僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order 作:小野屋陽一
side立香
雄英高校、1-A寮。ロビー。
「………………「立香?」!焦凍君…」
「…起きるの早ぇな……」
「うん…今日はちょっとね……」
まだ日の光が出てきたばかりの時間帯。ロビーのソファに私は座っていた。丁度その時、焦凍君と会う。…服装から早朝ランニングする為に早く起きたのだと分かる。
「……立希の事か?」
「うん。今日が決行日。さっき見送ったんだ。」
「…心配なのか?」
「違う…と言ったら嘘かな…家族だし、弟だし、心配はするよ…前日まで何か悩んでたし。こういう時っていつも変に悩んで、変な行動して、変に自己犠牲出すんだよ…はぁ…不甲斐ない弟……」
「………「けど…」…?」
私は焦凍君を見て言う
「やる時はやるよ。私みたいにね」
side三人称
「―で、行く。トドメは任せたよ!」
「っ……うん…分かった!」
短い言葉でマギはデクに『作戦』を伝え、デクは了承し、ルミリオンのマントを使って壊理を自身の身体に固定する。そして異形化した治崎が攻撃する前にマギが動く。
「『投影:ジャンヌ・ダルク・オルタ』…」
―より強く!…よ…―
ジャンヌ・ダルク・オルタ(水着)と憑依する。二本の刀を装備し、黒手袋をはめる…がしかし、マギは更に動く。
「邪ンヌ。もっと憑依(シンクロ)率上げるよ!!」
―はっ!私に合わせる事が出来るのかしら?でも…いいわ。面白そうね!!―
マギの姿が変わる。黒髪が白髪となり、瞳が金色へ変わる。そして首には黒のチョーカー、服装も戦闘衣装の上からジャケットに類似した服を羽織り、左胸、左腕の部分に赤い炎の模様が浮かび上がる。
「(考えすぎた…もっとシンプルに、もっと単純に…今の自分は……皆を…) 守りたい…っ『令呪よ。我が肉体に応えよ』!!」
マギ全身に大量の魔力が覆われる。
『―“個性”が成り立つこの世界を!理を壊す程の力が…それが壊理だ!!価値もわからんガキに……利用できる代物じゃない!!』
「マギ!」
「…価値?利用?代物?……さっきから人を物みたいに言って……人間は…エリちゃんは…物じゃない!」
『再構築』された巨大な『棘』がマギとデクに降り注がれる―が、その間、マギが動く。
「『失墜の魔女』―『ムール・ウ・テュ・ドワ』―」
マギとジャンヌ・ダルク・オルタの重なった声が響く。
「―『三つ首の黒竜よ、世界を喰らい尽くせ!―」
刹那、マギの左手に黒炎―煉獄の焔を収束させ、黒く揺らめく紫炎の火球を生成。その火球から三尾の黒竜を象った火焔を発射する!!
『!?』
黒竜を象った火焔は降り注がれる『棘』全てを破壊尽くし、そしてマギは異形化した治崎へ特攻。
―デク、自分は今から大技を放つ。あいつを空中に飛ばすから…―
「―焼却天理・鏖殺竜(フェルカーモルト・フォイアドラッヘ)』!!吹き飛べぇえええええ!!!!」
三尾の黒竜を象った火焔と共に、マギも治崎の懐に入り、一閃。憑依率を上げ、スキルの効果、火事場の馬鹿力が合わさり、憑依した英霊とほぼ同等の威力の『宝具』が放たれる!そして…マギがデクに伝えた通り、治崎は空へ吹き飛んだ!!
「っ~~~~~~行け!デク!!」
side立希
「カッ……ハァ………!」
『―どいつもこいつも大局を見ようとしない!!』
何とか『宝具』を放つことが出来た。けどその反動で身体に激痛が走る。特に左腕。『投影』は『解除』され、『宝具』放つ時に大量の魔力を消費した。多分召喚していたジャンヌは消えてる……体力尽きて、受け身が碌に取れず不時着する。
『俺が崩すのはこの“世界”!!その構造そのもだ!!目の前の小さな正義だけの…感情論だけのヒーロー気取りが…俺の邪魔をするな!!』
ぼやけた視界。全部聞き取れなかったけど叫んで言い放つ治崎。多分自分が放った『宝具』で壊された身体を『再構築』してデクに反撃してる…けどそれが攻撃のチャンス…
「(治崎…必ずダメージを負ったら『分解』して『回復』する…そこが『隙』だ…そして身体強化最高値のデクなら…その『隙』を突く事が出来る!!) 回復は…出来ない…「マギ君!!」」
「っ…大怪我…大丈夫!?…」
ウラビティの声が響いた。既に自分は視界が見えてない。
「ウラビティ…デク…は?」
「デク君は…!!治崎を殴り飛ばしたよ!!」
その答えを聞くと同時、地面に衝撃が走る…デクが勝ったと分かった…
「(自分が『宝具』放って敵を上空へ飛ばして『隙』を作って、デクが叩く…) こんなの…作戦じゃないなー…―」
「!?マギ―」
自分は意識を手放した…
憑依率
0% 普通
20% 英霊の武装
50% 英霊の部分衣装や姿
100% ほぼ英霊姿。宝具可
100%オーバー 英霊クラス
普段は20%~50%使用。あくまでイメージ