ガンダムビルドブレイカーズ after ZERO   作:有音 響

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こんにちは。
今回は少しだけ際どい部分が多いですがお許しください。
また、今回は本編オリジナルのあのキャラ達が出てきます。
では、今回も楽しんでください。


第3話〜プールで起きた怪奇現象(ハプニング)〜

夜中…

零斗は、かなり疲弊していた。

レイト「幽霊だから疲れは無いはずだと思ってたんだがなぁ…」

苦し紛れに呟く。

零斗は、側で寝ている義之の頭をさすり、少しだけ笑顔になった。

レイト「なんだろうな…この気持ち。生きてた頃を思い出しちまうような…。」

零斗は笑顔になったかと思えば、悲しい顔をし…

レイト「…ヒビキ…もっとお前のそばに居てやりたかった…ごめんな…」

零斗は涙を流した。

彼の心に秘めた弟を思う気持ちが溢れ出したようだ。

幽霊でも泣くんだな。

涙を拭い、零斗は

レイト「…全く。俺らしくねぇな。」

と、言って立ち直った。

レイト「明日もあんだ。早く寝ないとな。」

そして、零斗は眠りについた。

 

次の日…

キノ「おはようございます。」

レイト「ZZZ…」

キノ「ムゥ…」

義之は顔を膨らませ、

キノ「お!は!よ!う!ご!ざ…」

レイト「うるっせぇ!寝てんだろうが!この野郎!」

パシンッ!

と、言って義之に一発ビンタが当たってしまった。

レイト「あ…す…すまん!」

キノ「い…痛い…」

レイト「わざとじゃないんだ!許してくれ!頼む!」

キノ「………」

レイト「キノ…ごめん!」

キノ「へへ…」

突然、義之は笑い出した。

キノ「あは…あははははっ!」

レイト「な…何笑ってんだよ?」

キノ「だって…ヘヘヘ…初めて青ざめた顔見たんだもん。面白過ぎて笑ってしまいました。」

レイト「なっ…て…てめぇ!」

キノ「またビンタするんですか?幽霊とはいえ女の子に手を出すのはよくないですよ?」

レイト「こ…こいつ…!こういう時だけ女って言いやがって…」

朝から2人は賑やか(?)に過ごしていた。

 

時間が過ぎ、義之は初めて高校に登校を始めた。

キノ「あ〜あ。バイクで行けたら5分も掛からないのになぁ〜。」

レイト「免許も持ってねぇくせにバイクに乗ろうとすんな。」

キノ「大丈夫ですよ。免許なくても。」

そんな訳無いだろ。

そんな事を言ってる間に学校に到着した。

レイト「そういや、お前大丈夫か?」

キノ「何がですか?」

レイト「今日、自己紹介だろ?」

キノ「大丈夫ですよ。自己紹介くらい朝飯前です。」

レイト「朝飯食っただろ…パン2枚におにぎり3つも食いやがって。」

キノ「えへへ〜。」

レイト「褒めてねぇぞぉ。」

ホームルームの時間

先生「みんな、席について〜。突然だけど今日、転入生が来ました〜。じゃあ、教室に入って。」

キノ「はじめまして。僕は降霊 義之(フレイ キノ)です。よろしくお願いします。」

ケイ「え…!き…キノさん!」

キノ「あ、君は昨日の。」

先生「え?2人は知り合いなな?」

クラスがざわつく。

ざわ…ざわざわ…さわ…

先生「はいはい。静かにしてね。じゃあ、義之さんの席は後ろの空いてる席に。」

キノ「はい。」

先生「じゃあ、今からホームルーム始めるわね。明日、学校の方でプールが開くので、明日の授業の3時間を使って、みんなで泳ごうという事になりました。」

クラスがざわつき、アホの男子生徒が叫び出す。

アホ男子「しゃあぁぁぁぁっ!」

キノ(プールか…。)

義之はプールの事を考えているみたいだ。

キノ(水着、どうしようかな…)

 

時間は過ぎ…放課後。

ケイ「あ…あの!キノさん!」

キノ「えっと…ケイさんだったね。」

ケイ「昨日は、ありがとうございました。あの後すぐに帰ってしまってごめんなさい。」

キノ「気にしなくていいですよ。僕は平気ですし。」

2人が会話している中に

ケイジ「キノさん!」

キノ「えっと…」

ケイジ「昨日、あなたとバトルした城島 啓司(キジマ ケイジ)です!」

キノ「あ、どうも。」

ケイジ「あの、キノさん!もしよければ俺と明日泳ぎませんか!?」

キノ「は…はいぃ?」

ケイ「キジマさん!私が先にキノさんを誘いに来たんですから邪魔しないでください!」

ケイジ「なんだと!キノさん、こんなやつと泳ぐんですか?!」

キノ「え…いや、僕はまだ…」

ケイ「こんなやつって何よ!キノさん、明日は私と一緒に泳ぎましょう?」

キノ「え…えっと…えっと…あ、明日答えます!」

と、伝えてものすごい勢いで走り去っていった。

キノ(あ…あの2人なんなの〜…)

