僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order 作:小野屋陽一
side立香
「メンゴね常闇。浅田飴いる?」
「ゴホ…情けは無用…!ゲホゴホ「リカバリーガールにお薬もらおうね」」
試合終了後、小森さん復活。でも黒色君は全身火傷にて、気絶しているヤオモモと共に救護ロボに搬送される。
「被害がえげつないですね」
「ヒーロー科の訓練とはこういうものだ…しかしちょっと壊しすぎたな」
「吹出!拳藤!そして藤丸姉!分かってると思うが被害は最小限に!」
「「「はい…」」」
先生からの講評…というか注意をされた。確かに戦闘した場所は崩れ落ち、焼け残った跡が痛々しく刻まれている。うん、やりすぎた。まぁバーサーカー召喚した時点で被害甚大になるのは確定なんだよなぁ…
「姉お疲れ。惜しかったね」
「ん。はぁ…疲れた」
試合が終わったから皆の元へ戻る。立希が私に話かけて来た。
「でも姉にしてはよく考えて戦ったんじゃない?いつもだったらゴリ押しだったでしょ」
「まぁ…ぶっちゃけ負けたくないっていう気持ちでいっぱいいっぱいだったよ…やっぱり仲間がやられると精神的に来る。立希も覚悟しておいた方がいいよ」
「了解」
それからステージ移動も兼ねて、少し休憩を挟む事になった。私はヤオモモの付き添いとして医務室へ向かう。
side立希
休憩時間も作戦を練る事に。緑谷君中心に考える。
「当たり前だけど、皆“個性”だけじゃなくて、精神面での成長が“個性”を更に強くしてるんだね」
「書くなぁ~」
「ま、オイラには及ばんけどな!」
緑谷君はノート色々メモしながらそう呟く。
「でもウチらの相手、結構強いよ…心操の『洗脳』があってあの物間!たしか相手の“個性”を『コピー』するんでしょ!?」
「ウチらの“個性”を『コピー』されると手強いなぁ…」
少し不安げの麗日さんと三奈。そこに自分が入る。
「あ、それなんだけど…自分の“個性”はコピーされても使えないよ。断言できる。」
「「「「え!?」」」」
「藤丸君詳しく!」
緑谷君がものすごく喰いついた。そういや個性の考察とか対策を考えるのが好きだったね…
「了解。それじゃあ自分と姉の“個性”『英霊召喚』を詳しく教えてあげるよ。まぁ今まで見てきた通り、自分と姉は『英霊を呼ぶ』。だけど、実際は『許可』を取ってるだけなんだよ。」
「許可?」
「交信してるともいう。簡単に言えば、自分が呼びたい人物に『召喚したいから来てくれない?』って送る。で、受信した人物―つまり英霊が『いいよ』と許可を取ったら『召喚可能』になるんだよ。」
「成程…藤丸君や藤丸さんはその英霊達と電話してるイメージで…」
「Exactly。しかもお互いに『絆』が無いと『召喚不可』。だから物間君が『コピー』して『召喚』しても物間君と英霊との『絆』は無いから英霊達は誰も受け付けないって事」
「初めて知った!」
「初めて教えたからね…(ま、まだ教えてない事あるけど)」
その後、緑谷君がオールマイトに呼ばれ、遠くで内緒話していた。
side立香
「おしかったね。ヤオモモ」
「そうですね…でも立香も最後奮戦したと聞きましたわ。」
「うん…諦めたらそこで終わりだしね。やるだけやったよ」
復帰したヤオモモと一緒に戻る。丁度いいタイミングで第3試合が始まる。
「第3セット!準備を!」
「飯田さん達を応援しましょう!」
「うん。」
頑張れ、焦凍君…
『―なら当然!更地にするよなァ!!?』
『馬鹿の考え!!』
第3試合、開始早々、鉄哲君がパイプだらけの道を壊しながら正面突破。さっきの反省聞いて無い…で、A組も動く。一気に焦凍君の『氷結』が襲う。しかも視界を遮らないように氷塊じゃない。改良されていた。氷結で動きが鈍くなったB組メンバーを一網打尽するのが作戦らしい…飯田君が動こうとした時、画面に映ってる場所がいきなりドロドロと柔らかくなっていく。
『氷結ブッパは安い手じゃん』
『サンキュー!柔造!反撃が柔軟だぜ!』
骨抜君の“個性”『柔化』でB組の拘束が解ける。しかも彼の周囲が柔らかくなって隠れていた尾白君も見つかる。
「即興だよな…読みがいいのか骨抜の奴…」
そのまま動けるようになった回原君が尾白君と会合。飯田君が助けに動こうとしたけど骨抜君が足場を『柔化』して阻止する。
『俺達の連携を断つ気か…!!おのれ敵狡猾なり!!』
「設定に入り込むね」
更にB組の追撃。角取さんの“個性”『角砲(ホーンホウ)』が障子君を襲い、焦凍君には鉄哲君が迫る。このままB組の有利になるか…と思ったらそうでもなかった。
『―10分!誰も俺を止められない!!』
『柔化』で埋められた飯田君が新技で復活した。よく見れば彼の足のマフラーが普段より大きく、かっこよくなっていた。個性伸ばしで『レシプロ』の馬力を底上げしたらしい。
「はっや…」
『ただし!制御しきれない!!』
別の場所にて、尾白君と回原君が近接戦闘をしている。
「普通に戦っている!」
「普通に押され気味だが尾白だって今までの尾白じゃねぇ!頑張れ!」
『ぐっ!』
そこに飯田君が突入。骨抜君を見失った代わりに援護としてきた。ものすごい速さで回原君を捕まえて牢獄へと向かった。
『んの野郎…!』
『“俺拳”!!』
「(焦凍君!)」
また別の場所にて、焦凍君と鉄哲君が戦闘。『氷結』を物ともせず壊しまくる鉄哲君。今度は『炎』で攻める焦凍君だけど鉄哲君はものともせず……
『鉄哲!轟を捕えて逃がさない!!圧倒的な近接に範囲攻撃も出す暇なし!』
それでも…焦凍君は諦めてない。『炎』の火力を更に上げた。熱でカメラが溶けるぐらいに…
「おいおい…藤丸姉が呼んだあの鬼が出していた火力以上だぜ…」
それは言わないで…付近に障子君、尾白君が集い、角取さんを何とか確保…と同時に地面から骨抜君も参戦。周囲を『柔化』させ焦凍君達にパイプを落下させ直撃させる。
『今度は!!外させないぞ!!』
更に飯田君も参戦。あの速さで蹴りをくらった骨抜君。気絶する―
『鉄哲!これを押せ!!』
「これは……!!」
最後の力。『柔化』した建物を鉄哲君が殴り倒し、動いていた飯田君に直撃した
「全員ダウン!?」
その後、角取さんが尾白君を無理矢理投獄して1-1。そして『角砲』を使って気絶した仲間と、そして自身を空中に飛ばす―
『Sorry』
そのまま時間が経過し、引き分けになった…