金色のガッシュの戦いと日常回の間の取り方は本当に凄かったんだと、自分が書く側に回らないと中々気付けなかった……。
ガッシュ2の書籍化が待たれる。
翌日。
AM4:30
ド田舎の朝は早い。主に農家。
side:リュウ
「リュウウウウウーー!!!!!あっさじゃも〜〜んんんんんー!!!!!」
「今はまだギリ深夜だろうがアアアアアアアアアアアーーー!!!!!」
リュウの朝は、ハイテンションな祖父の飛び蹴りを普段から抱いて眠っている木刀でいなすところから始まる。
「リュウー!!農家の朝は深夜じゃと何度も言っとるじゃろうがよおおおおおーー!!」
「オレは農家はNO可なんじゃアアアアアアアーー!!!!」
リュウの木刀をカポエラで応戦しつつ、スキを見て足元を狙い足技を放つリュウの祖父に、その場で前宙しながら頭を狙い木刀でカウンターを撃つリュウ。
だが、頭に直撃する直前に同じく前宙して勢いを殺す祖父。
「眠れやジジイイイイイーー!!!!!」
「起きてジジイ孝行しろ孫オオオオオオオオーー!!!!」
リュウが一振りで頭部・両腕・両脇腹・両太もも・股間・胸部を同時に狙い撃てば、それら全てをひと蹴りで薙ぎ払うジジイ。
その隙に埋めたゼロ距離で額に突きを放つリュウ。
ソレをバク転で交わし、顎を狙い蹴り穿つジジイ。
その蹴りを僅かな顔の動きだけで紙一重で躱し、木刀を逆手に持ち直し、ジジイの腹部ごと貫き畳に突き刺そうとするリュウ。
ジジイ、負けじと畳に両手を付き、頭部でリュウの睾丸を叩き潰すべく動く!!!!
勝敗は如何に!???
「--おはようごさいます。臥竜翁。」
夏の涼やかな風鈴のような声音が耳に入り、1ミクロの慣性も無く、完全にピタリと静止した両者。
その後、声の方に振り向くと
「おはよう、リュウ。今朝も体調は万全のようでゴザルな。」
「コタロウ。お前、よくこんな毎朝早くに起きてこんなとこまで歩けるな」
「拙者は早起きは得意でゴザルよ。朝の散歩もな」
「おはよう、コタロウちゃん。今日も美人さんじゃのう。
しかしこんな小僧にワザワザ会いに来てくれるとは………ワシはひ孫の顔を見て逝けるやもしれんのう。ホホホー!」
「臥竜翁、リュウはまだ十歳でゴザルよ。ひ孫の顔が見たいなら、健康に長生きしてくだされ。」
「ううう……!!!!なんて心優しい言葉じゃ…!!リュウにもコタロウちゃんの優しさが宇宙のチリ程度にでもあればのう……ヨヨヨ」
「死に損ないが遠回しに分かりづれえ例えしてんじゃねーよ」
「大丈夫。リュウは優しい男でゴザルよ。
拙者は……知っている。」
言いながら、自身のアイデンティティーとなっている顔隠しの布に付いているタヌキのキーホルダーに指を触れさせる。
半分隠れている顔からも分かるほど、大切そうに、愛おしそうにしながら。
「…………はぁ…しゃあねぇ…畑行くか。」
「ほんとお前、いい子捕まえたのう……(ボソッ)」
「そんな下心でやったつもりはねえよ。(ボソッ)」
「照れんなよ、アレ以上のおなごは都会どころか、海の外行ったかってそうそういねえよ。大事にしたれよ(ボソッ)」
「?ふたりともコソコソ何を話しているでゴザルか?」
「何でもねえよ。んで、今日の飯は何さ?」
「ん、ああ。今朝は若い筍が生えていたから、タケノコの刺し身でゴザルよ。ほら。あと、味噌汁はなめこでゴザル。」
「………そんじゃ、せいぜい働いてくっか。」
「うむ。いってらっしゃいでゴザル。リュウ。臥竜翁。」
「おう。行ってくるよコタロウちゃんー!」
家から少し離れてすぐ。
「お前マジであの子の何が不満なの?ワシが若かったら嫁に欲しいくらいなんだけど?」
「………十歳のガキに惚れてんじゃねーよ。死んだ婆さんが不甲斐なさで化けてでんぞ。」
「それはそれで……幸せじゃもんのう。」
「………………だからオレはこのままでいいんだよ。耄碌ジジイ。」
AM5:00
sideゲキ
古くから伝わる地主の家系である阿修羅家は、とにかく家がデカく広い。そして田舎故に使う金が無く溜まりやすい。
その溜まった金で贅を尽くした暮らしがしたいが為に、村を出ていったのが、ゲキの両親だ。今、どこで何をしているのか、ゲキには知る由もない。
「…………………………………………………雑念が……入ったな………」
激流が落ちる滝の下、座禅を組んで心を沈めていたゲキ。
ほんの僅か、自身の心に陰りを認めた。
「考えることなく………俯くことなく………人生は諸行無常。故に……
今日はこれから、一時間の精神統一と呼吸の統制、一時間の肉体統制が待っている。
悲しみなど……感じる間もなく。人生は--修行なり。
AM9:00
side:日向アイ
さて、ここからは普通の朝だ。
こちら、都会でも普通に見る一軒家。
両親は既に仕事に行っているため、家にいるのはアイと、朝から約束をしていたメルだ。
「ふんふんふん〜ハンバーグ〜♪」
「玉ねぎ炒め終わったよ、アイちゃん。」
「こっちもチーズ適温に温まったぞー。」
「それじゃあひき肉と混ぜて丸めちゃおうか」
「おう!さっさと作って持っていってやらないとなー。」
「うん。裕介さん、放っておくとまた寝そべってキャベツ生で齧ってそうだもんね……」
「アッハハハ!!あの時はほんとに驚いたよな〜。
いつものように駄菓子屋行っただけなのに、店に裕介にぃが出て来なくて、家の中覗いたら、台所でキャベツむしって食べてたんだもんなー。しかも死んだ目で。」
「うん……裕介さん、誰かがお世話してあげないと死んじゃうって思ったもんね……」
「あたし、生き物係なのに蚕は掃除も出来ないから退屈だったんだよな〜ちょうど良かったぞ!」
「あ、アハハ…裕介さん、お兄さんのハズなんだけどね……」
「そうだな〜。そこが可愛いよな〜!あたしたちがいないと、なんにも出来ないからな〜」
「わ、私は純粋に心配だよ……裕介さん、拾い食いとかしてないと良いけど……ううっ…!」
「--いや、それはいくらなんでも心配が過ぎるだろ」
こうして、ど田舎の子どもたちはそれぞれの朝を過ごしてから、お昼にはまた駄菓子屋に集まる。
これが、今の子どもたちの流行なのだった………。
なお、最後の一人は昼間で寝ている模様。
AM12:30
side:チョー
「45454545454545454545454545………………パンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツ。」
改めて好きなキャラクターに入れて下さい。
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臥竜リュウ
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森園メル
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矢吹チョー
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日向アイ
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阿修羅ゲキ
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風間コタロウ