 

義之は家に着いた頃には汗でびしゃびしゃになっていた。

キノ「はぁ…はぁ…た…ただいま〜…。」

シーン…

キノ「あれ…れ…レイトさん…?」

義之が零斗の名前を呼ぶと義之の背後から…

レイト「呼んだか?」

キノ「う…うわぁっ!」

レイト「な…なんでそんな驚いてんだよ!」

キノ「だって、うしろから出てくるなんて思わなかったし…」

レイト「あ〜。すまんすまん…って!おい!」

キノ「え…?」

レイト「え?じゃねぇよ!なんでまたそんなに汗かいてんだ!下着が透けてるから目に毒だって何回言わせんだ!」

キノ「じゃあ、見なければいいじゃないですか。」

レイト「お…男ってのは…あの…なんだ…だから…その…」

キノ「本当は見たいんだ…?」

レイト「……。」

キノ「えっち…。」

レイト「は!?べ…別に俺はお前なんかの体見たってなんともおもわねぇし!」

キノ「ふーん…」

レイト「な…なんだよ?文句あんのか?」

キノ「僕の身体を見てもなんとも思わないんですね?」

レイト「そ…それがどうしたって言うんだよ?」

キノ「じゃあ、お風呂で身体でも洗ってもらおうかな。」

レイト「…っ!おま…」

キノ「ほら。見てもなんとも思わないんですよね?」

と、煽りながら上半身裸になる。

レイト「…一本取られちまった…」

零斗は後悔した。昨日は義之の疲労も考慮して洗ってあげたが、今回はしっかり罠に嵌められた。

キノ「はやくしてくださいね。」

レイト「………」

キノ「洗ってくれるんですよね?」

レイト「お…男は約束は守るからな!こ…今回だけだからな!」

キノ「はいはい。」

 

お風呂場にて…

レイト「こ…こうか?」

キノ「うん。上手ですね。」

レイト「まぁな。昔は弟の身体を洗ってあげてたしな。」

キノ「だから上手な訳ですか。」

レイト「ほら。脇の間も。」

キノ「言われなくてもしますよ。僕、そんなに子供じゃないです。」

レイト「俺に洗ってもらってんだからガキだろ?」

キノ「………」

レイト「なんだ?何も言い返せないのか?」

キノ「いえ、別に。言葉に詰まっただけです。」

レイト「素直じゃねぇなぁ。ほら、次はしt…」

零斗が何か言おうとした途端、義之は強めの回し蹴りを喰らわせた。

レイト「…いって!何すんだよ!」

それより、普通に触れられてる事の方に驚くけどなぁ…

キノ「変態!下半身くらい自分で洗えます!」

レイト「昨日は俺が全部…」

義之はシャワーを強めに出し、

キノ「あ〜!あ〜!聞こえない聞こえない!」

レイト「なんだよ。可愛くねぇな。可愛いのはその小さい胸だけかよ。」

と、言ってると…ゴツンッ!

レイト「いてっ!てめぇ!」

風呂桶を投げつけられた。なんでこれも普通に幽霊に当たってるんだろうか…

キノ「最低ですね…。」

女の子なら誰だって怒るよ。

レイト「ったく。ふん…っ!」

零斗は零斗で顔を赤く染めるほど、やり過ぎた事を反省しているみたいだ。

キノ「ふぅ…。」

義之はお風呂から上がったようだ。

 

義之が風呂場から出て数分した頃…

キノ「レイトさん。」

レイト「なんだよ。お前らしくない顔して。」

キノ「明日、プール行きませんか?」

レイト「は?」

キノ「明日、学校全体でプールの授業があるみたいなんです。だから、もしよかったら、レイトさんも一緒にプールに入ってもらいたいな。と思って。」

レイト「なるほどな。まあ、構わねぇけど?」

キノ「いいんですね。」

レイト「おう。」

キノ「ありがとうございます。」

レイト「それとよ。」

キノ「はい?」

レイト「服を着てから言え。」

やれやれ…いつまでこんな生活をするのやら…

 

次の日

キノ「レイトさん、今日は朝から昼くらいまでずっとプールで泳ぐんですが、もう水着を着て行った方がいいですか?」

レイト「あ〜。俺は着替えんのめんどいから家で着て行くが?」

キノ「じゃあ、僕もそうしようかなぁ。」

と、言って水着を取り出したのだが…

レイト「お…おい…。」

キノ「?」

レイト「な…なんで男子の履く水着なんだよ!」

キノ「別にいいじゃないですか。」

レイト「よくねぇよ!それよりお前、それで泳ぐって事はまさか上半身はd…」

ボコッ…!

