僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order   作:小野屋陽一

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初投稿。因みにFateはFGOしか知らない。


第1期
第1話


side立希

自分―藤丸立希は今、高等学校の入試を受ける事にした。

「入試かー…緊張する…」

「まぁお互い頑張ればいいじゃん」

実の姉―藤丸立香がやれやれと言った感じでやって来た。

「実技は大丈夫なんだよ。タニキやエミヤ、レオニダスに扱かれて…」

「うん…今思うとよくついていけたよ私達…」

お互い遠い目をする。

「問題は筆記だよ…そりゃ有名人が沢山いてさ、頭のいい人もいる…けど主張が激しいんじゃん!?」

「そうだよねぇ…武勇伝とか語られて…おまけに参考書の内容が違うって否定してくるし…」

「…結果、自分は理系がよくて」

「私は文系…足して二で割ればいいんだけどねぇ…」

「「はぁ…」」

入試前、しかも校門の前で自分たちは項垂れる。

「ま、まぁ兎に角何とかなるさ。」

「そうだね…」

不安が漂う中、自分たちは前へ進む。

 

事の始まりは中国で『光る赤子』が生まれた。以降、各地で『超常』が発現し続け、『超常』が『日常』となる。『超常』に伴い爆発的に犯罪係数が増え、『敵(ヴィラン)』が現れる。それと同時に『ヒーロー』という『架空』が『現実』となった『職業』が生まれた。

 

そんな世界に生まれた自分と姉。物心がつく頃には親はいなかったが、寂しくはなかった。寧ろ毎日が楽しい。理由は『カルデア』があるから。双子で生まれたために、自分と姉の『超常』、言い換えると『個性』によって二人の家族を作り上げれた。そしてそんな家族の為に守りたい、力になりたい……そんなふわっとした理由で『ヒーロー』を目指す事にした。姉は……どういう理由でヒーローになりたいのかは分からない。多分同じだと思うけど…

 

「さて…頑張るか…」

自分と姉が入試を受ける高校は『雄英高校』。倍率が300という超エリート高校。その高校から数多くの有名なヒーローが卒業している養成校だからだ。今はプロヒーロー、『プレゼント・マイク』から実技の試験の説明を聞き終え、指定された会場のスタート地点にいる。服もジャージに着替え終えている。因みに姉とは別だ。

「(さぁ、ここからが本番だ…落ち着いてやれば、必ず合格できる!!)」

改めて頑張ろうと意気込んだ時だった。

『はい、スタート!』

「―はい?」

突然のスタート合図。これには思わず思考停止した。

『ほらほらどうしたぁ!?賽は既に投げられてんぞ!?』

『!!!』

そのアナウンスによって全員動く。当然自分もだ。

「っ…出遅れたっ!」

急いで仮想敵がいるエリアへと入る。そして自分の目の前に仮想敵が現れる!

『標的捕捉!ブッ殺ス!』

「やってみろ…っ!」

自分は右手の甲に描かれているシンボル―『令呪』を掲げ、『個性』を発動させる。姉や自分の個性の名は―

「出でよ―『ライダー』!」

「―召喚に応じます。我が主…」

―『英霊召喚』。

 

「あら」

『グギャ!?』

その女性は十字の杖を振り上げ仮想敵の頭部を破壊。

「ふふっ」

『ガガ!?』

次にそのまま十字の杖を振り下げ別の仮想敵の胸部を破壊。

「―光を!」

『グギュ!?』

十字杖を回転させ地面に突き刺すと同時に更に別の仮想敵の頭上から光が放たれ破壊。

『『『『標的捕捉!ブッ殺ス!!』』』』

「何、やる気なの?……んんっ。いいえ、嘆かわしいことです」

「(いつも思うけど…何でこの人本当に聖女なんだろうか…)」

現状。かなり楽。自分が召喚した人物はライダー、『マルタ』。悪竜タラスクを鎮めた一世紀の聖女。 妹弟と共に歓待した救世主の言葉に導かれ、信仰の人になったとされる。美しさを備え、魅力に溢れた、完璧な人…ってまぁ簡潔すれば『恐るべき怪獣をメロメロにした聖なる乙女』 だ。

