俺は特別棟に来ていた。この学園で唯一監視カメラがない場所だ。
入口を境にカメラの視線は無くなっていた。ここ本当に悪事を働くにはもってこいの場所だな。特別棟とは名ばかりでそこには空き教室くらいしかない。まあ実験室とか部室がこんなとこにあったら逆に嫌だもんな。毒とか爆発物とか作り放題になっちゃいそうだし。
さて、そろそろ帰りま
「そこで何をしている?」
後ろを見ると堀北兄と橘先輩がいた。いやなんで入学式の日にこんなとこのパトロールしてんねん...生徒会に入る気はないけど、仲良くしていたほうがいいか。
「監視カメラが唯一ない場所の確認をしてただけですよ。先輩。」
「ほう。貴様はこの学校のシステムについてどこまで理解している?」
全部です。いやマジで。ズルしてますけどね。
「そうですねぇ。7〜8割くらいですかね。この学校では実力によってクラス分けがなされることとか、プライベートポイントだけでなくクラスごとにもポイントが存在していて、それによって毎月の貰えるポイントが変わる、とかですかね?あとは文字通りなんでもポイントで買うことが出来る、とか」
ちょっと喋りすぎたか?
「面白い。俺さ3年Aクラスの堀北学という。」
「同じく3年Aクラスの橘茜です。よろしくね。」
「俺は1年Dクラスの皆原琉心です。」
「ほう。お前が皆原か。なかなか面白い生徒がDクラスに入ったみたいだな。まあ良い。端末をよこせ」
「分かりました」
返して貰った端末を見てみると50万pptが振り込まれ、連絡先に堀北学の文字が追加されていた。
「これは口止め料だ。5月1日になるまでクラスメイトにこの情報を伝えることを禁止する。また、お前のような生徒を生徒会に勧誘したい。興味があったらいつでも連絡してくれ。」
そう告げると生徒会長は橘先輩を連れて立ち去っていった。怖っ。めちゃくちゃオーラというか圧というか凄いものを感じるな。あんまり敵には回したくない。なんか俺の事を知っているみたいだったし。
てか何気に高額な口止め料貰ったおかげで懐がぽっかぽかです。丁度5時くらいだしこれを元手にして賭けにでも行きますかね。
その後チェス部やら囲碁将棋部やら文化部を一通り潰し回った。賭け試合をしに来たと言ったら驚き半分期待半分みたいな感じだったけど60万以上ある俺の学生証を見たら固まってたな。
どの部活でもエースとかキャプテンクラスになると結構危ない試合が多くて、一回10万ポイントかけて負けもした。まああそこのオセロ部はいいとして他の部活はもう賭けをしてくれないだろうなあ。
俺の力ではなんとなく感覚でここに打てばいいというのはわかるんだが制御が出来ないからボロ勝ちしか出来ない。辛勝みたいな演出がないからもう相手にされることはないだろうな。まあ仕方ないが。
ちなみに今日だけで560万ポイント貯まりました。やったね。
明日は運動部を潰すぞー 目標は1500万ポイントくらいかな。多分文化部より人数多いだろうし。
橘「会長。あんなどういう人かも分からない人を生徒会に誘ってよかったんですか?」
学「ああ。奴が真面目な生徒かは分からないが頭のキレるやつを生徒会に置いた方がいいのは確かだ」
橘「あの後、賭け試合を行って様々な部活を荒らし回ったらしいですよ。」
学「...そうか。だが校則に違反している訳でもないしな。ひとまず様子見と言ったところか」