レイト「いって…!」

キノ「レイトさん、最低ですね。」

レイト「は…はっ?!」

幽霊とはいえ、普通ならセクハラものである。

 

数分後…

レイト「なんだよ。ちゃんと上は着んだな。」

キノ「はい。でも、ちょっとこれを付けるの手伝ってもらえますか?」

白い布を義之から手渡された。

レイト「さ…さらし?」

義之の胸にさらしを巻き付けていく。

巻き終えると、零斗は笑った。

レイト「へっ…。」

キノ「なんですか?」

レイト「お前、さらししなくてもぺったんこだからあまり変わんねぇから笑っちまった。」

キノ「………」

義之は軽蔑するかの如く、視線を向けた。

レイト「な…なんだよ?手伝ったんだから文句言うんじゃねぇぞ?」

キノ「文句は無いですが、レイトさんが少し嫌いになっただけです。」

なんだろう…仲がいいのか悪いのか…。

 

1時間目の始まる前。

役員「おはようございます。今年は早めのプール開きです。是非皆さんで楽しんでくださいね。」

キノ「はぁい。」

ケイジ「はいよ〜。」

ケイ「わかりました。」

役員「では、皆さんのガンプラをこちらで預からせていただきますね。」

キノ「どうしてガンプラを?」

役員「ここでは皆さんのガンプラを預かって、ナンバーの代わりにしているんです。本人以外の人がガンプラを取りに来たり、持ち出しはされないように役員全員で貴方のガンプラを御守り致しますので。」

キノ「なるほど…」

ケイジ「とりあえず行きましょうぜ。」

ケイ「キノさん、楽しみましょう。」

キノ「あ…はい。」

苦笑いする義之。

レイト「ったく。お前、こういう事だったから俺を呼んだんだな?」

キノ「い…いや。別に…一緒に泳ぎたいなぁと…」

レイト「俺、幽霊だぞ?」

キノ「あ…いや…えっと…」

レイト「図星かよ…」

役員にユーラヴェンZ7とネプテイトアーマーを預けて俺たちはプールに向かった。

レイト「うひゃあぁ…人で溢れかえってんなぁ…」

とんでもない数の生徒にプールは埋もれていた。

キノ「これじゃ泳げそうに…」

ケイジ「キノさん!ここが空いてますぜ!」

キノ「あ、はぁい。」

ケイ「キノさん、こっちも空いてますよ?」

キノ「僕はどこでもいいのでとりあえず入れれば」

ケイ「もう…」

と、話をしていると、民衆がざわつき始めた。

レイカ「あらぁ。人がいっぱいねぇ。どうしようかしら。」

生徒「あ…あれって、もしかして!ゼロだ!戦女神のゼロだ!」

レイト「な…なにっ?!」

【戦女神のゼロ】(通称:ヴァルキリー・ゼロ)俺の仲間であり、良きライバル、電之零華だ。四年前に俺がいなくなった後も、最強の座に君臨している最強のファイターだ。

イチカ「ちょっとレイカ姉!置いていかないでよ!」

レイカ「ごめんねぇ。お姉ちゃんと離れ離れになるのそんなに寂しかったんだね。よしよぉし…」

ヒビキ「ははは…本当変わりませんね。そのシスコン。」

レイト「ひ…ヒビキ…!(そうか!あの後、レイカのアホ妹の居るガンプラ部に入れたんだな!)」

キノ「彼が、ヒビキ君…ですか。」

レイト「あぁ。俺の分身、コアガンダムαを操ってる自慢の弟だ。見た目よりは強いぜ?」

キノ「へぇ〜。」

エタ「みんな、はやく泳ごうよ?」

レイカ「そうねぇ。何処か空いてる所…」

と、言いながらプールに入り込み…

レイト「みなさん、失礼。」

ざわざわ…

レイカ「スゥ…アァァァァセナルゥゥゥッ!…」

キノ「え…?」

レイカ「フィンガァァァァッ!」

レイト「嘘だろあのバ怪力女!」

ズゴォォォッ!

