僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order   作:小野屋陽一

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第38話

side立希

「おおお!!!っっしゃあああああ!!」

「雄英全員!」

「一次突破ぁあああ!!!」

「俺達すげええ!!」

「うん!スゴイよコレ!」

自分と姉が緑谷君達と共に合格し、控室に向かうとすでにA組の11人が合格していた。その後も怒涛のA組メンバーが合格し、無事一次選考が終了した。合格人数は規定の100人。

『えー100人の皆さん。これをご覧ください。』

『?』

突然控室の大型テレビに映像が映る。そこには先ほどのフィールド。

「何だろ?」

「さぁ…」

「…ん!?おいみろ!」

「…え…」

映像にて、フィールド内にある建物が突如として爆破され、倒壊。轟音を立て崩れ落ちた

『(――――何故!?)』

『次のテストが最後です。皆さんにはこれから……この被災現場でバイスタンダーとして『救助演習』を行ってもらいます!』

 

 

side立香

「バイ……何だっけ?」

「バイスタンダー。現場に居合わせた人の事だよ。授業でやったよ」

「え゛そうだっけ…」

そんな立希にため息を吐きつつ、軽く教える。

「一般市民を指す意味もあるよ。」

『ここでは一般市民としてではなく、仮免許を取得した者として―どれだけ適切な救助を行えるか試させていただきます。』

映像を見ていると、いつの間にか人がいた。しかも老人に子供。大勢瓦礫の中に入って行く。説明によると、彼らは要救助者のプロ―『HELP・US・COMPANY(通称HUC)』。傷病者に扮した彼らがフィールド全域にスタンバイし、私達が彼らを救出する。というのが試験内容だった。

「…………」

「…?姉、どうしたの?」

「ん…ちょっと…ね…似てるなって」

私はこの試験内容を見て訊いて、保須市の事を思い出す。あの時も私は避難活動をした。血を流し、泣いていた老若男女…プロヒーローがいたから上手く避難活動出来た…けど今は…私達だけしかいない!

「―気を引き締めないと…っ」

「そうだね。」

 

 

side立希

「「「「あ(☆)」」」」

10分後に試験は始まる。その間は休憩時間としてのんびりしていると、さっきの試験で戦闘した加ノ工さんとバッタリ出会った。もう一人の侍っぽい方は姉の方を見て自分と同じ反応をしていた。

「やほー藤丸君☆さっきぶり☆」

「どうも…」

「知り合い?」

「戦って逃げられた。姉こそ知り合い?」

「そっちと同じ。戦って逃げられたよ…」

各々戦闘経緯を話すと、加ノ工さんは指さして笑う。

「ぷぷー☆女の子相手に逃げるって佐村君それ無いよー☆」

「…うっさい。というか加ノ工さんだって人の事言えないじゃないか」

佐村君はイラついた顔をして、加ノ工さんを指摘する。

「…私は戦術的撤退を選んだだけだからノーカン☆」

「アウトだよ」

そんな2人を見て何か士傑って感じとは思えなかった。

「まぁ改めて自己紹介☆加ノ工創です☆よろしくね☆」

「あーうん。藤丸立希です。よろしく」

「佐村伊蔵…よろしく」

「藤丸立香です。」

お互い握手をする。別の所でも士傑高校のメンバーがA組メンバーと会合し、会話していた…けど夜嵐君と焦凍君は何か雰囲気が悪かった。特に夜嵐君は焦凍君に敵意を送っていた。何かあったのだろうか…

「それじゃあまた☆試験で☆」

「………それでは」

「あ、うん。」

加ノ工さんと佐村君と別れる…なんかあの2人、既視感を覚える…っと、そんな事考えてる場合じゃない。そろそろ試験の時間だ…切り替え無いと…

「むぅ……立希…さっきの子、だれ?」

「三奈さ―じゃなかった。三奈…?」

振り返るとそこには何か不機嫌な三奈がいた。

「試験だよ!ナンパ場所じゃないんだぞー!」

といかにも怒ってる仕草で自分に吠えて来た。とんでもない誤解だ。

「えぇ!?違うよ!?さっきのテストで戦闘しただけでって痛い!?熱い!?ちょ!酸纏って殴るのは本当にアブナイ!?」

何とか宥めようとした時―

―ジリリリリリリリリリリリリリリ!!!!!―

『!?』

警報のベルが鳴った

 

 

side立香

「焦凍君。」

「…立香」

「どうしたの?夜嵐君と会話して…なんか睨まれていた感じだったけど…」

先の夜嵐君と焦凍君の雰囲気が悪かった。少し気になって私は話しかけた。

「…いや、何でもねぇ。」

「…もしかして…エンデヴァーさん絡み?」

「…あいつは俺じゃねぇ。今は試験に集中だ。」

「………うん。そうだね」

またですか。またそういうのですかエンデヴァーさん。

「(でもまぁ今は関係無い。焦凍君の言う通り、試験に集中―)」

しようと深呼吸をした時だ。

―ジリリリリリリリリリリリリリリ!!!!!―

『!?』

警報のベルが鳴った

 

 

side三人称

『敵による大規模破壊が発生!規模は○○市全域建物倒壊により傷病者多数!』

突然の放送。これには受験者全員が驚き、慌てる。

「な、何だァ!?」

「演習のシナリオね」

「え!?じゃあ…」

「始まりね」

スタート合図なんて無く、いきなり試験開始。そしてまた控室が展開する。

『道路の損害が激しく救急先着隊の到着に著しい遅れ!到着するまでの救助活動はその場にいるヒーロー達が指揮をとり行う。』

控室が展開しきると同時に全員がフィールドに散らばる。

『一人でも多くの命を救い出す事!!』

二次選考の始まり。

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