今日も駄菓子屋行ってデュエルしようぜ!!!!   作:SOD

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別に最終回じゃないです。

けど一段落ついた感はありますねえ。



※追記
13話と合わせて誤字修正ありがとうございます。

書いてる途中でメルとアイが混ざってる気がしてはいましたがここまで酷かったとはwww

本当にありがとうございました。


駄菓子屋の戦いはこれからだ!!!!

デュエルが決着し、勝者と敗者に分かれた2つのチーム。

 

そのチーム大将たる二人、森園メルと羽衣山カザリは、デュエルテーブルから離れて歩み寄り、そして互いの健闘を讃えあ--

 

「さあ、わたしは口とお家の権力しか取り柄のない泥色の七光りですって言ってみようか。」

 

「う……うぐっ……!」

 

称えあ………

 

「私たち全員と約束したもんね。それとももう忘れちゃったかな?脳のメモリーが限界だったかな?死にかけなスマホなのかな?

惨めで無様なわたしを慈悲の心でお許しくださいって言えたら許すかどうか考えるふりをしてあげようかな。」

 

「う…うああ……(泣)」

 

「泣くのはお家に帰ってからにしてくれるかな?

あなたの鳴き声なんてチョーくんくらいしか喜ばないし、わたしたちの大切な駄菓子屋があなたの汚い汁で汚れちゃうんだよ。 

お店を汚しちゃいけませんって基本的なことすら教えて貰えないほどお家の教育と学習能力が足りてないのかな。かなー?」

 

「ああああああ……(泣)」

 

「だから鳴き声が五月蝿いんだよ?静かになるまでおトイレの水に顔突っ込んでおいてあげよっか?どっちも汚い水だからあんまり変わらないよね。静かになったら雑巾を上げるから、お金持ちのお祖父様に貰ったお小遣いで買わせてあげるよ。

どうせ自分じゃなんにも出来ないんだもんね?幼稚園児かな?

 

それとも、自分で強いって言ってたデュエルすらライフポイント1も削れずにワンショットキルで負けちゃったから、負け犬かなー?

ほらほらわんわんって鳴いてお手してごらんよ、ご褒美にお外の水道に置いてあるタライに水を注いで飲ませてあげるかなー?」

 

「う………うあああああああああぁぁぁぁぁぁーー!!(号泣)」

 

 

メルの人権も尊厳も何もかも全否定な言葉の魔剣で串刺しにされたカザリは、顔を真っ赤にして本当に顔面が顔汁塗れになってしまった。

 

「あー五月蝿い。ねえアイちゃん、さっきトイレ掃除に使ってた雑巾貸して貰えるかな?お口に突っ込んで黙らせてついでに顔汁も拭いてあげちゃおうよー」

 

ポカッ。

 

突然、メルの頭に小さな衝撃が襲った。

 

「………………何するの。リュウくん。」

 

未だドロドロな目をしながら、自身の頭を殴った犯人--リュウを睨んだ。

 

周囲の4人は今のメルに手を出したリュウを信じられないものを見るような目で見ている。

 

「そろそろ空気がわりい」

 

「空気が悪い?なにそれ?

 

それと、こいつが口を利いてる時だって手も出さなかったのに、私には出すんだ?

 

リュウくんって実はわたしのこと、結構嫌いだったのかな?

委員長も押し付けられたし。」

 

「ダチが心を痛めつけられてるのは、もう見てらんねーんだよ」

 

「はぁっ!?友達?リュウくんいつからコイツの友達になったのかな!??」

 

「オメェのこと言ってんだよ。メル。」

 

「………………わたし……?え?どういうことなの?意味がわからないよ」

 

困惑したメルを横切り、カザリ顔をその辺にあった箱ティッシュを使って拭き始めるリュウ。

 

「うあ“……あ“ぐう……っっ」

 

「オレたちは確かにコイツと賭けをしてた。オレらが勝ったら何でも言うことを叶えること。負けたらコイツの子分になること」

 

 

「んな約束してたのかおめーら。」

 

 

初耳の情報に呆れ顔の裕介が、ゴミ箱をリュウの足元に置いてやる。ティッシュを捨てる用だ。

 

「ええ、まあ。

 

オレからは、バカにされた裕介のニイチャンへの返しを取ろうと思ってたんだが……それはもういいや。

泣かしてやるつもりだっだけど、これ以上泣かしたらミイラになる。ぜってえ後処理が面倒だ。おら、鼻水かめ」

 

「ぐずっ……チーン!」

 

「何それ分かんないよ!泣いてる姿を見たから罪悪感に駆られたの!?

 

私達は勝ったんだよ?何されたって元はと言えばコイツの自業自得だよね!違うのかな!?」

 

「そりゃそうだよ。賭けて戦って負けたら、そりゃ自業自得だ。

 

 

 

だから………お前が後々やりすぎた後悔で自己嫌悪に駆られんのが、割に合わねーっつてんだよ。」

 

 

 

リュウのその言葉に、メルは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をした。

同時に、彼女の瞳は、徐々に普段の光を映すものに戻っていった。

 

「え……自己嫌悪…??」

 

「おめー、昔も今と同じ目して戦った後、10日は飯も食えずに胃酸だけの胃袋から吐きまくってるわ、部屋の隅っこで体育座りしてるわ、過呼吸起こすわ、発狂して気失うわで、どえれーことになってたろーが。」

 

「…………そうだっけ……???」

 

「いや忘れんなよ!?あん時おめー両親は出張中だわ、他の4人は不在だわ、村は陸の孤島だわで、オレが延々世話してたんだぞ!?」

 

「……………ごめん。わたし、覚えてない…かな。」

 

「かーっ!!人から受けた恩を忘れるとかないわー!!

