僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order   作:小野屋陽一

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あれはホムンクルス~♪

まぁ、深く考えなくていいんすよ。重い話とか書けないので。


第105話

side三人称

藤丸立香、藤丸立希の出生の真実を聞いた者達は驚くしかなかった。絶句する。そし誰かが言葉を発する。

「自分達の正体は正規の人間じゃなくて―」

「―人造人間だったわけ」

『!』

藤丸姉弟が目覚める。2人はゆっくり上半身を起こし軽く腕を伸ばす。A組のメンバーは直ぐに2人の元に集う。

「おはよー皆。そして久しぶりー」

「軽い!けど無事でよかったよマジで!!」

「何勝手に消えてんだよ!心配したんだぞぉ!」

「それについてはごめんなさい。けど色々言えない事情だったし…」

藤丸姉弟は苦笑しつつ応える。そして藤丸姉弟はロマニを見る。ロマニもまた、苦笑していた。

「えーと、どこから聞いてたのかな?」

「カルデアの所から」

ロマニがそう訊くとさらっと立希が答える。

「一番初めからじゃん!?」

思わず、耳郎がツッコむ。そのまま立香は続けて言う。

「正直何処で目覚めればいいかタイミング計ってました…まぁそしたら私らの事全部話されちゃったけどね…」

「ぁ…ごめん。2人の事…」

A組のメンバーの大半が申し訳なさそうに顔を伏せるが立香と立希は首を横に振るう。

「ううん。まぁ色々秘密にしながら学校生活を送ってたわけだし…」

「寧ろ人間のフリした中途半端な存在が何してんだというか…」

今度は逆に姉弟2人が申し訳なさそうに話す。

「何言ってんだよ!」

「そうだよ!2人は普通に人だよ!」

峰田に麗日

「それを言ったら俺達異形型も人間じゃなくなるな」

「同意」

障子に常闇と直ぐにA組のメンバーは否定。むしろ2人を励ます。

「お前らが人間だろうが無かろうが関係ねえ!。雄英高校ヒーロー科。1年A組のメンバー。ただそれだけだろ!」

「「!…そっかぁ」」

切島が吠える。目を見開く藤丸姉弟。羞恥と歓喜が少しだけ沸き上がり、頬をかいた。

「コホン」

そんな時、ホークスが咳払いする。

「目覚めた早々悪いけど、もう少し事情を聞かせて欲しいかな?結局、君達姉弟が探しているであろう『黒い欠片』、基、AFOが使用した『黒い器』。あれが何なのかな?」

「えーと…話してもいい感じ?」

ホークスの問に、立香はロマニに話していいか尋ねる。ロマニは微笑み頷く。

「うん。問題無いよ」

「じゃあ、答えます。自分らが集めている欠片の正体。それは…『聖杯』っていう願望器です。」

立希が皆に黒い器の正体を話す。

「聖杯?願望器?」

「けっこう、めっちゃ、かーなーり、説明省きますけど、要は『所持した人の願いをなんでも叶えることが出来る』道具です。」

「なんでも!?」

「願いが叶う!?」

「マジかよスゲェ!!」

「本当に叶うの!?」

聖杯の力を知った皆は盛り上がる。何でも願いが叶う事に、歓喜が湧く。

「マジだよ。過去に『聖杯』めぐって何回か戦争勃発してた記録あるし…でも、今回の聖杯は本来の物とは違う『偽聖杯』なんだよね。」

そう立香は付け足す。

「偽物?まぁ確かに聖杯って言うとめっちゃ神秘的で綺麗なイメージあるし…欠片しか見た事ないけどなんか禍々しかったかな?」

「違うのは形だけじゃなくて、その願い事態も曲解するかなり危険な物だよ。」

「願いを曲解?」

「…ある人物が、過去出現した偽聖杯に『英雄(ヒーロー)になりたい』と願った。その結果、『街一つ滅んだ』。何万人も亡くなってね…」

「は…?」

突然な事に理解できなくなる。

「つまり、偽聖杯は『己以外、誰一人もいなくなれば英雄になれる。』って事で発動しちゃったんだよね」

「曲解過ぎんだろ!?」

「それくらい危険なんだ…で、自分と姉はその『偽聖杯』を回収する為に雄英高校に入学して、この1-Aに加わったんだよ。」

「え、そうなの!?」

「不思議に思わなかった?A組が22人で、B組が20人だよ。明らかにバランス悪くない?」

「た、確かに…」

変わって立香が言う。

