それでは早速第二話をどうぞ!
とりあえず外に出てきたはいいものの、ここからどうするか…
図書館にでも行ってみるか。『トレセン学園』がなんなのか、分かるかもしれない。
【図書館】
月は早速図書館にあるパソコンを使い『トレセン学園』について調べていた。
「日本ウマ娘トレーニングセンター学園、通称トレセン学園…
中高一貫校であり、東京都府中市のトレセン学園には2000人以上のウマ娘が在籍している…」
謎が増えたな…ウマ娘?とは一体何なんだ?
やはりここは人間界ではないのか?
いや、僕の家はそのまま残っていたし、図書館までの道中にも変わった様子はなかった…
一体どうなっているんだ…?
とりあえずこの『ウマ娘』というものについて調べてみるか…
「ウマ娘とは…腰付近から尻尾が生え、耳が頭頂部付近にあり、さらに超人的な走力を持つ生き物。耳と尻尾以外は一般的な女性と同様の見た目を有する…成程。」
人間に近い容姿を持つ生物…
まぁ僕はこの目で死神も見ているわけだし、人間以外の不思議な生物がいてもなんら疑問はないが…
問題はそこではなく、僕が元いた世界にはウマ娘という生物は存在しなかった、ということが問題なのだ。
どうやら、ここはやはり僕が元々いた世界とは違うらしい。
デスノートがなくなっただけの世界でもない、という事だ。
「トレセン学園では、ウマ娘がトレーナーと共にレースへの出走を目指し、日々切磋琢磨している」
もしや母さんと粧裕が言っていたトレーナーというのはこれのことか?
一体どうして僕はこんな職業の試験を受けたことになっているんだ…
母さんが言っていた通りなら、明日その試験の合否発表があるらしい。
これは願ってもない事だ。これから試験を受けるとなれば、トレセン学園、もといウマ娘についての知識が一切ない僕がその試験を突破出来るとは思えないからだ。
「この世界の僕はどうしてトレーナーになろうと思ったんだろうか…」
謎は深まるばかりだが、今はそこについて詮索している暇はない。
「まぁ、兎にも角にも明日の試験の結果次第だな」
色々と調べたが、僕がウマ娘に関わるのはトレーナー試験に合格したらの話だ。
少し謎が解けて安心したので、一旦家に帰ることにした。
その前にコンビニで何か買って帰ろう。小腹が空いた。
月がコンビニに到着したとき、入口付近に何台かバイクが停まっていた。
「おねーさーん、今から俺らと遊ばない?」
ガラの悪そうな男が、コンビニから出てきた女性相手に絡んでいる。
ナンパか。どの世界にもこういう奴らは一定数いるものなんだろうか。
「俺、渋井丸拓男 略してシブタク
付き合ってよ、おねーさん」
渋井丸拓男…?!どこかで聞いたことがあるような名前だな。
だが、こんな男と僕が知り合いな訳もないし、勘違いだろう。
「こ… 困ります…」
話しかけられている女性は…髪の色がややピンクがかっており、腰の辺りに尻尾があり、頭頂部付近に耳がある。
「もしや、この女は…ウマ娘、なのか?!」
実際に見てみると、本当に人間の女性と遜色のない容姿をしている。
いや、むしろ女性の中では容姿端麗な方ではないか?
「すみません、急いでますのでっ!」
そう言って彼女は走り出したのだが、そのスピードが尋常ではない。
渋井丸拓男と名乗る男は後を追いかけていったが、あれだと逃げ切られてしまいそうだ。バイクで走っている以上、小道なんかに逃げられてしまったら追いかけようがないだろう。
それよりも僕は、彼女に興味があった。
「なんだあのスピードは…?50キロは出てるんじゃないか?」
そういえば、さっき調べた時に『ウマ娘の最高速度は50~70キロほどで…』とあったがあれは本当だったのか。
その後いくつか食べ物を買ってコンビニを出た。
家に帰ってからも何度かさっきの出来事を思い出していた。
「確かにウマ娘の速度には目を見張るものがあるが…
アレはなんだったんだろうか…」
月の言うアレとは、店先で絡まれていたウマ娘が大事そうに抱えていたものである。
月が目視した限り、彼女が大事そうに抱えていたものは、『ノート』だった。
「まさかデスノート…いや、この世界にはそんなものはないはずだ。」
そうは思うが、ここは前に僕がいた世界とは違う世界だ。何があっても不思議ではない。
気づけばウマ娘のことばかり考えている。まだ関わることになるかどうかも知れていないのに。
「今日はもう寝るか。合格発表は朝早いらしいし」
まだまだ謎は多いが、現状これ以上出来ることもないだろう。
色々な事を考えながら、僕は眠りについた。
第二話、どうでしょうか?
話が大きく進んでいくのは次回からですね!
今回は渋井丸拓男が出せただけでもう満足です。(おい
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