ガンダムビルドブレイカーズ after ZERO   作:有音 響

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話のネタがつき始めてる。何故なら、本編が進んで無いからだ。
本編担当人は早く書いて欲しいものねぇ…


第15話〜最後の願い IF〜

ZEROはブラックボックスに納められていた機能、ZEROモードを起動し、敵の動きを封じた。

しかし、そのシステムは未完成であり、敵を殲滅した直後、暴走してしまった。

システムの暴走により、乗り手である義之にまで影響を及ぼし、乗り手の操作すら受け付けず、義之自身もその力に飲み込まれ、苦しみ始める。

零斗は自分の生み出したシステムを止める為…大切な人を救う為に立ち上がった。

これが…最期になる事など知り得ずに…

 

レジスタンスにて…

ZEROが巻き起こした突風はレジスタンスの持つシステムなどにも影響を及ぼした。

司令官「この膨大なエネルギーはなんだ!?」

オペレーター「わ…わかりません!ただ、とんでもないエネルギーがこの近辺で観測されております!」

司令官「彼等は…大丈夫なのだろうか…っ!」

 

戦場、現地にて…

強烈な突風を前に、無人機の残骸が風に吹き飛ばされ、戦場は荒れていた。

コアガンダムZEROおよび、ユーラヴェンZ7は空で怒号をあげ、空から大地へ突風を飛ばしていく。

だが、その風をもろともせず一機のガンダムは立ち尽くしていた。

ブラックナイト…そのガンダムだけは風の衝撃すら受けず立ち尽くす。

そして、そのパイロットもまた覚悟を決めていた。

レイト「アイツを止められるのは俺しか居ない。俺がやるしかねぇんだ…。」

突風渦巻く中、ブーストをかけてブラックナイトは空へ飛ぶ。

ブラックナイトはZEROの居る高さまで空を切り、目の前で向き合う。

レイト「ZERO!俺だ。レイトだ!お前を作った1人だ!何故この力を使ったんだ!」

ZERO「……。」

ZEROは言葉を発さなかった。

レイト「お前は何故その使ったんだ!」

ZERO「俺…ハ…キノヲ…」

レイト「なら、どうしてシステムを止めない…?」

ZERO「デキなイ…のダ。」

その言葉を受け、零斗はひとつの決断をした。

レイト「少し痛むかもしれねぇが…お前達の為だ…。」

そう告げると、ブラックナイトが装備している槍を目の前に突きつけた。

ZERO「ハイジョ…する!」

敵意を持ったことに反応し、ZEROは攻撃に転じ始める。

レイト「っ…!てめぇ!」

ブラックナイトは槍を相手に押し付け、地面に叩きつける。

レイト「いい加減、目を覚ませZERO!お前はその力を制御しない限りキノにまで影響を及ぼしてる事がわからないのか…!」

ZERO「キノ…」

レイト「キノ!しっかりしろ!おい!」

意識がうっすらとした状態にある義之に零斗は声をかける。

レイト「起きてくれ…!」

そして…

キノ「れ…レイト…さん…?」

レイト「キノ…そうだ。俺だよ…」

キノ「な…なんでこんな状況に…?」

レイト「俺たちで暴走を止めている所なんだ。お前も、協力してくれ。」

キノ「でも…どうやって…」

レイト「システム制御かシャットダウンを使えばなんとかなるはずだ…!」

キノ「わかりました。やってみ…あぐっ…あ…頭が…」

レイト「どうした!何があった!」

キノ「あ…頭が割れる…!くっ…うぅ…」

レイト「早くしてくれ…!こいつを止めるにはそれしか…」

零斗は淡々と話してはいるが、その間もZEROはもがき続けていた。

動きを止めていたが…ついに…

槍を振り払い、ZEROはまた空に舞い上がる。

レイト「ちっ…!ZERO!大人しくしてろ!」

ZERO「ウゥウォォォォッ!」

と、叫んだ瞬間、急に動きが止まってしまった。

レイト「ま…間に合ったか…。」

その時、ZEROのコクピット内では…

キノ「はぁ…はぁ…シャットダウン…できました…。」

ZEROはシャットダウンし、機能を停止したと同時に地上に落ちてくる。

レイト「あ…危ない…!」

そういい、ZEROをつかみ、地上に優しく下ろした。

 

その頃…宇宙では…

MD1「準備はできたようだな。」

MD2「しかし、一機しか装備を調達できませんでした。」

MD1「いや、一機で1発あれば充分だ。我々の計画を潰したあの黒いガンダムは必ず破壊する。その為に大金を払ってあの装備を買ったのだからな。」

MD2「しかし…あのガンダムはかなりのやり手ですよ…?」

MD1「モニターを見てみろ。あのガンダム、今は起動を停止している。」

MD2「今狙うという訳ですか。」

MD1「敵が動かない時に狙うのが1番だ。じゃあな。黒いガンダム」

 

地上にて…

システム音「コアガンダムZERO、再起動しました。」

そのシステム音と同時にZEROは機能を取り戻した。

キノ「ZERO、大丈夫…?」

ZERO「大丈夫。無理をしすぎるのは良くないね。」

その会話を横で聞いている零斗は

レイト「全く…心配をかける奴らだ…。」

そして、動けるかを確認しようといるその時だった…

零斗は何かを感じ、空を見上げると、宇宙圏から何かが鈍く光っていた。

それを見た瞬間、零斗は叫んだ!