「私らの機関、カルデアには未来を観測出来る機械があるの。でその観測機が『世界の終わりの可能性』を示したの。」

「未来を観測…?」

「世界の終わり…?」

「また壮大過ぎてイメージ沸かない…」

大半が背景に宇宙を抱える。

「その観測場所が、雄英高校だった。これが大体1年前の観測結果。世界が終わる規模だからかいつ、どこで来るかが分からなかった。でも場所だけは分かったから、私ら2人は入学する事にした。ロマニと校長先生が知り合いだったし、私ら学校行った事無かったし、丁度良かったんだよね。まぁ受験する事には驚いたけど…」

立香が根津校長を見て言うと少しだけ申し訳なくする

「すまないね。いくら彼との付き合いがあり、協力体制があっても周囲が黙っていない。故にA組のみ入学メンバーを二つ増やしただけで、後は試験を行わせる事で他の教師達から見てお眼鏡にかなう存在かを精査させたかったのさ。結果は見ての通りだね。」

「で、学園生活を楽しみつつ、偽聖杯が発現するのを待って、ようやく出たと思ったら今度は欠片になって日本中に散らばって、回収作業に明け暮れたってわけ。ホント疲れた…」

「その偽聖杯の欠片は全部集まったの?」

葉隠が訊く。立香は指で数えて示す。

「欠片は全部で7つ。その内ここに来るまで4つ回収出来た。で、先の騒動で5つ目。だから残り2つ。」

「欠片の場所は分かってるのか?」

エンデヴァーの問に頷く藤丸姉弟。

「勿論です。日本中探しまくって、これ以上はもう見つからない。となると残り2つは…AFOが持っている。実際私らに敵けしかけて来たし。」

「なっ!?」

オールマイト含め、皆驚くが、姉弟は冷静に続ける。

「あ、倒したので大丈夫です。向こうも魔術に興味持って色々知ろうとしたんでしょうね。因みにAFOの事や、OFAの事は把握済みです。緑谷君の事とかね。色々と無茶し過ぎ。けど止めに行けなくてごめんね。」

「え゛!?」

指摘された緑谷は驚く。それを聞いたオールマイトは気付く

「ではやはり、2人の情報が全く出てこなかったのは…」

「カルデア事態秘密結社みたいなものですから。表沙汰にしたくなかったので。まぁ周囲の出来事は知りたかったので、カルデアの情報網然り、ネット類に強い英霊経由からの推理考察に強い英霊の状況把握とかでもう大体の状況は丸分かり。」

更っと答える立香。けど真剣な顔で続ける。

「欠片は残り2つ。AFOか死柄木か、あるいは他の敵か…それでも少なくとも1週間は敵連合は動けない。おいそれと欠片に宿る魔術を易々と扱える分けないし、こっちも万全になる猶予が出来た。」

立希が続く

「そういう事で、カルデア側から改めて、ヒーローに正式に協力体制をお願いします。『残りの聖杯の欠片の回収』=『打倒。AFO並びに死柄木』…つまりいつも通りヒーロー活動してもいいですか?」

『勿論!!』

A組全員が答える。ようやく1年A組が全員揃い、歓迎する。

「何がヒーロー辞めるかもしれないだコノヤロー!」

「あの時は本当に心配したんだからね!」

「もっと聞かせろお前ら姉弟事情!」

「…正直不安だった。」

「人間一つ二つ言えない事あるけど度が過ぎんだろ!」

「あはは…ごめんなさい。」

「何も言えない…いやだって守秘義務だもの。しょうがない。」

そんな傍ら、ロマニはオールマイト含めプロヒーロー達の元へ

「…2人が言った通り、協力体制でよろしいですかね?」

「ああ。問題無い…」

エンデヴァーは静かに頷く。

「なら早速、貴方方の情報網から一つ頼みたい事があるんすよ。」

ホークスは少し笑い、険しい顔付きで言う

「AFOを賛同する者から、内通者をあぶりだして欲しいんすよね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―僕という人間は一つのゴールに対しいくつものルートを予め作っておく…―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―緑谷出久に藤丸姉弟も雄英に戻ったみたいだが…―

 

 

 

 

 

 

「―僕は友達が多いんだ」

魔王は静かに動き出す…

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