僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order 作:小野屋陽一
side三人称
病院内にて…
「―ナイトアイ…!!」
「オール…マイ…ト……死で…ようやく合う気に……?」
「返す言葉が見つからないよ…私は君に…ひどい事を…」
重症状態のナイトアイにオールマイトが来る
「ナイトアイ…!ダメだ生きて…!頑張って!」
「サー!ナイトアイ!」
更に、緑谷、ミリオも急いで駆け付ける。
「……ミリオ」
「ダメだ生きて下さい!死ぬなんてダメだ!!」
「…手の施しようがなく…正直…生きているのが不思議な程…」
「「「っ…」」」
医者の言葉に全員が言葉を失う…
「こうもなってしまっては治癒では何ともならない―「まだ生きてるなら。大丈夫です。」」
『!?』
絶望に満ちていた時、更にもう一人入って来た。
「君は…どうしてここに…」
「―出来の悪い弟に呼ばれたんですよ。『キャスター』」
「―オペの時間だ。成程。治療し甲斐がある」
side立希
「アホ」
「サーセン」
『宝具』を放ち、意識を手放した。そして次に目が覚めると病院の一室で寝ていた。窓から景色を見ると既に夜。そして自分が寝ている部屋に姉が入って来て。開口一番に罵倒された。
「何やってんの?「イタッ!?」人命救助に自分が怪我負ったら意味ないじゃん。「ちょ!?怪我した腕つつかな―イダイ!!」アレなの?自己犠牲?ふざけてるの?「至って真面目で―イダッイダイ!!」真面目だと尚の事馬鹿なの?「や、止め―」ああ、バカね。「ヤメロォオオ!!!」」
いつになく姉からの毒舌が来る。しかも『宝具』を放って大火傷した左腕を突つかれながら言われるから肉体的に、精神的にダメージが来る。何とか突かれるのを止めてもらう
「こ、これでも自分なりに頑張ったんですぜ?姉様」
「…へぇ…」
「そ、それに、『投影』も今まで以上にシンクロ率上げれる事が出来たのですよ?」
「…それがこの結果なの?」
「…い、exactly!その通りでござ―「フンッ!」イイッ↑タイ↓ウデガァァァ↑!?!?!?」
よ、容赦無く怪我した腕を叩かれた!?めっちゃ激痛走るぅ!?!?!?
「はぁ…ふざけるくらい回復してよかったよ……ホントに……良かったよ…」
「……ごめんなさい。」
「はぁ……別にいいよ……お疲れ」
「ん」
結果として、事件は終結した。自分が気絶した後、エリちゃんの“個性”が暴走したけど、相澤先生がエリちゃんの個性を『抹消』し、今は安静にしてる。他の皆も、戦いで怪我した人達は大学病院へ搬送されたのだった。鋭児郎君、天喰先輩、ファットガムが包帯だらけだったけど無事でよかった…
「…ナイトアイは?」
「…大丈夫、生きてる。アスクレピオス呼んで治したから。」
実は気絶する前に、姉に連絡して要請してたりする。箝口令?姉も関係者だからセーフ。
「いきなり連絡来て驚いたよ。学校休むの地味に大変だったし…」
苦笑いするしかない。でもそれで人一人分の命が守れたならいいでしょ…でもナイトアイのヒーロー活動は無理らしい。右腕損失と腹部損傷により体力低下…五体満足じゃないのが悔しい所…
「…それでも、死者数0何だから。立希、お疲れ」
「姉こそ。迷惑かけたね…」
「何を今さら」
「ウン。ソダネ…」
一夜明けて退院日。左腕の大火傷は後遺症無く完治。リカバリーガールの『治癒』はスゴイ。
『―犯人護送中の襲撃事件という前代未聞の失態。重要証拠品の紛失も確認されており、警察への批判が高まっています』
「嘘……もしかして敵連合が?治崎を…?」
「朝のニュースからずっとこの話…」
ニュースを見つつ、退院準備を終え、姉と一緒に部屋を出ると…
「やぁ、藤丸姉弟」
「おはよう!二人共!」
「ミリオ先輩。それと―」
「ナイトアイ…」
車イスに乗ったナイトアイに、その車イスを押しているミリオ先輩に出会う。
「君達には感謝している。実際、私は死ぬ一歩手前だった…」
「僕からも感謝するよ!!サーを救けてくれて……ありがとう!!」
そう二人からものすごく感謝された。自分と姉は慌てる。
「い、いえいえ!別に私が治したわけじゃないですし!お礼ならアスクレピオスに伝えますよ!」
「そうです!それに…窮地だったとはいえ、無理やり凍結状態にして…すみません…」
「フッ…姉弟共に素直に受け取らないな…」
「サー、少し笑いましたね」
そんな会話をする。
「…ヒーロー活動は?」
姉がそう聞くと、サーは少し顔を暗くしつつも答える。
「…引退だな…この姿だ。活動は絶望的に困難…が、ヒーロー事務所は止めない。サイドキックが多くいる。センチピーダーに引き継がせ、私は裏方でサポートに徹する。それに…まだミリオには強くなって欲しいからな…」
「ああ。僕ももっとサーに教えてもらいたい。あなたが教えてくれたから強くなれたんだから!」
「…その…『個性が消えて』も…ですか?」
今度が自分が訊くとミリオ先輩は元気よく答える。あの戦いで、先輩は薬を撃たれた。
「勿論さ!それに…今後もしエリちゃんが“個性”をしっかり扱える様になったら『“個性”を持ってる状態』まで『戻して』もらえないか頼んでみる!それがかなわないなら色々試してみるよ!」
「…大丈夫だミリオ。お前は誰よりも立派なヒーローになる。」
そんな2人を見た自分は心底ほっとする…本当によかった…
「だからさ!二人も笑って行こうぜ!」
「「―はい!」」
学校に戻ってから、色々と調査や手続きが立て続けに来て、結局寮に帰ってこれたのは夜だった。緑谷君達も同じ理由で道中バッタリ出会う。因みに姉はさっさと帰って既に寮にいる。自分含め、5人同時に寮に入ると―
「帰えってきたァァァァ!!!奴らが帰ってきたァ!!」
「大丈夫だったかよォ!!?」
「ニュース見たぞ!おい!!」
「皆心配してましたのよ」
「大変だったな!」
「お騒がせさんたち☆」
「まぁ兎に角ガトーショコラ食えよ!」
峰田君筆頭にクラスメイトが迎えてきた。
「お前ら毎度スゲェことになって帰ってくる!怖いよいいかげん!!」
「あ、あはは…」
「ワリィな…」
「無事で何より。」
「無事かなぁ…無事…うん…」
「お茶ちゃん!梅雨ちゃん~~!!」
「わっ!透ちゃん!」
「ケロ、心配かけたわ…」
玄関前で賑わう。途中飯田君が静止したけど緑谷君が大丈夫と言うと再度賑わう。
「立希」
「三奈。ただいま。」
三奈にそう言うと…若干怒ってるような仕草をしていた。
「立香から聞いたよ。また無茶したって」
「うぐ…痛いところを…」
「切島もそうだけど、無茶しすぎ!心配する方の身も考えてよね!」
「ぜ、善処します…」
わいわい騒ぐ中、爆豪君と焦凍君が途中退出した。どうやら明日、仮免試験の講習があるとの事。頑張って合格して欲しい…
「二人程抜けたけどインターン組の帰還を祝うぞー!」
『おー!』
こうして、内容が濃いインターンが終わった…
ナイトアイさん生存。でもリタイア。