僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order   作:小野屋陽一

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第54話

side立希

休日。つまりは文化祭に向けて練習だ。自分はダンス隊に所属。三奈がリーダーとなり、ダンス隊の技術を向上させる…が…

「ん~~~~上手くいかな~~~~い!!」

「まぁ…素人集団だしなぁ…」

自分含め、本格的な踊りを皆した事が無く、バラバラだ。

「まず基礎を固めないと!でも私一人じゃ…」

三奈はうんうん唸って考えている……よし

「来て。『アサシン』、『ランサー』」

「―あら?踊り?ふふ、楽しみましょ♪」

「―あなたが私に頼る以上、最高のパフォーマンスを見せてあげる」

アサシン、『マタ・ハリ』とランサー、『ラムダリリス』を呼び出す。ヒラヒラの多いオレンジ衣装を着た女性にペンギンのパーカーを来た女性が現れるからダンス隊の皆驚く。

「ぺ、ペンギン!?」

「アレ?体育祭で見た女子じゃね?」

「すっごい美人…」

「うひょー!来たぁああ!!」

「え、立希?」

自分が突然、英霊を呼び出したから困惑する三奈。自分は説明する。

「一応、踊りに長けた人を呼んだ。マタ・ハリ姉さん、ラムダリリス、自分達にダンスの基礎教えてくれない?」

「ええ♪皆に魅せる踊りを教えてあ・げ・る♪」

「とびきりエッジを利かせてあげるわ!マジ光栄に思いなさい。マジすごいから」

そう頼むと、二人は早速行動してくれる。

「これで、自分と皆の踊り方が向上するでしょ?」

「ありがと立希!よっしゃー!絶対成功させるぞー!!」

 

 

side立香

私達、バンド隊は―

「うんうん!そこは強く!そこは弱く!いい曲には、女神の加護が宿るものさ!」

曲が決まったから直ぐに演奏し、合わせる。だから私はキャスター、『ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト』を呼び、指揮をしてもらい、向上させる。黒い衣装を身に纏い、指揮棒を優雅に振るう。

「まさか世界有数の天才作曲家にして演奏家のモーツァルトに私達の演奏を見てもらうなんて…感動ですわ!」

「つーかやべぇ…現代楽器にもう慣れてやがる…」

モーツァルトの音楽の才能に皆は驚愕し、歓喜する。

「アマデウス、さっきの演奏はどうだった?」

「ふむ…やはり個人の力量の差がありすぎてまだ調律が合っていない…しかし僕はオルフェウスの導きし音楽魔術、その極みをお見せしよう!」

「協力感謝」

「ケッ…おいモブ女、そいつはいつまでいんだ?」

「…あはは……それでいつまでいるの?」

爆豪君の言葉に、私は部屋の隅に視線を送る。実はもう一人呼んでいた。一応、歌詞作りの助力になってくれるかと思ったけど…相変わらず捻くれ者で厭世家…結果的に駄目だった

「…何だマスターその目は。俺のことなぞ無視してろ。それよりネタをくれネタを。」

キャスター、『ハンス・クリスチャン・アンデルセン』…詩人で童話作家だからいいと思ったけど…性格の事を忘れていた…帰ってもいいのにさっきからずっと隅で本書いてるだけだ…

「んだこのガキ…」

「過度の期待はよしてもらおう。能書きはいい、さっさと働け。その分俺が楽をできるからな」

「んだとぉ…」

「アンデルセン煽らないで!はぁ…失敗した…」

アンデルセンの言葉に爆豪君キレそうになる…さっきからこの2人のおかげで内心ハラハラしている。

「アンデルセン…『人魚姫』や『マッチ売りの少女』など世界三大童話作家のひとりですわ!」

ヤオモモはすごく興奮している。有名だからね…兎も角…

「ひたすら殺る気で練習ぅう!!」

 

 

side立希

午後もダンス練習をしていると…

「―どうれ…登場一発ギャグで一笑いかっさらって…」

「通形先輩?」

寮の茂みから通形先輩が出てきた。そして―

「……って!え!」

「「「「エリちゃん!!」」」」

「デクさん……えと…マギさん…?」

インターン以来のエリちゃんが来た。見たとおり元気になっている。角も短い。

「あれ、自分の事覚えてるの?」

補習があった時、相澤先生伝いからエリちゃんは緑谷君と通形先輩を気にしていたと聞いてたけど…

「えっと…腕…怪我……大丈夫……ですか?」

「ああ…うん。大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。改めて、マギこと立希。よろしくねエリちゃん」

「…ん…」

何この子ええ子や…挨拶して握手する

「でもどうして学校に…?」

「え!?何なに先輩の子ども…!?」

「素敵なおべべね」

「かっかっ可愛~」

エリちゃんが来た事でワイワイはしゃぐ。そこに相澤先生もやって来た。

「校長から許可が下りた。びっくりしてパニック起こさないよう、一度来て慣れておこうって事だ。」

前に緑谷君がエリちゃんを文化祭に招待するって言ってたっけ…彼女の“個性”が暴走しないために事前に来させたって事か…

「エリちゃん…インターンの子か!俺は飯田!よろしく!」

「オイラ峰田。10年後が楽しみだ」

「……………(ペコ」

エリちゃんは通形先輩の後ろに隠れてから一礼する。

「照れ屋さんなんだよね!」

「照れ屋さんか」

「というわけでこれから俺、エリちゃんと雄英内を回ろうと思うってんだけど、緑谷君もどうだい!?」

「おーいダンス隊!ちょっと話が…ってエリちゃん!!?」

「え、あの子来たの?」

演出隊とバンド隊が出てきた。

「オッスオッス!って俺のことは知らねーか!切島だ!よろしくなエリちゃん!」

「じゃーちょっと休憩挟もうか!ティータイム!」

「藤丸君もどうだい?」

「いえいえ、緑谷君と先輩、二人で十分ですよ…エリちゃんもそれでいいよね?」

「…大丈夫…です…」

こうして通形先輩と緑谷君はエリちゃんを連れて校内を回りに行き、自分達は休憩するのだった。休憩時に、自分は姉と話をする。

「姉どう?演奏の方は」

「…まぁボチボチ…アマデウス呼んで指揮してもらってる。そっちは?」

「マタ・ハリ姉さんとラムダリリス呼んで踊りの基礎学んでる…後で焦凍君に地面凍らせてラムダリリスのスケート見せて踊りの参考にしてもらおうかな…?」

「どうだろ…ダンスとスケートって違うんじゃない?」

「…いっその事演出隊として自分達の英霊達を召喚―「魔力消費で私達が倒れるからダメ」ですよねぇ…」

それから一週間…必死に自分達は文化祭に向けて頑張る…

 

 

side三人称

ある場所のビル屋上に3人の影―

「―再生数が伸び悩んでるわジェントル!」

背の低い女性が癇癪をあげ―

「やっぱりもっと大きな事したほうがもっと人の目を集められるわ」

その女性より少し身長の高い女性が静かに提案し―

「―偉業とは行動の意味…時代への問いかけさ。ラブラバ、アラネア…探してるのさ。私をもっと偉大にしてくれる案件を」

二人より高身長の男性がティーカップに紅茶を注ぎながら言うのだった…因みに、注いでいた紅茶は強風でずれ、全てティーカップから零れる

「―アッツ!?何するのジェントル!あーもうお気に入りの衣装がベトベトに…」

「ジェントルはティーブレイク中なの!でもそんな姿がカッコイイわ!」

「仕事終わりの紅茶もアッツ…」




ヤクザ編で弟が活躍(?)したなら、姉も活躍しないとね。
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