僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order   作:小野屋陽一

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第25話

side立香

時刻はP.M.5:20。ようやく合宿場にたどり着いた。

「やーーっと来たにゃん。とりあえずお昼は抜くまでもなかったねぇ…」

「何が3時間ですか…」

「腹減った…死ぬ…」

「悪いね。『私達』ならって意味。アレ」

「はぁ…やっぱり…」

「実力差自慢の為かよ……」

「(い、いやらしい…)」

私含め、全員クタクタになる。

「ねこねこねこ…でも正直もっとかかると思ってた。私の『土魔獣』が思ったより簡単に攻略されちゃった。いいよ君ら…特に…そこの6人。躊躇の無さは『経験値』によるものかしらん?」

緑谷君、爆豪君、飯田君、焦凍君…そして私と立希が指さされた。まぁ…ああいう化物以上の化物と大量に闘ったからね…アレは地獄だった…うん

「3年後が楽しみ!ツバつけとこーー!!プップッ!!」

「うわ!」

「汚い!!」

「これは酷い…」

そして、山に入る前からいた帽子の子が紹介された。赤茶髪の女性の従甥―『洸太君』。緑谷君が近づいて握手しようとした時…洸太君。まさかの緑谷君の急所を殴った。

「い、いてぇ…あれは…」

「緑谷君!何故陰嚢を!!」

「ヒーローになりたいなんて連中とつるむ気ねぇよ!」

完全に私達を嫌っていた。まぁ小さい子あるあるの反抗期なんだろうね。どことなく爆豪君に似てる…

「マセガキ「お前ににてねぇか?」あ?似てねぇよ!つーかてめぇ喋ってんじゃねぇぞ舐めプ野郎!!」

「悪い」

あ、焦凍君と同じ事考えてた。それから、バスから荷物を降ろし、部屋に運ぶ。そして直ぐに夕食となった。夕食はすごく美味しかった。それはもう五臓六腑に染みわたるくらい。というかお昼(?) がお菓子だけだから皆お腹が減り過ぎて変なテンションになっていた。

「―おかわり」

「すごい食うね…」

「いやもう…お腹すき過ぎて…それにさっき『世話焼くのは今日だけ』なんだから食べるだけ食べたほうがいい……うん美味い…」

「そうだね……」

夕食の後は皆で入浴。案の定峰田君が覗きをしようとしてきたが、洸太君の防衛で覗かれずにすんだ…けど三奈ちゃんが男女風呂の壁の間にいた洸太君に思いっきり素肌みせて感謝の手を振ったから洸太君は男子風呂の方に落ちて行った…まぁ緑谷君辺り受け止めていたような声が聞こえたから大丈夫なはず。

「芦戸さん。はしたないですわ…」

「いーじゃんいーじゃん。まだ子供なんだし」

「図太いのね三奈ちゃん「なっ!?ふ、太ってないし!痩せてるし!」そういう意味で言ってないわよ」

「っ…藤丸も…ヤオモモも……なんで大きいの……っ」

また耳郎ちゃんに睨まれた。いやだから―

 

「お早う。諸君」

『おはよう…ございます…』

「(眠い…)」

合宿2日目。起床時間はA.M.5:30普段だったらまだ寝てる…A組全員ジャージに着替えて外に集まる。

「本日から本格的に強化合宿を始める。今合宿の目的は全員の強化及びそれによる“仮免”の取得。具体的になりつつある敵意に立ち向かう為の準備だ。心して臨むように」

『っ…はい!』

真剣な相澤先生の声を聞いたら、眠気が少し飛んだ。こっからが厳しくなるという事だ。気を引き締める

「というわけで爆豪。こいつを投げてみろ」

「これ…体力テストの…」

爆豪君に渡された物は、最初の『体力テスト』の『ボール投げ』で使われた球だった。どれだけ成長しているか。もう一度確認するのだった。

「この3ケ月濃かったから1kmとかいくんじゃね!?」

「いったれ爆豪ォー!」

「んじゃよっこら―『くたばれ』!!」

「(…くたばれ)」

爆豪君は全力でボールに『爆破』の威力を乗せて投げた。結果は―『709.6m』

『!!?』

「あ、あれ…?思ったより…」

「伸びてない…」

いい記録かと思ったら全然変わってなかった。これには投げた爆豪君含め、全員動揺する。

「約三か月間。様々な経験を経て確かに君らは成長している。だがそれはあくまでも『精神面』や『技術面』後は多少の体力的な成長がメイン。“個性”そのものは今見た通りそこまで成長していない。だから―」

相澤先生はワザとらしく、嫌らしい顔付きで言う。

「―今日から君らの『個性を伸ばす』!死ぬ程キツイがくれぐれも…死なないように―」

うーん…ぶっちゃけカルデアと変わらない気がする?