「ああもう!数が多すぎない!?怒らせるなっての!いっけぇー!」

『■■■■■■■■■!!!!!』

「あ、タラスク出した」

巨大魔法陣の中から悪竜の顔が出て、咆哮。複数の仮想敵をなぎ倒していく。多くの仮想敵を倒す彼女にヘイトが集まり、仮想敵が更に襲い掛かって来る。

『ブッ殺ス!』

「おっと!」

当然、マルタさんの近くにいる自分も標的にされる。だけど英霊達の(地獄の) 訓練によって身体能力は高い自分は危なげなく、バク転して攻撃を回避する。

「マルタさん!」

「!分かってるつーの!!」

『グギャ!?』

自分の呼びかけにマルタさんは呼応し、自分に襲い掛かって来た仮想敵を十字杖で叩いて破壊する。

「はっ!マスターに歯向かうなんて10年早いよ!……んんっ……いえ。道は、いつも険しいものです」

「いや、今更素を隠しても意味ないです」

「……別にいいじゃない!私は聖女なのよ!?幻滅されるわけにはいかないのよ!!」

好戦的な顔をしたがすぐに慈愛染みた顔に直すマルタさん。でも自分がツッコミで指摘すると慈愛の顔が消え、普段の顔つきと口調に戻る。

「んー…自分としては素のマルタさんの方が好きですよ。姉御感あって」

「は、はぁ!?な、何馬鹿な事言ってんのよ!!」

顔真っ赤にして怒ってくるマルタさん。ちょっとにやけてしまう。っと、まだ試験は終わってなかった。

「ぐっ…い、いでぇ…」

「!大丈夫ですか?」

近くに怪我をした受験者がいた。頭や腕に血の跡がついており、受験者自身、止血しようと腕を抑えていた。

「マルタさん」

「分かってるわよ!…ううん!…分かってます。願い、想い、そして…」

スキル『奇蹟』を使用させて受験者の怪我を治癒させる。

「き、傷が…ありがてぇ…助かった!」

「どういたしまして」

「ちょっと!?助けたの私よ!?なんでマスターが礼を―」

『オオオオオオオオオ!!!!!』

「「!!」」

そんな時、近くのビルが破壊した。そして出てきたのは…超巨大な仮想敵だった。たしか、説明で言われた0Pの仮想敵だ。

「でけぇ!?」

「逃げるぞ!」

「どうせ0P何だ!倒しても意味ねぇ!!」

超巨大な仮想敵に、周りにいた受験生達は逃げる。

「マスター!逃げるわよ!」

「…………いや、ここで倒そう!」

けど自分は逃げない事を決める。これには逃げようと促したマルタさんも驚いた。

「はぁ!?倒しても意味ないんでしょ!?だったら―」

「倒す意味?違うよマルタさん!ヒーローってのは『敵を倒す』んじゃない…『人を助ける』事が重要なんだ!ここで食い止めなければ被害が広がる!!」

自分は逃げない。これが試験だとしても、ヒーローになるならこの程度で逃げてはダメなんだ!

「……はぁ……困ったマスターだわ……でもそこが私は好きなのよ!」

マルタさんは自分の隣に立つ。そして、杖を構える

『オオオオオオオオオ!!!』

超巨大仮想敵は自分たちを標的にしたようだ。真っ直ぐこちらにやって来る。

「おい!あんたらも逃げろ!」

「勝てるわけがねぇ!」

周囲にいた受験者達が逃げる様に自分とマルタさんに言ってくる。だけど自分はそれを無視し、巨大仮想敵と対峙する。

「それはどうかな…マルタさん。『宝具』を許可する!」

「下がってください、マスター…行くわよ!」

マルタさんは杖を掲げる。すると後ろから光が放たれた。そしてそこから現れるのは、悪龍の『タラスク』

「はぁ!?ど、ドラゴン!?」

「まじで!?」

「まさかアレと戦わせるつもりなの―」

ドラゴンという伝説上の生物を見て驚く皆。だけど…驚くのはまだ早い。戦わせる?違うんだなぁ…

「リヴァイアサンの子、今は人を守りし者―流星となれ!『愛知らぬ哀しき竜よ(タラスク)』!!

