僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order   作:小野屋陽一

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第52話

side立希

インターンが終わっていつの間にか10月を迎える。爆豪君と轟君は仮免の補講に行って、ナイトアイ事務所はセンチピーダーが引き継ぎ、エリちゃんは意識回復したと相澤先生に聞いた。そして今はいつもの学校生活へと戻る。今は数学の授業だ。

「アマリ美シイ問イデハナイガ…コノ定積分ヲ計算セヨ」

「(うっわ出たエクトプラズム先生からの難問。いくら得意な数学でも難しいな…)」

「…………………」

前に座ってる姉は…あ、止まってる。何か頭から湯気でてる幻覚が見えた…

 

 

side立香

立希達が戻って来ていつもの学校生活へと戻る。一応、立希からはの必殺技の憑依率の上げ方を教えてもらい、私も向上に成功した……で、今は―

「文化祭があります」

『ガッポオオォイ!!』

ガッポイ―つまり学校っぽいの略。学校行事が始まるのだった。

「文化祭!」

「何するか決めよー!」

「いや良いんですか!?この時世にお気軽じゃ!?」

「もっともな意見だ。しかし雄英もヒーロー科だけで回ってるワケじゃない。」

相澤先生が言うには、体育祭がヒーロー科の晴れ舞台だとしたら文化祭は他科が主役。注目度は比にならないけど彼らにとって楽しみな催しと教えてくれる。

「―そして現状、寮制をはじめとしたヒーロー科主体の動きにストレスを感じてる者も少なからずいる。だからそう簡単に自粛するワケにはいかないんだ。」

という事で、1クラス1つ出し物をする事になった。飯田君進行役、ヤオモモが書記をする。

「―ではまず候補を挙げていこう!希望ある者は挙手を―『ハイハイハイハイハイハイ!!!』ぐっ…なんという変わり身の早さだ…ええい必ずまとめてやる!!」

そこから怒涛の意見が挙げられる。全ての意見を飯田君は捌く。

「メイド喫茶!」

「メイド…奉仕か悪くない!」

「温いわ!オッパ―」

しばらくお待ちください。

「おもち屋さん」

「寒い時期にはピッタリだ!」

「腕相撲大会!」

「熱いな!」

「ビックリハウス!」

「わからんがきっと面白いんだろうな!」

「クレープ屋」

「食べ歩きには持ってこいだ!」

飯田君が全て捌いた結果、黒板に全員分の意見が映される。

・メイド喫茶・コント・お勉強会・オッパブ

・腕ずもう大会・郷土史研究発表

・ヒーロークイズ・演舞発表会

・ビックリハウス・殺し合い(デスマッチ)

・手打ちそば屋・占い屋・おもちやさん

・ふれ合い動物園・僕のキラメキショー

・アニメ・漫画鑑賞・暗黒学徒の宴

・タコ焼き屋・かえるのうた合唱・ダンス

・アジアンカフェ・クレープ屋

「不適切・実現不可・よくわからないものは消去させていただきますわ」

「あっ」

「無慈悲っ」

「は?」

「ハナから聞くんじゃねーや」

青山君、常闇君、峰田君、爆豪君が反応する…まぁ4人の意見は大なり小なり問題ある…特に峰田君はアウト。

「郷土史研究発表もなー地味だよねぇ」

「くっ…総意には逆らうまい!」

飯田君の意見も反対される。

「勉強会はいつもやってるし」

「お役にたてればと…つい」

ヤオモモはどんまい…結局、この時間で決まらなかった。寝ていた相澤先生が起き上がる

「実に非合理的な会だったな。明日朝までに決めておけ…決まらなかった場合…『公開座学』にする」

『こ、公開座学!!』

それは最悪な文化祭だ……

 

寮に戻り、皆で再検討する。けど全員じゃない。インターン組は補習で爆豪君は寝た。飯田君とヤオモモを中心に何をするか話すが…中々決まらない。

「落ち着いて考え直してみたが…他科のストレスを発散の一助となる企画を出すべきだ。」

「そうですわね…ヒーローを志す者がご迷惑おかけしたままではいけませんもの…」

そうなると私達だけが楽しいだけじゃダメ…体験系となる…

「―ダンスで良いんじゃねぇか?」

ここで意外にも焦凍君が発案した。

「超意外な援軍が!!」

「なんかあっただろ…バカ騒ぎするやつ……ああ、こういうやつだ。」

パソコンを操作し、焦凍君が見せて来た動画はステージにてバンドを組み、歌、ダンスをしている動画だった。

「轟から出る発想じゃねーーーー!!!」

「……仮免補講からの連想なんだが」

「どんな補講だったの…?」

爆豪君と焦凍君が…ダンス……なんかちょっと見てみたいかも…

「なるほど……」

「いけんじゃね!?」

「私ダンス教えられるよ!」

「ツーステップ☆」

「ダンスとはリズム!“極上の音”にノるんだ!!」

焦凍君の意見は中々理にかなっている。ダンスは青山君や三奈ちゃんが得意。演奏は…ヤオモモや耳郎ちゃんが得意。

「音楽と言えば―」

「っ!ウチ!?」

案の定、皆が耳郎ちゃんを注目する。

「耳郎ちゃん演奏上手いし何より音楽してる時とっても楽しそうだよ!」

「……でもウチのは本当に只の趣味だし…表立って自慢できるもんじゃないっつーか…」

耳のイヤホンジャックを弄る耳郎ちゃんだけど上鳴君、甲田君らが耳郎ちゃんを励まし…

「あんなに楽器できるとかめっちゃカッケーじゃん!!」

「人を笑顔にできるかもしれない技だよ!十分ヒーロー活動根ざしてると思うよ!」

「………ここまで言われてやらないのも…ロックじゃないよね…」

『おおーーー!!』

決まりのようだ。A組の出し物は―

「生演奏とダンスでパリピ空間の提供だ!!」

 

「―ん?」

ふと、パソコンを見る。次の動画が再生された……何か聞き覚えのある音楽と見た事がある紫髪の女性―

『BB~♪チャンネ―(ブッ』

「…………………」

見なかった事にしよ……

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