僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order 作:小野屋陽一
side立希
「それじゃ、姉、行ってくる」
「ん…気を付けてね。」
「…分かってる」
連絡が来た次の日。朝早くからナイトアイ事務所に今回参加するプロヒーロー達と自分含めインターン組とビック3が集う。プロヒーローの調査結果から、エリちゃんは本拠地にいる事が分かった。そして既に八斎會が家にいる時間帯は張り込みによって調査が終わり、警察からの令状も出ている状態だった。
「さぁ、仕事の時間だよ。マギ」
「はい。ゴールドさん。」
A.M.8:00。警察署前。そこにはライオットシールドを持って武装した警察が大勢。そして自分達ヒーローがいる。当然、戦闘衣装に着替えている。
「―隠ぺいの時間を与えぬ為にも、全構成員の確認。捕捉等、可能な限り迅速に行いたい。」
サー・ナイトアイの調査結果から、八斎會邸宅には入り組んだ地下施設があり、その一室にエリちゃんが匿われている事。そして警察からの情報からは八斎會の個性登録をリストアップが言い渡される。
「決まったら早いっすね!」
「君、朝から元気だな…」
鋭児郎君は張り切り、環先輩はどんよりして…
「緊張して来た」
「探偵業のような事から警察との協力…知らない事だらけ」
「ね!不思議だね」
麗日さんは緊張していて、梅雨さんはいつも通りで、波動先輩ははしゃいでる。
「こういうのは学校で教えてくれなかったからなぁ…新人の時は苦労したよ…ハハ」
「成程…プロは落ち着いて慣れてますね…」
自分は深呼吸しながら落ち着くように努力する…それから、相澤先生―イレイザーヘッドは緑谷君のインターン場所のナイトアイ事務所と動く事に。最後に、警察の人からの連絡が来た。
「ヒーロー。多少手荒になっても仕方ない。少しでも怪しい素振りや反抗の意志が見えたらすぐに対応頼むよ!」
そしてゴールドさんからも自分に助言が送られた。
「マギ、これからする事は職場体験の比じゃない。くれぐれも気を緩めないで動いてね」
「っ…はい。」
「―それでは、出動!」
A.M.8:30。決行。八斎會の邸宅前。
「令状読み上げたらダーッ!!と行くんで!速やかによろしくお願いします。」
そう言って警察の一人がインターホンを押す―
「何なんですかぁ」
『!!』
―刹那、八斎會邸宅の玄関が内側から破壊される。そこから現れたのは顔を覆うカフスを被った巨大な敵。巨大な拳で玄関を破壊してそのまま特攻して来た!
「朝から大人数でぇ…」
「助けます」
「大丈夫ですか!?」
先の破壊によって数人の警察が上空へ吹き飛んだがイレイザーヘッドの『捕縛布』とデクの『身体強化』で受け止められ無事保護される。
「オイオイオイ待て待て!勘付かれたのかよ!!」
「いいから皆で取り抑えろ!!」
突然の攻撃。警察達の動きが出遅れる。
「少し元気が入ったぞ……もぉ~………何の用ですかぁ!!」
「離れて!!」
再度殴りかかって来る敵。しかしそれはリューキュウによって止められる。“個性”で巨大な『翼竜』に変わり、拘束された。
「―はい!今の内に!」
「サポート!」
「「はい!」」
その間に各々動く。リューキュウに続いてネジレチャン、ウラビティ、フロッピーがサポートに徹し、
「ようわからん!もう入って行け行け!」
「梅雨ちゃん麗日!頑張ろうな!」
「また後で!」
自分達も屋敷内へと突入する。
「行くよ!」
「はい!(でもその前に!) 来てください!『ルーラー』」
「―行きます!どうか、主の御加護を」
突入と同時に自分はルーラー、『ジャンヌ・ダルク』を召喚する。十字架を記したマントを羽織り、巨大な旗を持った金髪の女性。十七歳で故郷を発ち、奇跡とも呼べる快進撃を成し遂げたフランスを救った聖女だ。
「ジャンヌ!ここで皆の指揮系統維持!『宝具』も使っていいから!」
「はい。お任せを」
大勢の警察とヒーローが邸宅に突入する。だから混戦状態になる。ジャンヌの指揮能力を使えばきっと容易に解決できるはず…そうこうしている内にあっという間に邸内に入った!
「怪しい素振りどころやなかったな!」
「俺ァだいぶ不安になってきたぜオイ!」
ファットガム、ロックロックがぼやく。
「ここだ。」
ナイトアイが生け花を置いた場所に止まる。そこに地下へ続く通路があり、“個性”で見た通りの方法をすると扉が開く。
「「「「なァアんじゃてめエエエらアアア!!」」」」
その隠し扉から敵―ヤクザ達が襲い掛かって来た!
「一人たのむ!」
「ハイごめんね!」
「よっと!」
しかしプロヒーロー達は対処する。ムカデヒーロー『センチピーター』が“個性”『ムカデ』で特攻して来た敵の内二人を拘束。次に『バブルガール』が敵一人を“個性”『バブル』で目に当てて視野を潰して拘束。最後の一人をゴールドが『黄金ボール・網』を放って拘束。数秒で鎮圧した
「(速い…!)」
「先行ってください!すぐに合流します!」
バブルガールがそういい、自分達はすぐに地下に続く階段を下りる。そこには通路が…
「!」
「行き止まりじゃねぇか!道合ってるのか!?」
ロックロックの言った通り、直ぐ目の前に壁があって行き止まりだった。
「俺、見てきます!!」
ルミリオンが『透過』で壁をすり抜ける。裸にならないか不安になったけど、ルミリオンの戦闘衣装は個性発動に呼応するものらしく大丈夫のようだ。
「―壁で塞いでるだけです!ただかなり分厚い壁です!」
「治崎の『分解』して『治す』ならこういう事も可能か」
「来られたら困るって言ってるようなもんだ」
「そだな!妨害できてるつもりならめでてーな!」
壁にデクが『身体強化』で蹴り、烈怒頼雄斗の『硬化』した拳で殴り、破壊して道を開ける。
「―『シュートスタイル』っ」
「―『烈怒頑斗裂屠(レッドガントレット)』!!」
「出遅れたぁ…」
自分も動きたかったけど2人より後ろにいたから出遅れた。
「進みましょう…!」
ナイトアイの指示で奥に進んだ時だった。今度はぐにゃりと道、壁、天井が粘土のように歪む。
「!!道が…」
「マギ!」
「!」
地下に続く入り口が突如として塞がれ、ゴールドさん含めたプロヒーロー達と分断された。
「待て、これは!」
前を向くと、地下通路全体がうねって変わっていた。