『■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!』

マルタさんは召喚したタラスクの後ろに跳んでタラスクを十字の杖でフルスイング。大回転しながらタラスクは巨大仮想敵に吹っ飛び着弾する。

『えええええええええええええ!?!?!?!?!?!?』

『オオオオオオオオオ!?!?!?!?!?』

やっぱり驚くよね。自分も始めはそうだった。なんか巨大仮想敵も驚いていた気がする…気のせいかな?

「よーし!」

巨大仮想敵は爆発四散。タラスクの威力がそれを物語る。

「これも、神の思し召しです」

『いや戦わせるんじゃないんかい!!?』

「さっすがマルタさん!」

皆がツッコむ中、自分だけマルタさんを讃える…

『終~~~~~~了~~~~~~~~!!!!』

そう言った所で試験が終わったのだった。

 

 

side立香

『はい、スタート!』

「―へ!?」

実技試験の説明を終え、私はジャージに着替え、スタート位置で試験開始を待っていると突然の開始合図をされ出遅れてしまった。

「ああもう!出遅れた!!」

急いで仮想敵がいるエリアへと入る。そして私の目の前に仮想敵が現れた!

『標的捕捉!ブッ殺ス!』

「うわっ!来たぁ!!」

私は急いで右手の甲に描かれているシンボル―『令呪』を掲げ、『個性』を発動させる。弟の立希や私の個性の名は―

「出で来て!―『アルターエゴ』!」

「―召喚に応じますわ。我が主…ふふ」

―『英霊召喚』。

 

『『『『標的捕捉!ブッ殺ス!』』』』

「またこれは、随分と荒々しい……私、昂ってしまいます」

その女性は頬を染め、舌なめずりをしていた。私は急いでそれを止めさせる。

「昂らないでお願いだから!」

現状。かなり楽になったけど、私が召喚した英霊に手を焼いてしまう。私が召喚した英霊はアルターエゴ、『殺生院キアラ』一言でいえばヤバイ。うん。性的な意味で。説明は長いから省く。今も頬染めながら仮想敵をなぎ倒してるんだから…

「ふふ…ああ…より強く、より弱く、はぁ…、美味しそう♡」

「だからそんな顔しないでくださいキアラさん!?というかその服装アウトだから!!何で最終再臨服装!?」

「(す、すげぇ…ふ、服が際どい…)」

「(控えめに…え、エロい…っ)」

「(ゴクリ…)」

そういった周囲の皆の目線でキアラさんは更に高揚していく。

「ああっ……何という事でしょう。この心と欲望のまま体を差し出した結果が、こんな姿になる事だなんて。今や私が宇宙の中心。何人もこの指からは逃れられない。でも、ふふっ、まだまだ、まだまだちっとも足りません。この宇宙に遍く愛を満たすまで、私の欲望は尽きないのですから。でも、ご安心ください、マスター。私はあなた様のサーヴァント。あなた様は私の大切な契約者。いつまでもどこまでも、その関係に変わりはありません。でも……うふふ……ふぅ……気を付けてくださいね。私、このように気紛れな女なので。あなたが私の掌から零れ落ちるようなことがあれば、どう扱ってしまうか分かりませんもの」

長々と何かを語りながら私とキアラさんの周囲にいる仮想敵を次々と地面から生えた白い手達が掴み拘束し、そのまま地面と抱き着かせながら破壊する。

「ほんと落ち着いて下さい。そして私を巻き込まないで…」

召喚失敗した…と思っていると付近ビルが破壊した。そしてそこから現れたのは…

『オオオオオオオオオ…』

実技試験の説明会で言われていた0Pの超巨大仮想だった。

「うわぁ!」

「に、逃げろぉおお!!」

「相手は0Pだ!無視だ無視!」

「でかっ!?ちょ、キアラさんどうしよう!」

当然私も焦る。どうしようかキアラさんを訪ねた。が、彼女は真剣な目で巨大仮想敵を見て―

「抱けますかね…でも入ります?…いや……マスター、少しお時間頂いても?」

そんな事を言う。いつものキアラさんだ…

「実家のような安心感~じゃなくて!?ああもう!キアラさん戻って!お疲れ様でした!」

「あら…もう……全く持って物足りません…」

不服そうなキアラさんを元の場所に返す。と、同時にどっと疲労感が来た。捕捉だが、この『英霊召喚』は私の体内に保持されてる『魔力』を消費して召喚してる。人一人分の魔力は尋常じゃない。いくら大量に保持してたとしても、一日の召喚は最大3体まで。立希も同様だ。

