと?」

 

「さっき言ったじゃないですか?妹は死んだ、と」

 

「死んだ事を確認したのか?」

 

 

フューリーは彼の妹がレッドキャップである、と殆ど確信していた。

だからこそ、フィニアスが妹は死んでいると断言する事に違和感を持っているのだ。

 

 

「ええ、ですから……私の目の前で『死んだ』と言ってるじゃないですか」

 

 

そう言い返したフィニアスの目は少し怒っているようだった。

そして、彼の声質や表情、焦りなどから嘘と断定できる要素がなかった。

 

彼は嘘を吐いていない。

そう分かるからこそ、フューリーは怪訝な目をしているのだ。

 

 

「……ふむ。では仕方ないな……分かった。協力に感謝しよう」

 

「えぇ。ですが、次来る時は連絡下さいね」

 

 

フューリーが握手を求めて、フィニアスが手を出した。

フューリーがグッと手を握って……なるほど、皮膚接触からでも彼は嘘は見抜ける。

 

だがまぁ、そんな悪あがきでも嘘と判断できなかったようで、観念したような顔で手を解いた。

 

室内の時計を見れば、それほど時間が経っていない事が分かる。

 

 

ふと、視界の隅に絵画が壁にかけてある事に気付いた。

 

真っ赤な靴を、二人の妖精が修理している様子の絵だ。

 

この部屋には時計とラジオ以外にまともな家具はない。

インテリアもない。

 

この絵画を除いて、となるが。

 

 

「あぁ、それですか。僕の養父が大事にしていた絵です」

 

「……へぇ、趣味が良いのね」

 

 

私は思わず口を開いた。

 

 

「妖精達は年老いた老婆達が寝ている間に、仕事を熟してしまうんです。それを老婆達は知らない。……知られていなくても、陰ながら人の助けになる。私の養父はそうなりたいと思い、この絵に願いを込めています」

 

「そうなの」

 

「えぇ……この絵の名前は──

 

 

フィニアスがにこり、と笑った。

 

 

「『妖精(ティンカラー)』と言います。良い名前でしょう?」

 

 

そう言った彼の目は、どこか遠い場所を見ていた。

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

私とフューリーは店を出て、二人で車に乗り込んだ。

 

 

「フューリー、どうやら無駄足だったようね」

 

「ふむ……しかし、彼は何か隠しているようだ」

 

「そうかしら?嘘を吐いているように見えなかったけど」

 

 

私がそう言うと、フューリーが私に呆れたような顔をした。

 

 

「何も嘘を吐く必要はない。隠したい事を言わず、それ以外で情報を補い、補填し、自分の望んだ筋書き通りにする事だって出来る」

 

 

フューリーは手をはらった。

 

 

「でも彼、妹を『死んだ』と断言しているわよ」

 

「そこだ。それが一番気になる……今後も定期的に監視は続けていくべきだろう」

 

 

車が動き出す。

窓の外が変わり、背後の『フィックス・イット』から離れていく。

 

 

「それで、フューリー。これで任務は終わりかしら?」

 

「いや、あと一件付き合ってもらおう」

 

 

フューリーがマリア・ヒルに一言声をかけると、カーナビゲーションシステムに行き先が表示された。

 

そこは病院。

NYメトロポリタン病院だった。

 

 

「病院?何故かしら?」

 

「研究所から提供された『アレ』が要求する遺伝子構造とバイオマトリックスが一致した患者がいる。キャプテンには反対されたが──

 

 

フューリーが取り出したタブレットには、ティーンエイジャーの少女の顔写真が写っていた。

 

 

「喜べ、エージェント・ロマノフ。君の後輩が増えるかも知れない」

 

 

車はゆっくりと病院へ向かっていった。


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