傷んだ脳みそじゃねーけど、おめー当分オレに感謝して忠誠を誓ってもいいレベルのことしてもらってっからねオレに!」

 

「……リュウくん、夢でも視たのかな…??」

 

「現実を否定するな!起きたことだから!実際にあったことだからーー!!」

 

 

当事者すら証言出来ない唐突な過去の話は、その後誰にも信じてもらえず、リュウは部屋の隅っこで体育座りして落ち込んだのだった。

 

 

 

 

 

「ぐすっ……!ま、負けは…負けですわ……今回のところだげは……負けを認めて差し上げます!!」

 

「認めて差し上げる?何それ?まだ身体の水分出し切って無かったかな?」

 

「--ピイッ!??

わ、わわわわワタクシに勝利した証として、貴方方の望みはしっかり叶えますわ!!さ、さあ!!言ってごらんあそばせ!!!!」

 

顔汁が比較的拭かれたカザリは、シキの背後に隠れ、膝をガクブルに震わせながら、ギリギリでメンタルを保ち、話を続けた。

その様子を見かねたことで、シキがフォローに入る。

 

  

「みんな、勝利おめでとうなの。要望はシキがお伺いして、メモしておくの。

 

カザリには言っても仕方ないから、おじいちゃんに伝えておくね。」

 

「し、シキ!?あ、あなたソレでもワタクシの味方ですの!?」

 

「シキはいつだって、ご主人様の味方なの。」

 

さらっと流してスマホを取り出すシキ。

 

「お前、こんなド田舎に住んでてスマホ持ってんのか?

 

駐在のサツですら20キロ先の公衆電話まで走らねえと電話出来なくて、陸の島流しとか、クビより酷い警官の墓場なんて呼ばれてるような土地で。」

 

「住んでるお家が、この辺じゃないの。終わったら帰るの。」

 

「ふーん。まあ、何でもいいや。」

 

「それじゃあ、チョー、ゲキ、メル。……あと3名の方。

 

ご注文をどうぞ。なの。」

 

ギャルのパンティおくれーー!!!!

 

開口一番、誰と言わずとも分かる男が言い切った。

 

全員が深いため息をついた。

 

「………ならば、小生は当分着られるだけの衣服が欲しい!

最近、一日で着潰してしまうことが多くなったのだが、何しろ一番近いしまむらまで、車で30kmはあるからな……簡単に買い足せないのだ。」

 

「わたしは日を改めて、ちゃんと誠意を持って裕介さんにも、皆にも謝ってほしいよ。

羽衣山さんの発言で、教室の空気が悪くなると、わたしが大変なんだよ………」

 

ゴゴゴゴゴ………。

 

「わ、分かりましたわ!!分かりましたから!

これからは委員長の言うことをちゃんと聞きます!

だからもうその目でワタクシを見るのだけはお許しください!!

 

謝罪も致しますし、これからの態度も改めますからー!!(泣)」

 

「…………ちゃんと見てるからね。」

 

 

「ギャルのパンティ……大量の衣服……………謝罪会見?」

 

 

「政治家じゃねえんだぞ。」

 

功労者の、チョー、ゲキ、メルの望みが言い終わったところで、シキが残りの3人に向く。

 

「オレはもういーわ。あんだけ泣き入れれば、ちっとは懲りただろ。(何よりメルにトラウマ抱えて今後がマジでヤベーかもしんねーし。)」

 

おめーらは?と、コタロウとアイに向き直る。

 

「拙者は特に欲しいものは無いので、反省を望んでおくでゴザルよ。」

 

「無欲だなー。ちったー欲しいもんとかねーのかコタロウ。」

 

「リュウこそ、何も望んでいないでゴザル。

そもそも、元々戦うつもりだったリュウと違い、拙者は最初から戦うつもりもなかったのだから、報酬を受け取るのも妙な話でゴザルよ。」

 

「でもおめーら二人も巻き添えで子分なりかけてたんだぜ?」

 

「なっていないから良いでゴザルよ。罪を憎んで人を憎まず。でゴザル。

 

それで、アイはどうするのだ?」

 

 

最後に、全員がアイに向き直った。

 

そもそも喧嘩嫌いなアイのことだから、辞退するのだろうか?などと思っていると……。

 

 

「あたしは最初から欲しいものは決まってるぞ!あたしの望みはーー」

 

 

満面の笑みで、自分の望みを発表した。

 

 

 

「この店の商売繁盛だ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「「………ゑ????」」」」」」」」

 

 






宛にならない次回予告。



メル「アイちゃん。このお店の商売繁盛って、何をするの?」

リュウ「人口の絶対数が終わってるこのクソド田舎の村で、駄菓子屋が商売繁盛もクソもねーと思うぞ。」

アイ「大丈夫!!よその村からもお客さんを引っ張って来ればいい!!」

ゲキ「なるほど!それなら問題ないな!」

チョー「いや、あるだろ。菓子とカードしか売ってねえ駄菓子屋で限界集落からどれだけ引っ張って来たところでジジババしかいねえんだから。売り物がねえ。」

コタロウ「繁盛どころか、潰れないのが不思議なくらいでゴザルからな……とても現実的では無いと思う。」


アイ「大丈夫!!あたしに任せろー!!!!


次回、『ちょっと周辺のお店全部潰れませんか?(仮)』お楽しみに!!」

「「「「「絶対駄目だろ!!!!」」」」」

アイ「ぶー……」


これまでを読んで一番好きなキャラに投票してください。

  • 臥竜リュウ
  • 森園メル
  • 阿修羅ゲキ
  • 日向アイ
  • 矢吹チョー
  • 風間コタロウ
  • 羽衣山カザリ
  • 葉山メイカ
  • シキ
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