『オオオオオオオオオ…』

「はぁ…って完全に私狙い……えっとこういう時は…来て!『フォーリナー』!」

「はぁーい!マスターさん!」

私は新たに召喚する。フォーリナー、『アビゲイル・ウィリアムズ』。セイレム魔女裁判において最も有名な少女。笑顔で現れた。そんな彼女に私は更に命令する。

「アビーちゃん!『宝具』を許可します!」

「!……ああ……マスターは悪い人だわ……」

私は指示すると、アビーちゃんの姿が変わる。金髪が銀髪へ、肌も白くなり、額には鍵穴が現れ、そして彼女の周りには触手が現れる。

「イグ・ナ。イグ・ナ、トゥフルトゥクンガ。我が手に銀(しろがね)の鍵あり。虚無より顕(あらわ)れ、その指先で触れたもう。我が父なる神よ。我、その真髄を宿す写し身とならん。薔薇の眠りを超え、いざ窮極の門へと至らん!―」

『オオオオオオオオオ!?!?!?!?』

アビーちゃんから現れた巨大な触手は巨大仮想敵を襲う。そして…

「―『光殻湛えし虚樹(クリフォー・ライゾォム)』」

巨大仮想敵は消えた。文字通り、『消えた』

『―は?』

「(あー…これSANチェックはいるかなぁ…)」

周囲にいた受験者達は驚愕していた。よかったあの触手みて発狂している人はいなさそうだ。

「見てくださった?マスター!」

『宝具』が終わると、アビーちゃんは元に戻る。

「うん!ありがとうアビーちゃん」

「えへへ♪」

褒めてくれと言わんばかりのカワイイ笑みで近寄って来たアビーちゃんを私は頭を撫でる。うん愛い愛い。

『終~~~~~~了~~~~~~~~!!!!』

そう言った所で試験が終わったのだった。

 

side三人称

実技試験が終わり、そのまま筆記試験。

「おつかれ、試験どうだった?」

全ての試験が終わった立香と立希。校門前でお互い労う。

「疲れた…でも行けたと思う。そっちは?」

「こっちもいいかな?ま、あとは筆記を祈ろう」

「だね…」

そのままカルデアへと戻る二人。カルデアに戻ると、『試験お疲れ様』と英霊(家族) 全員が労い、いつもより豪華な料理を食べるのだった…




藤丸 立希(フジマル リツキ)
所属:雄英高等学校ヒーロー科1年A組
出身:カルデア
誕生日:9月16日
血液型:A型
出身地:南極
好きなもの:マンガ、アニメ
戦闘スタイル:オールラウンダー
パワー:C
スピード:B
テクニック:A
知力:C
協調性:A
隠れオタク:A
性格:天然オタク
個性:英霊召喚
カルデアにいる英霊達を召喚する事が出来る。正し召喚には魔力を大量に使う為、『一日3人まで』しか召喚出来ない。基本は1人だけ召喚する。
特徴:容姿はぐだ男。性格は温厚。カルデアにいる英霊達は家族のように接している。ボケもツッコミもする。アニメオタクでネタを多用。

藤丸 立香(フジマル リツカ)
所属:雄英高等学校ヒーロー科1年A組
出身:カルデア
誕生日9月16日
血液型:AB型
出身地:南極
好きなもの:マンガ、アニメ
戦闘スタイル:オールラウンダー
パワー:B
スピード:B
テクニック:C
知力:B
協調性:C
毒舌:A+
性格:サバサバ乙女
個性:英霊召喚
カルデアにいる英霊達を召喚する事が出来る。正し召喚には魔力を大量に使う為、『一日3人まで』しか召喚出来ない。基本は1人だけ召喚する。
特徴:容姿はぐだ娘。髪は後ろで束ねている。性格は普通。言いたい事はバッサリ言う。面倒臭い事からすぐ逃げる。実はコンタクト。オフの日はメガネ。
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