プールに向かってアーセナルフィンガーを打ち込み、激しい音と共に水を一直線に引き裂き無理矢理間を作る。

レイカ「あれぇ…あそこから変な視線を感じたんだけどぉ…気のせいかしら…?」

レイト「あ…あの野郎…俺が見えてもねぇのに俺の居場所を…」

女子生徒「キャアァァァァッ!」

突然1人の女生徒が叫ぶ。

女子生徒「み…見てあれ…」

ま…まさか俺の姿見えるように…

女子生徒「なんか色々浮いてきてるよ!」

2人「へ…?」

女子生徒「あ、あれ!水着の一部じゃない?」

2人「えぇ…」

男子生徒「お…俺のパンツ破けてる!」

女子生徒「キャアァァァァッ!」

女子生徒「いやぁん!水着が破れてる!見ないでぇ!」

男子生徒「うおぉぉぉぉっ!」

男子生徒たちよ、今はそうじゃない…

レイト「あ…あいつ…縦一直線の生徒の服を引き裂きやがって…ある意味、怪奇現象じゃねぇか!」

キノ「そうですねぇ。あんなにすごい技を出せる人間がいるんですね。」

と、呟いていると、キノにもハプニングが…

レイト「き…キノ…おま…お前…」

キノ「なんですか?」

レイト「む…むむむむむ…」

キノ「む?」

レイト「胸!」

キノ「また胸が小さいって言うんですか?」

レイト「バカ!胸が丸見えになってんだよぉ!」

キノ「へ…」

と、下を向くと

キノ「…っ!うわっ!」

レイト「は…はやく上がれ!」

キノ「む…無理です…」

レイト「はぁっ?!」

キノ「ぱ…パンツも破けちゃってるみたいで…このままじゃ上がれそうにないです…」

レイト「な…なんでこうなるんだよぉっ!」

 

一方その頃…

<キャアァァァァッ!

役員「今、叫び声が聞こえたよな?」

役員「何かあったみたいだ!確認に行くぞ!」

そして、役員が誰もいなくなった時…

ケイ「キノさん、ごめんなさい…。私は、どうしても強くならないといけないの。許して。」

 

3時間目まで終わり…

役員「全く!生徒の水着を破くとはなんて事をするんですか!」

レイカ「だってぇ、人が多いから仕方なく…」

役員「仕方なくではありません!次にこういう事をしたら…ガミガミ…」

と、零華が怒られていた。

キノ「あまり楽しめなかったですね…」

レイト「しゃあねぇよ。ハプニングはつきもんだ。」

と、話してると…

ヒビキ「あ、あの!」

響が義之に話しかけにきたのだ。

レイト(ヒビキ…)

ヒビキ「えっと…キノさんでしたっけ…?噂で聞きましたよ。先輩を倒したそうですね。」

キノ「あぁ〜。ケイジさんの事ですか。」

ヒビキ「はい。彼を倒したと聞いた時に、貴方もコアガンダムを使ってると耳にしたのですが?」

キノ「使ってますけど、それが?」

ヒビキ「あとで見せてもらえませんか?」

キノ「いいですよ。」

ヒビキ「ありがとうございます。」

イチカ「ヒビキ〜。何してるの〜?はやくクラスに戻ろうよ?」

ヒビキ「うん。今行くよ。」

響は一華に呼ばれ、出口へ向かった。

レイト「………」

キノ「どうかしましたか?」

レイト「なんでもねぇよ。」

キノ「そうですか。」

レイト「俺たちも戻ろうぜ。」

キノ「そうですね。」

ケイジ「おーい!キノさん!待ってくださいよ!」

キノ「ケイジさん、まだ居たんですか。」

ケイジ「居たらダメですかい?」

キノ「いえ。3年生みんな帰ったからもう居ないかと。」

ケイジ「俺は俺のペースというのがあるんですよぉ。」

キノ「そうですか。」

ケイジ「…!ちょっと!」

キノ「はやく帰らないと次の授業に遅れますよ。」

と、言って彼らも出口に向かうのであった。

だが、ここで最悪の事態が起きる。

役員「ガンプラをお預けしていたのは覚えているのですが…」

キノ「ど…どういうことですか?」

役員「私たちに言われましても、持っておりませんのでなんとも…」

キノ「役員の皆さんは居たんですよね?」

役員「いやぁ…叫び声が聞こえたので、全員で対応したので…少しの間、誰も居ない時間が…」

キノ「そんな…」

役員「すいません…」

レイト(誰かが持ち出した…か。)

コアガンダムZEROは、消えてしまった。

〜続く〜

 




今回の話はどうだったでしょうか?
怪奇現象を起こした張本人は反省しているのでしょうか…?
そして、消えたコアガンダムZEROの行方はいかに…
次回をお楽しみに。

次回
「僕のガンプラ、返してくれませんか?」
「私は、強くならないといけないの!」
「キノさん、よかったら僕のコアガンダムを使ってよ。」
「α…またお前と闘える日が来るなんてよ。」
第4話〜対峙する2つのコアガンダム〜
2つの魂(コア)がぶつかり、共鳴する。
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