 

 

side三人称

「な、なんだこの地獄絵図…」

“個性”を伸ばす特訓。B組メンバーはA組メンバーが個性伸ばしをしている状況をみてそう言葉を落とす。B組担任、『ブラド・キング』は説明する。

「限界突破だ。許容上限のある発動型は上限の底上げ!」

―クソガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!―

―ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!―

「異形型・その他複合型は“個性”に由来する器官・部位の更なる鍛錬!」

―ヘ……へ……へ……―

―ぎゃああああああああああああああああ!!!―

「通常であれば肉体の成長に合わせて行うが…」

「まぁ時間がないんでな。」

―いてぇええええええええ―

―うああああああああああ―

『……………』

B組全員絶句する。しかしA組でも22人。B組もはいれば42人。この数を6人で教育出来るかと不安になる生徒もいた。が、それは杞憂。プロヒーロー『ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ』の4人の個性。『ラグドール』の『サーチ』、『ピクシーボブ』の『土流』、『マンダレイ』の『テレパス』、そして『虎』の『軟体』が全員の個性伸ばしのサポートに徹しする事が可能だった。そんな時だった。今も皆が放つ轟音。衝撃音とは倍以上の轟音と衝撃、振動がB組に襲う

「な…なんだぁ!?」

「イレイザー…これは何だ!?」

「…あの姉弟が召喚した奴らだ…たく…」

「また『土のフィールド』壊したの!?もぅ!!どんだけ強いのよ彼女らは!!」

―ノブナガ波ァ!―

―グルルルル…アォオオオオオオン!!!!―

―殴ッ血KILL (ブッちぎる)!!―

―肉塊に、成り果てるがいい!―

―塵芥と化せ!―

―喰ろうてやる―

「…あ!体育祭で見た奴らだ!!」

「えっと…たしか織田信長…やっぱりなんで水着?」

「というか待って、鬼いねぇか!?」

「狼…え?狼ってあんなデカいの?」

「なんで狐の尻尾と耳生やしてエプロンつけてんの?」

「腕から黒い炎だすってなんか漫画で見た事あるし!!」

「はいはーい!また作るから壊さないでよねー!!」

6人を囲うように土の壁で覆い、『フィールド』を作り上げるピクシーボブ。

「これで5度目よ…手加減をしらないのかしら…」

「というかあんなの使役してる藤丸姉弟がすげぇよ…」

「その二人は何処に?」

「『我ーズブートキャンプ』にて鍛えている。奴ら。中々いい動きをしている。単純な増強型はこっちに来い!」

『(古…)』

兎に角B組も“個性伸ばし”に取り掛かる。

 

 

side立香

「結構……辛いもん…だ……英霊……3体……呼んで……の……この運動……っ!」

「そう……だねっ!……という……か……フルで……呼ぶの……久しぶり……かもっ!!」

「ひ~~~~!!」

私と立希、緑谷君で『我ーズブートキャンプ』をしている。ぶっちゃけ『レオニダスブートキャンプ』の方がつらい。だから会話しながら運動していた。

「ふむ…やはりお前たちは普段から肉体を鍛えてるな…ではもっと鍛えるとしよう!」

「藤丸姉弟。『重り』を付けろ」

「「…え」」

相澤先生が取り出した道具―見た事があった。そう、期末テストで先生達が取り付けていた『超圧縮重り』だった。

「おっも!?」

「た、確か…体重の約…半分……っ!」

問答無用にその重りを両手首足首に取り付けられ、さっきより動かしにくい状態で運動する。というか重すぎ!

「くくく…筋肉にいい負荷がかかってるな……そうだ!限界を超えろよぉ~さっさとプルスウルトラしろよ!さぁさぁ!!」

「この人……だけ……っ……性別も…―」

「―ジャンルも……違うっ……!!」

「うぉおおおおお!!!」

「よぉおおおし!伸ばせ千切れ!ヘボ“個性”を!!」

因みに私と立希の個性伸ばし。『魔力量が限界値でも体を自由に動かせるぐらいの体力と精神力の強化。』だ。この特訓は夕方まで続いた……やっぱりこっちも辛い……

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