レイト「キノ!危ない!」

零斗はブラックナイトでZEROを突き飛ばし、その瞬間、零斗の居た周辺に土煙が舞い上がった。

 

土煙が消えた後、義之は言葉を失った。

目の前で零斗の乗るブラックナイトはコクピット付近に鉄の塊が突き刺さっていた。

その光景を見た義之は恐怖により身体が震えて動けなくなった。

ZEROは咄嗟にビームシュートライフルとビットを2機取り出し、宇宙に向けて狙いを定める。

そして、照準を合わせ、敵機を捕捉した。

ZEROは義之に向けて言い放った。

ZERO「撃って!」

義之もその言葉で我に戻り

キノ「うわぁぁぁぁぁっ!」

敵にライフルのエネルギーの全てを込めてビームを発射した。

ものすごい閃光が大気圏を超えて宇宙の目標に命中する。

敵はその光の彼方へチリとなり消えていった。

 

その光を見ていた者たちは言った。

MD1「失敗か…。運のいいやつだ。」

そう告げて、GBNをログアウトしていった。

 

その後…

義之は零斗に通信をする。

キノ「レイトさん…!レイトさん!」

通信が入り、零斗の声が聞こえてくる。

レイト「キ…ノ…」

キノ「レイトさん!生きてるんですね!よかった…今から治療を…」

レイト「す…すまねぇ…」

キノ「え…?」

レイト「も…う…間に合わねぇ…よ…」

キノ「な…何を言ってるんですか…!まだ…」

レイト「無理なんだ…っ!」

キノ「…っ!」

レイト「ガハッ…」

その途端、零斗は血を吐き出した。

キノ「レイトさん…」

レイト「な…情けねぇ…ゼェ…ゼェ…こんな…事で…お前みたいな…やつを…」

義之はその言葉を聞いて涙を流し始めた。

キノ「じゃあ…なんで僕を…」

零斗は本音をこぼした。

レイト「大切な…とを…守れねぇで…どう…んだよ…」

キノ「僕なんかの為に…なんで…」

義之は涙が止まらなくなり、泣きじゃくる。

レイト「泣……よ…可愛い顔に…涙は…合わねぇよ…」

だんだん零斗の声は小さくなり、聞き取れなくなり始めた。

零斗はまた血を吐き出したあと、また声を出した。

レイト「キノ…お前に言いたい事がある…」

キノ「え…」

レイト「ずっと…一緒に居てあげられなくて…ごめんな……そして…」

通信を開いてモニターを繋いだ。

頭からも血を流し、顔中血塗れで…

レイト「ありがとう。」

と笑顔を作りながら言った。

モニターで無理やり笑顔を作って見せる零斗の姿を見た義之は耐えきれなくなっていた。

身体の半分近くをえぐられているにも関わらず、最後の最後まで笑顔を見せる彼の姿を見て、義之はそれ以上の言葉を返せなかった。

そして…貫かれた部分から熱を発し始め、零斗はブラックナイトと共に光の中へ消えていく…

 

白く輝く世界で…

キノ「ここは…」

レイト「どうやら…神はあと少しだけ時間をくれるそうだな…」

精神世界のような場所に立ち、義之はとある行動を取った。

突然、零斗に抱きついたのだ。

レイト「うおっ?!」

零斗はよろけ、しりもちをついた。

キノ「バカ…!どうして勝手に消えたんですか!」

レイト「あの時は…時間が無かったんだよ。」

キノ「だからって…うぅ…」

レイト「そう言うなよ。」

と、言い零斗は強く抱きしめた。

レイト「悲しい想いをさせちまったな…。」

キノ「バカ…!」

零斗は義之を優しく胸の中に包み込み、頭を撫でた。

キノ「レイトさんのお胸…暖かい…」

レイト「お前も暖かいぜ…」

キノ「この一カ月、寂しかったんですよ…。」

レイト「お前とはもっと一緒に居たかったけどよ…ごめんな。」

それから数分2人は抱き合ったまま数分ほど経った。

キノ「ねぇ…レイトさん。」

レイト「なんだ?」

キノ「最後にお願いを聞いてくれますか…?」

レイト「しょうがねぇなぁ。どんな願いだ?」

キノ「また、会えますよね?」

レイト「…あぁ。また、必ずお前を助けに…会いに戻ってくる。」

キノ「約束だよ。」

レイト「おぅ。約束だ。」

そうして、2人は小指を結び、約束を交わした。

 

世界は崩れ始め、元の世界に戻った。

目の前にはもう零斗も、ガンダムも居なくなっていた。

その時には義之はもう泣き止んでいた。

ZERO「キノ…?」

キノ「さぁ、行こう。」

ZERO「いいの…?」

キノ「大丈夫。レイトさんは…必ず帰って来ます。」

ZERO「でも、今そこで…」

キノ「約束したから。」

ZERO「うーん???」

 

そして…

レイト「はぁ〜また、体を失っちまったなぁ。」

α「私達はまたこのデータストームに戻っただけだ。また必ず身体は元に戻る。」

レイト「まあ、そうだといいけどよ。」

α「信じよう。いつかまた、彼女等と再び会えることを願って。」

レイト「願うだけじゃねぇよ。」

α「なに?」

レイト「約束したんだよ。必ず助けに戻るって。」

α「そうか。ならば、一刻も早く身体を元に戻さねばな。」

 

もしも、これが夢ならば、彼等はどんな道を歩んでいたのか、もしもこれが現実だったなら、彼等はどれほど残酷な運命を背負っていたか…

この先、約束が果たされるかもわからない世界で、彼等は運命に抗い、これからも戦い続けるのだろう。

 

〜続く〜




本編が進むまで休載します。
あと、やりたい事があるので。
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