Hololive SEED DESTINY─止まらない運命─ 作:疲れた斬月
水着回です!
夏は特別な催しやイベントが多い時期なのでネタには困らないですね。
因みに皆さんは夏に特別な予定とかありますでしょうか?
僕は親父とSUPER GT(要はカーレース)を観戦しに行きました。
ホロライブとコラボしてるチームも参戦してるので是非観てみて下さい。
滅茶苦茶面白いです(謎の布教)
照りつける太陽。
青空を羽ばたくカモメの鳴き声。
さざ波の音。
「シン君、こっちこっち~!」
「はいはい」
そらに先導されるがまま、道具を抱えてついて行くアスランとシン。
今彼等がいるのは真夏の海である。
新しいファンブックの為の写真撮影に来ているのだが、自由時間がスケジュールの半分以上を占めており、ほぼほぼ社員旅行と言っても過言ではない。
この為にわざわざビーチを近隣のリゾートホテル含めて貸し切りにしたのだと言う。
「何か俺の場違い感凄ぇな…」
「実際、お前はまた別枠で女性向けとして撮るらしいからな」
水着姿ではしゃぎ回る皆を眺めるシンの呟きにアスランもそう返す。
余談だが2人も水着姿であり、シンは赤い海パンにフードの付いた白い半袖の上着、額にはスポーツサングラスを掛け、アスランは青い海パンに赤いアロハシャツという普段の服装からは考えられない程はっちゃけた格好だ。
何だかんだ彼等も若者。
遊べる時は遊ぶ気満々なのである。
「シン君!あっちでビーチバレーやろ!」
「ちょっ、メル先輩!?」
メルに腕を引っ張られて行くシンを見送っていると、傍にいた友人Aが溜め息を吐きながら呟いた。
「何で私達まで水着なんですか…」
「俺に聞かないでくれ」
「それも、のどかちゃんに比べて何で私は…」
「あ、あははは…」
友人Aのぼやきに苦笑する後輩スタッフの【春先のどか】。
彼女達も何故かホロメン共々被写体として扱われており、友人Aは競泳水着、のどかは白いビキニ姿だ。
「とりあえず…ほら、これを」
「えっ?」
そう言って、自分が着ていた上着をのどかに着せるアスラン。
「そんなに派手な水着だと、日焼けしたら大変だろう?気休め程度にしかならないと思うが…」
「あ…ありがとうございます…」
「アスラーン、ビーチバレーの準備手伝って下さーい」
「おっと…わかった!今行く!では俺は先に行っているぞ」
シンに呼ばれて手伝いに向かうアスランをぼんやりと見詰めるのどか。
「…のどかさん?」
「ひゃ、ひゃいっ!?」
「何だか顔が赤いですよ?夏風邪ですか?」
「ふぇっ!?だ、大丈夫です!ひ、日焼けでもしちゃったかな…あはははは」
笑って誤魔化すのどかと、どうにもぎこちない彼女の返答に訝しげな表情を浮かべる友人A。
一方ののどかは…
「(あ、あれ~…?何かドキドキした様な…)」
「ふぅ…これで一通り終わったか」
建てたポールにネットを張り、砂浜にラインを引いて、ビーチバレーのコートを遂に完成させたシンとアスラン。
「流石元軍人だね~。力仕事はお手の物かな?」
ツインテールの女性…ホロライブ1期生の【アキ・ローゼンタール】の称賛に対し、内心「あんた程じゃねーよ」とツッコミを入れる。
彼女とノエルの力に比べれば、自分達等足元にも及ばないだろう。
あの華奢な手足の何処にデスティニーのハッチを力ずくで抉じ開ける程の人間離れした力があるのだろうか。
アキもそんなノエルに次ぐレベルのパワーリストであり、ムキロゼとまで呼ばれている程だ。
「パッと見ただけで鍛えてるってわかるよね~」
「お2人共すっごくセクシーですよね~、どうですかぁ?あっちの岩陰で船長とイイ事しまs「よし、早速始めようか。審判は俺がやろう」ね"え"え"!?無視しないで下さいよぉ!?」
関心していた0期生のロボット【ロボ子さん】に続ける様に2人を誘惑しようとしたマリンの言葉を遮り、アスランがビーチバレーの開始を宣言した。
「シン君、パス!」
「でぁぁッ!!」
そらが打ち上げたボールをシンが相手のコートに叩き込み、
「オーライ!ノエちゃん!」
「せぃ!!」
それをフレアが受け止め、ノエルが打つ。
「うぐぁ…ッ!!」
飛来するボールをシンが真正面から受けるが、余りの威力に腕に痺れが走る。
それでも何とか打ち上げ、そらに繋ぐ。
「そら先輩!」
「えぇい!!」
思い切り腕を振り下ろすそら。
「「あっ!?」」
ボールは指先を掠めてフラフラと落ちて行くが、辛うじてネットを超えており、そのまま地面に落下。
強烈な一撃が来ると読んでいたノエルとフレアは反応が遅れ、ボールを拾い損ねてしまう。
こうしてシンとそらは決勝点となる25点目を獲得し、無事勝利を掴み取った。
「危なかったぁ…」
「ま、結果オーライって事で」
そう言ってハイタッチを交わすそらとシン。
「ごめんね、ノエちゃん…」
「う~、大胸筋ぷるぷる大作戦は失敗じゃったか」
「いや何ですかその作戦!」
どうやら自分達の胸の大きさを利用してシンを誘惑し、彼の集中力を削ぎ落とそうとしていた様だ。
全く効果は無かった様だが。
「(危ね~…目に毒だったよちくしょう…)」
…前言撤回。
表に出さなかっただけでかなり効いていたらしい。
まぁ年頃の男の子だし、仕方無いよね。
「…」
一方のそらは、頬を膨らませながら自分の胸に触れる。
一応彼女も巨乳に分類されるレベルの大きさはあるが、それでもやはりノエルやフレア、ちょこの様な爆乳レベルと比べると若干見劣りしてしまう。
「やっぱり大きい娘の方が良いのかなぁ…」
「大きい方が良いって何の話ですか?」
「ひゃあ!?」
背後からシンに声を掛けられ、思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。
「(しまった、口に出ちゃってた!)」
その事に気付いた時には既に時遅し。
邪な感情の一切無い純粋な疑問として問うて来るシンの目が逆に痛くて、恥ずかしくて、何も言い出せなくなってしまう。
「あ~、その…ごめん、こっちの話」
辛うじて捻り出せた返答も無意識に目が泳いでしまい、かなり苦しい言い訳なのが自分でもよくわかる。
「?よくわかんないですけど…取り敢えず、そろそろ昼飯にしますよ」
「う、うん。そうだね。私もお腹減っちゃった」
バレなくて良かった、とホッと息を吐きながら、そらも調理の準備を手伝い始めた。
暫くして昼食時。
シンが金網の上で肉や野菜、魚介類を焼いていると、後ろからも何かを焼く音が聞こえて来た。
「…あっちで何やってんですか?」
「焼きそば作ってるのら」
「…何ですか、この甘ったるい様な酸っぱい様な臭いは」
「…ハアチャマッチャマ-」
「…あんたって人はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ヴェェ!?何でバレたのぉぉぉぉ!?」
ホロライブサマー復活でテンション爆上げの作者です。
次回は浴衣デートとか書いてみたいな~、とか思ってたり。
シン「今度は誰とだよ?」
さて誰でしょうね(すっとぼけ)
では次回もお楽しみに!